◆行程5日目 メコン沿いを走るー1 ダーンサーイからノンカーイへ
       メコン沿いを走るー1  2017/11/13(月) Google map 
Loei Panmiles Resort



■6:03 Loei Panmiles Resort から、朝の散歩に出かける。


■6:03

このホテルの入り口は、何とガソリンスタンドだ。

事前にホテルの情報を得てなかったら、多分、入り口が分からなかったであろう。



■6:07 ガソリンスタンド抜けて、ダーンサーイの街中に向かうと朝焼けが眺められた。


■7:11

朝食を頂く。

丼のおかゆの中に、半熟の卵を落として食す。

なかなかおいしい。

朝食代、65×2バーツ。


■7:55

色々お世話になった、フロントのお兄ちゃん。

お礼を言って、チェックアウトする。


山間の2114号線を走る



■8:00 ラオス国境に向けて、どの道を選択しようか迷った。山間を通る2114号線を選択した。

小学校の前の道で車は止まり、警官や人々は直立不動だ。一瞬、どういう状況なのか?戸惑う。アッ!そうか!朝8時の国歌吹奏だ。写真を撮ったら、ちょうど国歌吹奏が終った後で動き出した瞬間だった。残念!



■8:15 出発時2114号線は、山間の道のためか朝靄がかかっていたが、その朝靄が少しづつ消えて行く。



■8:15 道路の反対側を見ると、たわわに実った黄金色の稲穂が広がっていた。農民が稲刈りの準備をしていた。


国境沿いの2195線を走る



■8:32 2114号線は終わり、国境沿いを通る2195線に入る。


■8:32

2195線に入ると検問所がある。

国境を実感する。


■8:43

タイとラオスの国境は、フアン川(Hueang River)で区切られている。


■8:54

今は乾季に入ったが、雨季の末期の大雨で数か所の道路が陥没していた。



■9:08 通行量の少ない、2195号線をのんびりと走る。ただの田舎道だが、ラオス国境沿いだというだけで気持ちが違う。少し緊張感のある、日本では味わえない面白さだ。


Ban Na Kra Seng Border


■9:30

左折して、Ban Na Kra Seng Border に向かう。

10年ぶりの訪問になる。

いつも思うことだが、ルアンパバーンの標識が旅情を誘うね。



■9:32 国境の税関の建物の立派さに驚く。昔との対比を下記にリンクしました。

▶10年前の2007/9の様子は kuradashieigakan.com/con72dai_3/01-17day.htm
▶開通時の2004/11の様子は  kuradashieigakan.com/con10mekon/mekon06-6day.html


■9:32

10年前には無かった立派なトイレがあった。


■9:39

タイ側から大きなタンクローリーが2台、ラオス側に入っていった。



■9:40 ボーダーの壁の向こうには、たわわに実った稲穂と青い空の風景が広がる。



■9:44 Ban Na Kra Seng Border の立派な税関の建物。人々の往来も活発なようだ。


■9:45

ボーダーの道路脇に停められた大型トラックの数からも、タイとラオスの物流の拠点としての重要さがわかる。


引き続き2095線を走る


■9:46

2195号線に戻り検問所を抜けて、チェンカーン(Chiang Khan)に向かう。



■9:48 大勢の農民が一列に並び稲刈りをしている。


■9:53

雨季の大雨で流された橋の仮橋を渡る。



■9:55 気持ちの良い2195線を走る。



■9:58 牧場には牛が放牧されていた。のんびりとした風景だ。


■10:07

フアン川沿いの道を走る。


Big Buddha Park


■10:29

Big Buddha Park へ行くために、左折する。


■10:31

Ban Ta Di Mi の丘の上にある公園に向かう。


■10:32

公園手前に柵があり、左手前のスペースに停めなくてはいけない。

以前は公園内に入れたのに。


■10:35

数件の屋台の前を抜けて、大仏公園に入る。


■10:36

黄金色に輝く大仏。

この丘の上にある大仏公園に来たのは、この大仏を見るために来たのではない。

イサーンで最初に、大河メコンに出会う場所だからだ。



■10:36 悠々と流れる大河メコン。



■10:36 左側の川がラオス国境のフアン川と右側は大河メコン。真ん中の三角地はラオスの領土になる。しかし、ここはタイの領土だった。


シャム対フランスの失地地図

・大河メコンの左側の土地は、タイの領土だった。

地図の④の場所は、1904年にフランスに割譲された。その土地が上記写真の三角地である。


・2003年1月にプノンペンにあるタイ大使館が焼き討ちにあった。

これは、タイの女優が「アンコールワットはタイのものだった」という発言をしたのが発端だった。

妄言ということで片付いたようだが、地図でお分かりのように、カンボジアはタイ領で、間違いなくアンコールワットはタイのものであった。


・フランスの植民地政策は、実に過酷であった。


チェンカーン(Chiang Khan)へ


■10:56

チェンカーン(Chiang Khan)向かって走っていると、数台の大型ダンプに出会った。

何で、こんな所に?と、思っていたら、巨大な砂の採石場があった。


■11:09

チェンカーンの街中は混んでいた。

左折して、旧街道に行こう。


■11:10

旧街道に行く道には、大勢の観光客がおり変わり様にビックリした。

旧街道も建築ラッシュで、あの眠ったように静かなチェンカーンの風情は、もう望むべきもない。

ガッカリして、早々に退散する。


ケーンクットクー(Kaeng Khut Khu)



■11:34 ケーンクットクー(Kaeng Khut Khu)はメコンの浅瀬で、水量の少ない乾季には無数の岩が顔を出し、激しい水流の渦を発生させるという名所だがその面影はない。


■11:36

エビの踊り食い(クンテン)が名物だというが、そのエビを使ったエビせんべいを頼む。

ビールのつまみに、とても合うね。


■11:40

サラダとカオパッドを頼む。


■11:47

この食堂の最大の売りは、メコンの景観を眺めながらの食事だ。

メコンの川風を受けながらの食事は、気分が良い。

昼食代、300バーツ。


■12:28

10年前に宿泊した、チェンカーンヒルリゾート(Chiang Khan Hill Resort)の前を通る。

とても懐かしい。


メコン沿いを走る



■12:55 211号線のメコン沿いの道を走る。


■13:11

パクチョム(Pak Chom)の市内を抜ける。



■13:54 ビューポイントから、メコンの上流方向を眺める。



■13:54 ビューポイントから、メコンの下流方向を眺める


■14:22

サンコム(Sang Khom)の10年前に昼食を摂ったレストランの前を過ぎる。



■14:40 211号線はメコンから離れ、内陸部を走る。


プラタートバーンプアン(Phrathat Bangphuan)


■15:29

ワットプラタートバーンプアン(Wat Phrathat Bangphuan)の標識が出ていた。


■15:31

プラタートバーンプアンの駐車場に車を停める。境内の案内図が出ているのはうれしい。

伝説では紀元前後に創建され、仏舎利が収められているという。



■15:33 「ふうみん」がすごく見たかった、バライの中のナーガ(Naga's Pond)。この池の水は「魔法の水」と呼ばれ霊験あらたかと云う。


■15:33

このナーガの顔はゴジラみたいだ!と、いうのが初印象。

このナーガは、クメール様式ではない。

仏教寺院になぜこの様なバライ(プール)と、その中に7頭のナーガが置かれているのか?それに、ご丁寧に尻尾まである。

こんな、仏教寺院は見たことがない。

バライとその中のナーガといえば、アンコール遺跡の「ニャックボアン(Neak Pean)」が有名だ。

しかし、ニャックボアンとこれとは全然違う。

1559年にビエンチャンのチャーヤーチェッタ王が、この寺院の大改修を行ったというが、その際に造られたものなのかな?


■15:36

この仏像は、チャーヤーチェッタ王によって造られたという。

先ほどのバライのナーガ像に似てなくもない。

仏陀と光背には9頭のナーガ像。



■15:38 この大屋根に保護された石柱とレンガは、1559年の改修時のものか?それともそれ以前のものなのか?


■15:41

1559年にビエンチャンのチャーヤーチェッタ王が、それまであった仏塔の上にラオス風の仏塔を建築した。

1970年に倒壊し、1977年にタイ美術局によって修復された。

高さ34メートルの白い仏塔が、青空に映えている。


■15:43

境内にセーマ石が置かれていた。

と云うことは、この寺院はドバラヴァティの影響下にあったのか?


■15:53

円形の基壇が残っているが、この上に建てられた祠堂と後方に見える仏塔が、この寺院の中心をなしている。


■15:53

このレンガ造りの祠堂は、中腹までの古いレンガの上に新しく(1559年)造られたようだ。

古いレンガの基礎部分は、ドバラヴァティ時代(6-11世紀)のものなのかな。

ともかく、想像力を掻き立てられる遺跡だった。


ノンカーイ(Nong Khai)



■16:08 ノンカーイ(Nong Khai)の歓迎ゲートをくぐる。



■16:16 新しい道が出来ていたので走って行ったら、ラオス国境のイミグレに通じる道だった。右折して市内に向かう。


■16:44

テスコロータスに入り買い物をする。


アマンタホテル(Amanta Hotel Nongkhai)



■17:22 夕日の中をアマンタホテル(Amanta Hotel Nongkhai)に向かう。


■17:34

アマンタホテルは新しくきれいなホテルだ。



■17:34 アマンタホテルから眺めたメコン。もう夕日は沈んでしまった。


ベトナム料理のディンナムムアン


■18:34

ベトナム料理のディンナムムアン(Daeng Nammuang)に入る。

このディンナムムアンはメコン沿いのレストランで、道が狭く駐車場はない。

車は近くの道路に停めて来た。


■18:37

レストランの中に入ると、大勢の客で溢れていた。


■18:43

お決まりのネームヌアンと揚げ春巻きとベトナムサラダを注文。

とても美味しい。


■19:24

メコンの対岸のラオスの灯りを見ると、タイの北の端に居る事を実感する。

夕食代、525バーツ。


レンタカーの走行距離
本日の走行距離 344キロ
累計の走行距離 1481キロ
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