◆行程12日目 ナンロンからレームシンへ
       ナンロンから、2か所の遺跡を見学しレームシンへ   2017/11/20(月) Google map 
パノムルンピニーホテル(Phanomrungpuri Hotel)


■6:59

パノムルンピニーホテルの庭を散歩する。


■7:04

レストランが開いていたので、ついでに朝食としよう。


■7:07

ビュッフェスタイルの朝食を満喫した。


イサーンに別れを告げて、サケオ(Sa Kaeo)へ


■8:00

ホテルを出て、2073号線を走る。

24号線の交差点を直進し、348号線で、サケオ県のサドックコックトム(Prasat Sadok Kok Thom)へ向かう。



■8:38 348号線はダンレック山脈を下る。


■8:54

この急坂を下ると、イサーンに別れを告げて、サケオ県(Sa Kaeo)に入る。


■9:03

サケオ(Sa Kaeo)まで94キロ地点を走る。



■9:29 カンボジア国境に沿っている3446号線を走る。12年前の2005年6月に、この3446号線を走ろうとしたら検問所で拒否された。今では懐かしい思い出だ。


サドックコックトム(Prasat Sadok Kok Thom)



■9:41  サドックコックトム(Prasat Sadok Kok Thom)に10年ぶりに訪れたら、駐車場の場所が変わり整備されていたので少しまごつく。周りには、資料館や土産物屋らしき建物が建築中だ。


■9:45

サドックコックトムは、937年にジャヤヴァルマン4世によって建造されたが、いったん崩壊し1057年に再建された。

サドックコックトムとは、クメール語で「水草で覆われたおおきな水源」を意味する。


■9:45

まずバライを見学した。雨季が終わったばかりなので、水をたたえていた。

バライの大きさは、200メートル×400メートル。

以前来た時は、地雷が怖くてここまで来ることが出来なかった。


■9:45

バライから塔門を望む。

遺跡の発掘調査の真っ最中だ。


■9:45

トレンチ調査をまじかで見学。

地表から1メートルぐらいの所に、木の破片が見える。


■9:47

トレンチ調査を見ながら、遥か千年もの昔の姿を思い浮かべるのは、とても楽しい。



■9:48 参道にはラテライトが敷き詰められ、両脇にはリンガ型の境界石の列柱が並んで、一直線に本殿のある塔門に向っている。

サドックコックトムは、歴史上貴重な碑文を刻んだ2つの石碑があることで有名だ。一つの石碑は、937年の創建時にジャヤヴァルマン4世がこの石碑をサドックコックトムに埋めるように命じた。

もう一つの石碑は、1053年にウダヤーディチャヴァルマン2世が建てた。この石碑にはクメール王朝の歴史が刻まれている大変貴重な資料だ。



■9:49 中央祠堂が復元されていた。新たな白い砂岩が多いのは興ざめだが、創建当時を偲び感動を覚える。



■9:51 東に向いた塔門を望む。サドックコックトムは外周東西126メートル、南北120メートルの規模を誇る。


■9:53

修復なった中央祠堂。

10年前は工事の真っ最中だった。

2007年9月の訪問時


■9:54

中央祠堂内には破損されたヨニが置かれていた。


■9:56

復元された遺跡内を歩き、未整備だったころを思い浮かべる。

先ほどの駐車場や建設中の建物を見ると、タイ政府がピマーイやパノムルン並みのクメール遺跡としての観光資源にするのだろう。



■10:01 サドックコックトムで残念な事は、まぐさ石等のレリーフが盗掘されて少ないことだ。この遺跡は、1964年頃から盗掘されて荒廃が進んだ。さらに、1975年から1983年まで続いたカンボジア内戦がこれに追い討ちをかけた。


カオノイ(Prasat Khao Noi)


■10:14

カオノイ(Prasat Khao Noi)に向かう。

水牛の群れにだ会う。


■10:30

348号線をアランヤプラテート(Aranyaprathet)を目指して走る。


■11:01

アランヤプラテートの駅前ロータリーを右折して、4001号線方面に向かう。

いやな感じの雨雲になって来た。


■11:11

4001号線を走っていたら雨が降ってきた。

いやだ~なあ!雨具なんか用意してないよ!


■11:19

カオノイのカオ(Khao)は、タイ語で丘とか山を意味する。

ノイ( Noi)は少しを意味し、小さい山という意味になる。

遺跡に向かう、狭い山道を走る。


■11:26

駐車場に車を停め、「yayo」から借りた帽子とタオルを肩に巻き、速足で階段を登る「ふうみん」。



■11:26 カオノイは7世紀に建てられた、タイでもっとも古い時代のクメール遺跡の一つ。11世紀に手が加えられた3基のレンガの祠堂が建つ。真ん中の祠堂は修理され、左右の祠堂は基部だけ残されている。



■11:27 修理された真ん中の祠堂。祠堂にあるまぐさ石はレプリカだ。


■11:27

右側の祠堂。

手前には、まぐさ石のレプリカが置かれている。

この遺跡から出土した5本の素晴らしいまぐさ石は、プラチンブリー国立博物館に納められている。


■11:28

雨の降る中、ほんの数分の遺跡見学を終えて、急ぎ足で階段を降り車に向かう。

今回の旅のクメール遺跡巡りも、このカオノイで終わりだ。

雨が降ってなければ、ゆっくりと見学できたのに残念だ。



■11:32 カオノイ見学を終えて、3383号線に戻ったらヒマワリが咲いていた。


チャンタブリー(Chanthaburi)へ


■11:41

カンボジア国境線に沿って伸びる3383号線を走る。

一昔前までだったら、国境線近くは走れなかったね。と「yayo」に話す。


■11:57

3383号線は突き当り、3395号線のT字路をソイダオ(Soi Dao)方面に左折する。



■12:21 少し雲があがってきた。雨が止むといいな・・・


■12:35

ソイダオ(Soi Dao)で昼食を予定していた。

しかし、グーグルナビ従って走っていたら、ソイダオを迂回する3424号線だった。

・・・しばらく、昼食はお預けだ。


■12:52

幹線の317号線に出た。

チャンタブリーまでは、1時間足らずの距離だ。


■13:29

ガソリンスタンドに併設されている食堂に入る。


■13:21

昼食は屋台の定番のカーオマンガイ。

昼食代、100バーツ。


■14:03

317号線から、3号線に入る。

この信号を右折すると、チャンタブリーの市内に入る。

「ふうみん」はここを直進し、レームシン(Laem Sing)に向かう。


レームシン(Laem Sing)


■14:33

3149号線を走り、レームシン(Laem Sing)のニサシリブティックリゾート(Nisasiri boutique Resort)に到着した。

なお、レームシンとはタイ語で「獅子の岬」との意味。

左折して、ホテルに入る。


■14:39

チェックインを済ませ、部屋に案内される。

南国のビーチのムード溢れる建物だ。


■14:39

ニサシリブティックリゾートは、タイ人仕様のリゾートだが室内は快適だ。


■15:46

レームシン観光に出かける。

クッキーカイ刑務所(Khuk Khi Kai)は、1893年にフランス軍によって建てられた、幅4メートル高さ10メートルの四角い建物。

この刑務所跡の入り口に、鶏の像が何であるのかな?


■15:46

クッキーカイ刑務所には、フランス軍に抵抗したタイ人が収容された。

名前のクッキーカイとは「鳥の糞の刑務所」という意味。

この建物の上部にワイヤメッシュを置き、そこでニワトリが飼われていた。

そのニワトリの糞が、容赦なく収容者の頭の上から落ちて来た。何とも非人道的な仕打ちだ。

当時のフランスの典型的な植民地主義の現れだね。

入り口の鶏の像は、その事に対するタイ人の皮肉だ。


■15:48

19世紀末にフランス軍が建てた宿舎で、紅く塗られていたので Tuek Daeng(紅いビル)と呼ばれている。


■シャム対フランス失地地図

タイは、1893年に③の土地を失地した。

フランスは、チャンタブリーについても1893年から保障占領した。

タイは1904年2月13日にフランスと交渉し、新たに④の土地を失地したが、チャンタブリーからのフランス軍の撤退が決まった。

しかし、フランス軍は1906年までチャンタブリーから撤退しなかった。


■15:48

港近くの洒落た建物群も、その当時のフランス軍の関係した建物なのかな?


■15:54

チンタブリー川の河口のタクシンマハラト橋((Taksin Maharat Bridge)を渡る。



■15:55 タクシンマハラト橋の中央から、タイ湾を望む。



■15:56 タクシンマハラト橋の中央から、チャンタブリー方向を望む。


■16:03

Phairi Phinat Fort は、小高い丘の上にある。

この要塞は、ベトナム海軍の脅威に対抗するためにラマ3世時代の1834年に建造された。


■16:05

大砲のレプリカが置かれていた。


■16:05

要塞の上には、チェディイサラパルブ(Chedi Issaraparb)が建てられている。

この仏塔は、フランス軍がチンタブリーから撤退する条約の署名を祝うため、1904年に建造された。



■16:36 ニサシリブティックリゾートのすぐ近くに市場がある。この魚はまるで新巻鮭のようだ。



■16:36 夕方とあって大勢の人で賑わっている。


■16:37

屋台の上には、新鮮な野菜や果物が並ぶ。


■16:39

寿司の屋台が出ていたのには、ビックリだ!



■16:47 レームシンビーチに来た。右側がレームシンフォレストパーク。左の島はコノムサオ(乙女の胸島)という。そう聞くとオッパイの形に見える。


■16:51

ビーチのブランコでくつろぐ「yayo」。

このブランコの後ろが、ニサシリブティックリゾートのレストランで、道路を挟んで宿泊棟になる。


■18:52

レームシンビーチは海鮮料理が美味しいという。

夕食はグーグルで検索して、海岸沿いのレストランにした。

店名はタイ語のため分からず。


■18:56

平日とあって、店内に客は居なかった。


■19:10

チャンビールとエビの炒め物。

エビは、もっと大きいのを頼んだつもりだったが?


■19:12

カニカレーを頼んだつもりが、何故か魚のカレーだった。


■19:13

「ふうみん」大好物のクンオプウンセン。

何か、今一当て外れの夕食だった。

夕食代、640バーツ。


レンタカーの走行距離
本日の走行距離 360キロ
累計の走行距離 3497キロ
HOME BACK NEXT INDEX
イサーンの大地走行2000キロプラス イサーン 最後の旅