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寺山修司の生誕70周年を記念して「ジャパン・アヴァンギャルド〜アングラ演劇傑作ポスター展〜」が開催されていると聞いて、今日見に行って来た。会場では30年以上も昔に時計の針を巻き戻し、しばし懐かしい追憶の時を楽しんできた。
1960年代後半の演劇は、旧態然とした新劇とはまるで異質な世界を創造することを目指したアングラ演劇(小劇場運動)が独特の世界を創りあげていた。寺山修司の天井棧敷、唐十郎の状況劇場、鈴木忠志の早稲田小劇場、佐藤信の黒テント、串田和美の自由劇場らが、それまでにない実験的な舞台を繰り広げていった。
そして、アングラ劇団の旗印として登場したポスターがアングラ演劇の先導的役割を果たし、時代を挑発した。このアングラ演劇のポスターには、横尾忠則、粟津潔、赤瀬川原平、宇野亜喜良、金子國義、篠原勝之、井上洋介、及川正通などが参加し、彼らの手によるポスターは時代を越えて今も輝いている。
そこで、この「蔵出し映画缶は1960〜70年代のビジュアルに見る」がコンセプトなので、各アングラ演劇の「チラシ」で当時のアングラ演劇(小劇場運動)活動を回顧してみたい。
追って、今日の5月4日は寺山修司の没23回忌の命日である。
アートシアター演劇公演、アンダーグラウンド蠍座演劇公演などを追加しました。
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