■行程6日目>メコンと別れルーイへ



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■6:09 朝焼けのノンカーイの街に、早朝の街角ウオッチングに出かける。

メコンに行くと、イミグレはまだ眠りについており、連絡船が静かに泊まっていた。



■6:13 ノンカーイの街に朝日が昇る。近くの食べ物の屋台はもう営業しており、かなりの客が入って賑わっていた。



■6:26  ノンカーイ駅に行くと、バンコクからの到着の客を待つトクトクが列を成して並んでいた。


■6:27

朝日がノンカーイの駅のホームを赤く照らす。

旅情満点の光景だ。


■6:32

駅前の食堂街もバンコクからの到着の客を待つためか、開いていた。


■6:36

昨日間違えてイミグレに入ってしまった友好橋に行く。

「ビエンチャン」の道路標識をどうしても撮りたかったからだ。

撮影後、今度は間違えず友好橋の手前のUターンレーンを回る。



■6:43 托鉢の僧の列に出会う。逆光の朝日が眩しい。


■7:08

メコンロイヤルホテルの朝食もビュッフェ方式で品数、味とも合格点だ。

レストランに続くオープンテラスに座る。

すぐ目の前がメコンで、早朝の川風が肌に心地よい。


■7:16

ヌードルを頼んだら、中に牛だか豚だかの血を固めたものが入っていた。

タイでは何というのだろう。

韓国ではソンジといい解腸湯(ヘージャンク)に入っている物だ。

これは体にいいし旨いので、しっかりと食べる。


■8:11

ホテルを出発しょうとメーターを見たら、偶然にも「040404」と並んだ数字だった。


■8:18

メコンロイヤルホテルのすぐ前の道が旧道の211号線で、ターボで新道の211号線と合流する。

ノンカーイから、この旧道をのんびりと走る。

途中からメコンが見え、昨日までとは違ういいドライブコースだ。


■8:38

ターボの街中に出た。

ここからは新道の211号線になる。

シーチェンマイを目指して走る。


■8:53

シーチェンマイの手前でメコン対岸のビエンチャンを見ると、ラオスに不釣合いの建物が建っている。

趣味の悪いデザインだ。

今月末に開かれるASEANの会場なのかも知れない。

その手前を見ると漁師がイケスに網を入れて魚を捕っていた。


■9:15

シーチェンマイは世界一のライスペーパーの生産地だ。

街のあちこちで、ライスペーパーを干している風景が見られると聞いており、楽しみにしていたがその光景が全く見えない。

車でメコン沿い、211号線沿い、その外側とライスペーパーを求めて走り回るが全く無い。

探し疲れてトイレに入ったら、水の貯水槽に水洗トイレのボールが使用されていた。アイディアものだネ。


■9:45

シーチェンマイとサンコムの間にある、ワットヒンマークペンに寄る。

広大な敷地にはよく手入れされた庭園と池があり、仏塔や寺院が整然と配置された境内は静寂に包まれていた。


■9:47

ワットヒンマークペンの僧侶は、227もの戒律を守りながら瞑想に耽っている。

メーチー(尼僧)もおり、静かなメコンを見下ろす竹林と森があるのどかな場所だ。


■10:12

サンコムはすぐ脇をメコンが流れ、とてもいい感じの街並みだ。



■10:34 メコン沿いを走ると、木陰でハンモックを吊るして昼寝をしたり、寝転んで本を読んだり、そのバックにメコンが流れのんびりとした光景が見られた。


■10:41

この辺りからラオス国境を強く意識する。検問所とゲートが多くなる。

先程の、のんびりとした光景と対照的だ。

そしてバナナ畑が続き、メコンは岩場を流れる。


■10:44

メコン沿いの道に黄色い花が咲いていた。


■11:33

パクチョムに入る。小さな静かな町だ。

ここにもイミグレがあり、ラオスとの連絡船が往来していた。



■11:48 相変わらずメコンに沿った道を走る。


■12:00

チェンカーン近くで面白いものがあった。

大きな石造りの男根が二基で~んと置かれている。

いったい何なんだろう。土俗的で素朴な信仰なのだろう。


■12:47

チェンカーンに着く。

小さな街だが行政組織が整っているようで、イミグレ近くに公的な建物が整然と並んでいた。

イミグレはのんびりとして、国境の緊張感溢れる雰囲気は全く無い。

ただの渡し場といった感じだ。


■12:52

チェンカーンの古い建物の街中を何度か往復する。

午後の日中に歩いている人はいない。

ここはメコンを望む景色の良い所なので、眺めの良いレストランで昼食を摂ろうと思う。


■13:08

古い街並みのメコン沿いのゲストハウス兼ねたレストランに入る。


■13:08

我々の他に誰も客は居ない。

一番メコン寄りの席に座り、まずビールを頼む。

そして、ビールをまずは一杯。


■13:15

オムレツ、野菜炒め、カオパッドを頼む。

メコンの川風に当たりながら、対岸のラオスの山並みを眺める。

至福のひと時、料理も旨い。


■13:29

遊歩道では、客の居ない午後のひと時、店の従業員の女の子が屈託の無い笑顔で話していた。


■14:02

ゲストハウスのレストランを出る。


■14:05

チェンカーンから、メイン道路の201号線はルーイに向かう。

「ふうみん」は、メコンに沿った2195線を走る。


■14:34

2195線の道は、一応舗装されて入るが路面状態は悪い。

20キロぐらい走ったところで、メコンに決別する。

コンチアムから約1400キロも付き合ったメコン、さようならメコン!


■15:18

ノンプー村の分岐点に差し掛かったら、検問所があった。

こんな所までドライブに来る外国人旅行者が珍しいのか、「ノンプー、ラオ!ラオ!」と少しラオスをからかった言い方をしてゲートを開けてくれた。


■15:19

ノンプー村をパスして、第二タイ・ラオス友好橋を目指す。


■15:30

第二タイ・ラオス友好橋(フレンドシップブリッジ)の標識があった。


■15:32

イミグレ手前に車を置き橋へ向かう。

すごくのんびりした雰囲気で何のチェックも無い。

標識には世界遺産に指定され、ラオス仏教の中心地のラオスの古都ルアンパバンまで363キロと出ている。

近い将来、この橋の彼方に古都まで続く幹線道路が出来るのだろう。


■15:34

歩いて構わず橋を渡る。

他にもタイ人が平気で渡っているので大丈夫だろう。

外国人は「ふうみん」たちの二人だけである。


■15:40

橋の真ん中に白線が引かれ、壁に両国の国旗が描かれていた。

構わず歩いていくと、橋の向こうに民家があり、女性が赤ん坊を抱いてこちらを見ていた。ラオスのイミグレも見えるが警備員も居ない。

この旅行の出発地のコンチアムのイミグレ越え、ノンカーイでの友好橋でのイミグレ越え。

そして、第二友好橋の国境越えと3ヶ所の国境越えが全く無料で経験できた。


■16:26

ルーイパレスホテルへ向かう。

ターリを通り2115号線を進む。

その途中、道路の拡張工事のためか大木が切り倒されていた。


■16:38

チェンカーンから伸びる201号線のT字路にぶつかり、右折してルーイに向かう。

片道2車線のすごくよい道だ。

タイの山奥に、こんなによい道路があるとは信じられない思いがする。


■17:08

ルーイパレスホテルは新しく白い立派なホテルだ。

什器類はあの「オリエンタルホテル」の中古を使用してあり、センスは抜群だ。

部屋は3階で、この階はぐるりと建物全体がテラスになっており、歩いて一週出来る。



■17:10 テラスからはルーイの街並みが一望出来、目の前は整備された市民公園になっている。

ルーイは山に囲まれた緑の多い信州を思わせる場所で、ここはタイで唯一氷点下を記録する所として有名だ。



■17:21 テラスから眺める山並みに、沈む夕日とその光を浴びる静かなルーイの街並みは、まさに一幅の絵画だ。


■19:59

ホテルのレセプションでタイマッサージを聞いたら、二時間450バーツと高い。

街のマッサージ店を聞くと、嫌がらずにキングスホテルのマッサージ店を地図に書いて教えてくれた。

キングスホテルは、ホテルから車で数分の街中に在る。ここのマッサージはとても上手で満足する。

二時間240バーツ、チップ100バーツ。


■20:14

マッサージを終えて、レストランを捜す。

何度か行き来しているうちに「キムチ」とカタカナで書いた店を見つけた。タイの田舎で焼肉とは面白いネ!と早速入る。

レジの横にはアサヒのスーパードライの箱が「JAPAN‘S No1 BEER」と書かれ、これ見よがしに積まれていた。

ここルーイでは、高級ビールなのだろう。


■20:26

店主が注文を取りに来た。なかなか上手な日本語を話す。考えてみたら、コラートで「よこはま」さんと別れて始めて聞く「日本語」だ。

店主は日本に10年間滞在し、東京の白山で3年間焼肉の修行をして、1年前に店を開いたという。

客層はタイ人を相手にしており、「キムチもナムルも在りますよ!」というので、ビールにカルビ、ロース、キムチ、ナムルを注文する。

味は日本や韓国のものとは別だが、これも旅の思い出にいいだろう。

店主に「がんばってね」と言って分かれる。料金は296バーツ。




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