■行程4日目>チャーン島一周走行(道路とビーチとシーフードを深訪)へ

■5:43 昨晩の寝酒で熟睡したせいか、朝の目覚めが早い。ホテル内を散策して見よう。ホテルの建物がライトアップされて、夜明け前の大空との対比が美しい。



■5:48 ビーチに出ると引き潮だ。磯の香りがする早朝の清明な空気を胸いっぱいに吸う。まるで島の神様の精気を分けてもらう様に、もう一度大きく深呼吸する。


■6:35

レストランに明かりが燈った。オープンしたようだ。

だいぶ早いが朝食にしょうと、レストランに行ったら、やはり我々が一番乗りだった。


■6:43

飲み物やパンやフルーツは、ビュッフェ方式で選べるがメイン料理はオーダーだ。

ホテルの宿泊客が数組では、仕方が無い。


■6:46

注文した、オムレツにハムとベーコンとウインナーが来た。

なかなかに旨い。


■8:51

今日はチャーン島を、カローラで走れる範囲で一周したい。

昨日は西南の端のバンパオ湾に行ったので、今日は東海岸からサラペット村に行って見よう。

道路標識の…
・カイベービーチ(Kai bae Beach)は、水平線に沈む夕日が美しい。沖合いには、いくつも島が見える。
・クロンプラオビーチ(Khlong Phrao Beach)は、遠浅の海でスイミングに適している。高級リゾートが多く、ビーチの長さは400m。



■9:02 チャーン島の道路沿いの典型的な街並み。道幅は狭く、店もローカルだ。しかしプーケット見たいに、開発されて綺麗な街並みになっては面白くない。まだ素朴な今のままがいいが、そうは行かないだろう。



■9:18 この時間、まだ店は開いていない。


■9:28

フェリー船着場のアオサパロットの前を通り、東海岸に向かう。



■9:37 「ふうみん」は、チャーン島の東海岸沿いの開発が進まないのは、道が険峻だからと勝手に思い込んでいた。しかい実際に走ってみると、地勢はたおやかで道路も整備されている。とても、快適なドライブだ。


■9:42

途中、海の見える場所があったので車を停める。



■9:42 海の向こうに見える山並みは、タイ本土だ。



■9:53 ターンマヨム桟橋(Than Mayom Piei)。この反対側の山の中にターンマヨム滝があり、チャーン島の水源になっているとの事。


■9:54

オートバイに乗った釣り人が、桟橋に走っていった。

今日の釣果を祈ろう。


■10:15

ゲートに軍艦の看板があり、WELCOME TO HISTORY NAVY と書かれてある。

1941年1月17日に、この近くのタイ湾でタイ海軍とフランス軽巡洋艦「ラモットピケ」が交戦し、タイ側の旗艦戦艦「トンブリ」が撃沈された。

日本は東京で、泰仏(タイ・フランス)両国の調停を行い、フランスにラオスのメコン右岸、チャンパサック地方、カンボジアのバッタンバン、シェムリアップ両州をタイに割譲させた。

後にタイは、日泰攻守同盟条約を結んで日本の同盟国となる。多分その記念のゲートだろう。

先日のタクシン大王像やクメールの遺物、そして軍艦のゲート。それぞれの年代は違うが、歴史を重ねて見ると、より重層的にタイを見れると思う。


10:19

道路をそのまま走るとダートになり、ここが終点だ。

Ban Chekbae という場所で、キャンプ場だ。

Uターンして、枝路まで戻る。


■10:26

サイヤオビーチ(Sai Yao Beach)、またの名をロングビーチという場所まで行って見よう。

途中、舗装された道の下の土が大きく削り取られている。

恐る恐る、出来る限り離れた、道の反対側を走る。


■10:27

その先に行くと、今度は道の半分が崩落した土砂で塞がれている。

スリル満点の道だ。



■10:27 しかし、その先に行くと景色は開け、サラペット湾(Ao Salak Phet)が一望出来る。右側の島がプラオナイ島(Koh Prao Nai)で、中央の島がプラオノック島(Koh Prao Nok)だ。


■10:30

その先のすごい急斜面を、ローギアで降りる。


■10:33

そうするとダートになる。

写真では良く分からないが、写真の中央辺りからは、すごい下り坂だ。

思わず、ブレーキを踏み躊躇する。


■10:34

ここで引き返そうと思ったが、車の幅だけのコンクリートが敷いてある。

そのコンクリート道の脇は、雨のため土がえぐられ、深い溝になっている。

車高の高いトラックやSUVなら大丈夫だろうが、カローラでしかもタイヤの溝は浅い。

さて、ドライバーの「ふうみん」の思案のしどころだ。


■10:36

「yayo」に、車の教習所以来だな!脱輪したら終りだね。と話しながら、ゆっくりと細心の注意をはらい下まで降りた。

降りた場所にマイルストーンがあり、サイヤオビーチまで後3キロの表示。

この車ではこれ以上無理と、この地点であきらめる。



■10:36 この地点の海は、すごく透明で綺麗だった。ここまで来る物好きは少ないだろう。そして、また細心の運転で、今来た道を戻る。


■10:58

左折して、サラペット村(Ban Salak Phet)に行って、シーフードでも食べよう。


■11:04

そのまま走ると道が無くなった。

またまた!車1台分の幅しかない、海の上に架けられたコンクリートの橋がある。


■11:18

ドライバーの「ふうみん」は、またもや…しばし黙考!

今度の橋は脱輪しない替りに、側壁で車のボディを擦る恐れがある。

ここまで来たんだ、思い切って行って見よう。


■11:18

冷や汗を垂らしながら渡りきり、その先に行くと…何と!行き止まりだった。

またUターンして、あの橋を渡らなくてはならないのか…「yayo」に、こんなに真剣に走るのは教習所以来だな!とつぶやく。

冷静に考えてみれば、観光客相手のシーフードレストランがこんな狭い橋の向こうにある訳はない。


■11:18

少し戻ったところの道を入ると、今度は木の橋だ。

そして、この先でまたUターンだ。

いったい、サラペットのシーフードレストランは何処にあるのだろう?


■11:32

元来た道を戻ると、シーフードレストランの大きな看板があった。

手前から走ってくると、中央線の書いてある道が主道だと思うよネ。そして、土壺に嵌ったんだ。

ここを右折して、サラペットに向う。



■11:48 サラペットシーフード(Salakphet Seafood)に入る。生簀があるので、魚は新鮮だろう。



■11:49 宿泊施設も完備している。宿泊料金は900バーツ~2500バーツとの事。


■12:03

先ずは、ビールとコーラ。

料理は、イカの焼いたのと海鮮サラダとカオパッドを注文。


■12:31

食後、お店の女の子が器用にマンゴスチンを剥いてくれる。


■12:36

白く上品な味は、まさにフルーツの女王だ。

昼食代は、沢山のマンゴスチンを剥いてくれたお礼のチップを含め680バーツ。


■12:54

店の入口で、取って来た貝の選別作業をしていた。

新鮮できれいに輝いていた。この貝もおいしそうだな。


■13:06

再び、一周道路に挑戦する。

この道は、多分チャーン島東部から南西部のバンパオ村に通じる道路だろう。

ダートで路面のコンデションが悪く、カローラでの一周道路走行はここで断念し、ホテルに戻ろう。

あと数年後には、チャーン島一周道路は完成するだろう。

「ふうみん」は完成せずに、この豊かな自然が残された方が、チャーン島のリゾートとしての価値があると思う。


■13:21

ビーチに新しいベンチが設置されていたが、この炎天下座る人はいない。



■13:50 西海岸のホワイトサンドビーチを抜ける。


■14:02

セブンイレブンならぬ、セブンイヤーズだ。


■14:07

ここは西海岸の道路を走っていて、唯一のビューポイントだろう。

ポイントの名は、カイベービューポイント(Kai Bae View Point)。



■14:07 カイベービューポイントからは、沖合いに幾つもの島が眺められる。ここからの夕日はきれいだろう。


■14:15

先程はセブンイレブンならぬ、セブンイヤーズ。

今度はセブンイレブンならぬ、セブンデイだ。

そうすると残るは、セブンマンスだな?


■16:12

熟年の夫婦には、夕暮れのビーチがいい。

デュシットプリンセスコチャーンのプールサイドに、冷えたビールとつまみを持参。

パラソルの下のチェアーで、誰もいない海を見ながら先ず一杯。

まさに、至福のひとときだ。


■16:23

ビールを飲み終えた「ふうみん」は、ジャグジーでリラックス。

ジャグジーの中から見える景色も、なかなか乙なものだ。



■16:58 熱帯雨林の深緑の山をバックに、白いプライベートビーチと洒落た建物のデュシットプリンセスコチャーン。今此処には、我々の他誰もいない。まさに、コチャーンのリゾートライフを満喫だ。


■17:04

プールでひと泳ぎ。



■17:18 沖合いにスコールの雲が現れ、雨雲の下に激しいスコールが降っているのが見える。雨風も吹いて来た。そろそろ、部屋に戻ろう。


■18:58

すごいスコールが通り過ぎたが、雨はまだ完全にあがっていない。

昨晩と同じく夕食は、宿泊客がほとんど居ないホテルのレストランで食べるのは肩苦しいので、ホテルを出てカイベービーチに向かう。


19:18

カイベービーチの昨晩の店、Kai Bae Marina Bar & Restaurant に入る。


■19:36

辺りを見渡すと、昨晩カメラのシャッターを押してくれたファランのおじさんはじめ見覚えのある人々がいた。

「ふうみん」たちも、何か常連客になった気分だ。

パイナップルのピザのL版とイタリアンサラダとポテトサラダ。それに、ビールとコーラを注文。

夕食代、チップ込で650バーツ。


■20:12

まだ雨が降り止まない。

狭く暗くアップダウンの激しい道を、「yayo」が慎重に運転してホテルに戻る。


■20:46

部屋に戻り、SONYの液晶TVでタイの42チャンネルを見ていたら、カオプラヴィハーン遺跡の映像を流していた。

多分、世界遺産への登録に関してのニュースだと思う。

この時点(2008/6/3)で、カオプラヴィハーン遺跡が閉鎖(2008/6/23)される事態になるとは…夢にも思わなかった。


レンタカーの走行距離
本日の走行距離 139キロ
累計の走行距離 676キロ
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イサーンの大地走行2000キロプラス そうだ!チャーン島へ行こう
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