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一路、東北へ |
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■5:36
未明に家人の「yayo」と相模原の自宅を出て、圏央道・東北道をみちのく目指してひた走る。
「泉PA」で休息をとる。
・・・空が白んで来た。 |
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■6:11
「長者ヶ原SA」で、天ぷらそばの朝食を摂る。 |
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大湯ストーンサークル館 |
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■9:02
最初の見学地、世界遺産の「大湯環状列石」の「大湯ストーンサークル館」に到着。
9時の開館にドンピシャリだ。 |
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■9:09
まず、最初に見たかったのは、この土版だ。
この土版は、縄文人が数を表現することを発明した事実を伝える重要な遺物。
口が1、目が2、右胸に3、左胸に4、真ん中に5。さらに、裏の背中に6だ。
・・・何よりも、この表情がなんとも可愛い。ちなみに愛称は「どばんくん」という。 |
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■9:10
土偶。
大湯環状列石 縄文時代後期 |
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■9:13 大湯環状列石から出土した、縄文時代後期(約4000年前)の土器が並ぶ。 |
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■9:13
土器の内部に、絵が描かれているのは珍しい。 |
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大湯環状列石 |
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■9:21 ボランティアガイドの人と一緒に「大湯環状列石」の見学に向かう。「ふうみん」がこの遺跡を見学したのは、四半世紀も昔になる。 |
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■9:28
万座環状列石の直径は52メートルもあり、現在発見されている中で日本で最大級のストーンサークル。
組石は48基で、中央の立石は大湯の東方約7~8キロも離れた安久谷川から運んだと推定されている。 |
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■9:31 道路を挟んで反対側にある「野中堂環状列石」の直径は44メートル、組石は44基。昔はなかった建物が再現されていた。
この二つの環状列石の中心の石と日時計状組石は、一直線に並ぶような配置となっている。この直線上は夏至の日没方向と一致しているという。 |
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■9:36
ガイドの方が、自分が案内した人にだけしか教えないという、4本の立石が一直線に並ぶ場所。 |
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■9:39
5本柱建物跡は、祭祀場と考えられる。 |
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■9:43 ガイドの方が、遺跡のバックにある美しい山並みが見えないのをしきりに残念がっていた。 |
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■9:46
駐車場に向かうと、大湯ストーンサークル館の上にこれから向かう「黒又山」が頭を出していた。 |
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黒又山 |
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■9:53 「黒又山(クロマンタ)」は、標高280メートルのきれいな三角形をしている。この山は古代のピラミッドとの説があり、大湯環状列石との関連の可能性が指摘されている。 |
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■9:56
黒又山に登るには、この本宮神社の両部鳥居をくぐった参道から入る。
山麓には、縄文遺跡の堤尻I遺跡・堤尻II遺跡・堤尻III遺跡がある。 |
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■9:56
鳥居の横にある猿田彦の石碑。
黒又山は1992年から1994年にかけて、同志社大学の研究グループを中心とした「黒又山総合調査団」によって考古学的調査が行われた。 |
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■9:57
地中をレーダーで調査したところ、西側斜面の断面状況図は階段を示した。
山全体が階段状のピラミッドに似た7〜10段の階段に加工されていることが明らかになったという。
歴史のロマンを強く感じる場所だ。 |
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黒石へ |
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■10:28 「七滝郵便局」の前から眺めた晩秋の風景。 |
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■11:46
昼食に「つがるの食彩 野田」に入る。
黒石のB級グルメ「つゆ焼きそば」を食べてみよう。 |
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■12:03
つゆ焼きそば、太くて平たい太平麺のソース焼きそばに、つゆがかかっている。
何とも言えない味だ。
多分、数か月もすると懐かしくまた食べたくなるだろう。 |
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青森市小牧野遺跡保護センター 縄文の学び舎・小牧野館 |
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■12:54
世界遺産「小牧野遺跡」の青森市小牧野遺跡保護センター「縄文の学び舎・小牧野館」に到着。
この建物は、平成24年に廃校になった野沢小学校を使用している。 |
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■13:01
中央の土器は、赤色顔料が塗られている。
合子沢遺跡 縄文時代晩期
後ろの土器は、彩文土器。
稲山遺跡 縄文時代後期 |
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■10:43 遮光器土偶があった。頭だけとは残念だ。 |
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■13:04 板状土偶が多いのは、青森を感じるネ。 |
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■13:14
土偶。
小牧野遺跡
縄文時代後期
右側の大きな土偶は、明後日に見学予定の「大館郷土博物館」のアスファルト目のガンダム土偶に似ている。 |
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■13:18
狩猟の場面を描いた土器。
山野峠遺跡 縄文時代後期前半 |
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小牧野遺跡 |
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■13:34
縄文の学び舎・小牧野館から、1.5キロ離れた、「小牧野遺跡」のどんぐりの家に到着。
途中の道は悪く、改善が必要だ。 |
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■13:38 小牧野遺跡は、八甲田山西麓に広がる荒川と入内川に挟まれた、青森平野を一望できる標高80〜160メートルの舌状台地上に立地しているストーンサークル。「ふうみん」が四半世紀前に訪れた時は、原野に石が散乱しているだけだった。 |
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■13:39
日時計を思わす立石。
先ほど見学した大湯環状列石を思い出す。年代も約4千年前と同じだ。 |
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■13:40 この環状列石は、遺構の中で最も高いところに斜面を平らに造成して作られた。独特の石組みは「小牧野式配列」と呼ばれている。
中央帯が直径2.5メートル、内帯が直径29メートル、外帯が直径35メートルの三重の環を描くように配置され、その周りを囲むように直径約4メートルの環状配石や一部四重となる列石などが配置されており、全体では直径55メートルになる。 |
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■13:43
内帯の中に2つの立石が並んでいる。
右側の立石には、「嘉永七年八月 馬頭観世音 願主新山久助」と彫られている。
「小牧野」の地名の由来は、この辺り一帯は江戸時代から馬の放牧場として使用されていた事による。
この馬頭観音碑は、放牧場の馬の供養のために建てられたのだろう。 |
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■13:45 左側の日時計の立石と右側の馬頭観音碑を結ぶ線が、夏至の日の出線と一致するという。 |
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三内丸山遺跡センター |
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■14:11
世界遺産「三内丸山遺跡」の三内丸山遺跡センターの「縄文時遊館」に到着。
四半世紀前に何度か見学に訪れたが、縄文時遊館はなく見学は無料だった。 |
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■14:17
縄文時遊館の内にある「さんまるミュージアム」には、三内丸山遺跡からの出土品約1700点が展示されている。
約4200年前の栗の木柱。 |
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■14:19
大型板状土偶。
重要文化財
縄文時代中期
三内丸山遺跡のシンボル的土偶で、全長32センチの日本最大級の大型板状土偶。
板状土偶は円筒式土器文化に伴って前期の終わり頃からつくられ、次第に各部が立体化していく。
・・・このムンクの叫びを想起させる表情は何なのか? |
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■14:26
こちらの土偶たちも、表情は暗い。
「ふうみん」は、かなりの数の土偶を見てきたが、こんなにも悲しく暗い表情の土偶はここだけだ。 |
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■14:30
整理作業室。
土器の接合や復元、実測などの作業をしている。 |
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■14:31
一般収蔵庫。
高さ4メートルの棚に、たくさんの土器が収蔵されている。 |
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三内丸山遺跡 |
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■14:38 「縄文トンネル」のタイムトンネルを抜けて、「三内丸山遺跡」へ入る。今日は見学に絶好の秋日和だ。 |
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■14:44
南盛土。
生活廃棄物が積み重ねられた盛土。
時代順に土器や石器などを発掘できた。 |
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■14:45 大型竪穴建物。この建物の長さ約32メートル、幅約10メートルの大きなものが復元されている。このような建物は、集落の中央付近から見つかることが多く、集会所、共同作業所、共同住宅などの説がある。 |
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■14:47
六本柱建物。
地面に穴を掘り、柱を建てて造った建物跡。
柱穴は、直径約2メートル、深さ約2メートル、間隔が4.2メートル、中には直径約1メートルのクリの木柱が入っていた。
地下水が豊富なことと木柱の周囲と底を焦がしていたため、腐らないで残っていたという。
この建物の復元方法に関しては、色々と問題があり、中途半端感は否めない。 |
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■14:49
大型掘立柱建物跡は、ドーム状の建物内に保存してある。
地下水が豊富なことも、クリの柱が残っていた一因だ。 |
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■14:52
大きな岩に刻まれた石碑の前で1998.3.31撮影の家族写真を思い出し、感慨にふける「ふうみん」と家人の「yayo」。
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■14:59 晩秋の光を浴びる「三内丸山遺跡」を後にする。 |
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青森市 ねぶたの國たか久 |
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■16:06
「青森県観光物産館アスパム」により、お土産を調達。
「ふうみん」は田酒を探したがなく、じょっぱりを2本調達。
今晩の宿「アップルパレス青森」にチェックインする。
ロビーのねぶたが青森を感じさせる。 |
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■18:26
「yayo」が津軽三味線のライブを聞いた事がないという。
ライブ演奏を行ってる「ねぶたの國たか久」を6時半に予約した。 |
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■19:15
青森産本マグロ
大間産うに
特選活ホタテ
きんきん焼などのコースを予約した。
食べるのに忙しく、写真を取り忘れた。
料理の味はまあまあだった。
・・・観光酒場ですから
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■19:34
津軽三味線のライブ。
おひねりは半強制的だった。 |
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■20:11
ねぶた囃子の大太鼓。 |
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■20:11
従業員は、ハネトになって陽気に踊る。
本物のねぶた祭りを体験している「ふうみん」には物足りないが、店内の観光客は盛り上がっていた。
・・・こんな夜もいいだろう。 |
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