旅のはじめに



1998年4月、津軽半島の十三湖で靄山(もややま)に出会った瞬間、古代のピラミッドでは?と思った



津軽半島のレイラインに行こう
「ふうみん」は1998年4月から半年間、青森に単身赴任をした。休日になると、会社に行くよりも早く「温泉の入浴セット」と「ガイドブック」を伴ってドライブに出かけた。

青森は日本海と太平洋と津軽海峡の三方を海に囲まれ、津軽と下北半島があり、山に向かえば八甲田山や十和田湖を擁する国立公園がある。ドライブコースには事欠かず、グルメと温泉好きには堪えられない土地である。

津軽半島を日本海側に沿って十三湖辺りをドライブをしていると、眼前にピラミッド形の三角山が現れた。直感的に、滋賀県の安土で見学した「瓢箪山古墳」を思い出した。この前方後円墳は、全長134メートルの規模を誇り、観音寺山の西麓の尾根を成形して築造されている。

この三角山(後でモヤ山と判明)も瓢箪山古墳のように人の手が加わってピラミッド型に成形されたものでは?と思った。

後年になって、下記の「津軽古代王国の謎」佐藤有文著を入手した。佐藤氏もモヤ山に出会い古代のピラミッドと直感し、そして「津軽半島のレイライン」を発表した。なかなか興味をそそる本であり、一度この本に記された古代の遺跡群を探訪したいと思った。

しかし、なかなか津軽半島にまで出かける機会はなかった。このコロナ禍で、外国に行けず国内旅行が主になり、昨年の入道崎に引き続き今年は津軽半島に行こうと思い立った。ついでに昨年世界遺産に登録された「北東北の縄文遺跡群」と縄文博物館を巡ろうと思い、1800キロの旅に出かける事にした。
2022年10月
「ふうみん」

「津軽古代王国の謎」佐藤有文著 津軽半島のレイライン上の古代遺跡


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