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■11:35(日本時間)
熟年世代の私「ふうみん」と家人の「yayo」のお馴染みのコンビは、恒例になったタイのレンタカー走行の旅に出かける。
今回の旅は、北タイのビルマ(ミヤンマー)国境沿いの道を走破する旅だ。旅のタイトルは「ビルマ辺境を走る」と名付けた。
1年ぶりに首都高3号線の六本木ヒルズ前を走る。「ホリエもん」、「村上世彰氏」は逮捕され、楽天の時価総額は1/3だ。
まさに時の流れを感じる。驕れる平家久しからずだ! |
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■14:19
成田空港に到着。
うれしい事に10月29日から復活した、成田発16:00のJAL703便の搭乗手続きをした。 |
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■15:22
JAL703便については、前回6月の旅の時には廃止になり、とても残念の旨を書いた。
今回の旅に期待するものが3点あった。
①、JAL703便の使用機材は最新の777-300ERだ。乗り心地は?
②、9月28日に開港したスアンナプーム新空港の使用勝手は?
③、レンタカーのCR-Vが10月13日にモデルチェンジした。新車なのかな? |
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■16:00
①、JAL703便の使用機材は最新の777-300ERだ。乗り心地は?
…シートピッチもジャンボのダッシュ400より幾分広く、シートの頭の部分も工夫してあった。
また、機内エンターテインメントシステム’MAGICーⅢ’も良い。
まずは合格だ。 |
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■20:59(以降、タイ時間)
JAL703便は、スアンナプーム国際空港に時間通りに到着。
初印象は綺麗な空港だ。
多用されたガラスと青色の間接照明が、近代的だが冷たい印象を与える。
スワンナプームとは「黄金の土地」の意味で、今年で即位60年を迎えられたプミポン国王が命名されたとの事。 |
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■21:00
新空港は、バンコク中心部より東へ約30Kmに位置し、敷地面積は現ドンムアン空港の5倍、成田国際空港の約3倍になる。
この空港の設計は、ドイツ人建築家のヘルムート・ヤーン。
どうりで、機械的な冷たさを受ける訳だ。
広い空間には、椰子の木が植えられ南国ムードを演出している。 |
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■21:04
その先に綺麗にレイアウトされた免税売店がある。
思わずパチリ!
直ぐに、近くに居た係員から写真はダメと注意を受ける。 |
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■21:05
パスポートコントロールカウンター前には、巨大なヤック(鬼)像が立っていた。
果たして我々を歓迎してくれるのかな?
パスポートコントロールをスムーズに終えると、すぐ目の前が預け荷物の受け取り場所だ。
荷物の受け取り場所は全部で22ヵ所、1番から6番は国内線で、国際線は7番から22番だ。
我々のJAL703便の荷物受け取りは18番だった。 |
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■21:12
その18番に向うと、その奥に何とAVISの看板とデスクが一つ置かれていた。
まさか荷物の受け取り場所が、AVISのカウンターなのか?そんなバカな!と思いながら「yayo」に荷物を頼みカウンター向う。
先客が一人おり、「ジャスト・モーメント・プリーズ!」と言われ待たされる。
その作業を見ていると、ここがどうも受付みたいだ。
もし離れていたベルトだったら、どうなっていたのだろう?
当然、気がつかずに税関の外に出て、焦ってAVISを捜して居ただろう。 |
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■21:30
やっとAVISの受付をする。
後を振り返ると、もう誰も居なくなった18番ベルトには、蛍光灯の灯りが反射して冷たく輝いていた。
②、9月28日に開港したスアンナプーム新空港の使用勝手は?
…到着時点での評価はまずまずだ。ただし、トイレの便器が少なく、到着ロビーの混雑はマイナスだ。
出発時点の感想は、帰りの時に述べたい。 |
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■21:40
レンタカーの代金は、8日間のHONDAのCR-V(4WD)が「yayo」の追加ドライバー代を含めて19.100バーツ(63.000円)。
それとデポジットとして、40.000バーツ(132.000円)を支払う。
受付が終わり、係員が車の鍵を持って車まで案内する。
税関を通り出口の所にある両替所で、まずは円をバーツに両替した。
1バーツ=3.2円、バーツ高を痛感する。 |
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■21:44
③、レンタカーのCR-Vが10月13日にモデルチェンジした新車になっているのか?
…残念ながら6万キロ走行の旧型車だった。残念。
レンタカーは2階の到着階の5車線の道路際に停めてあったが、前後左右に他の車が停車し身動きできない。
車を係員とチェックする。
ガソリンが満タンではなく、3/4である事を確認してサインした。 |
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■21:48
係員が手で周りの車を押して、スペースを空ける。
これで、ヤット出られる。
さあ、スアンナプーム新空港から出発だ!
何度も、何度も、地図上でシュミレーションをした走行ルートを、頭の中にしっかりと思い浮かべ慎重に走ろう! |
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■21:50 スアンナプーム空港から、バンコク、チョンブリ間の Motorway の7号線を結ぶ広い直線の連絡道路を走る。
片道5車線、対向車線を含めると何と10車線の一直線の道路は、明るい照明の元まるで滑走路を走る飛行機の様だ。一瞬、パイロットになった様な錯覚に陥る。
近未来的風景の中、高揚感とこんなに期待感と緊張感に包まれての運転は久し振りだ。それにしても、何という素晴らしい光景だ。 |
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■21:51 光の滑走路の一番左車線を走っていたら途中で降りそうになった。慌てて、車線を変更する。何しろ、突き当りまで行って左折すればいい。そして、Motorway
の7号線をバンコク方面に向おう。 |
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■21:58
Motorway の7号線をバンコク方面に向い、そしてインターチェンジで、Motorway の9号線をサラブリ方面に下ればいい。
分岐の側道に入った。
直進(右折)すれば下りで、サラブリ方面の1号線に直結している。
まずは関門を一つクリアだ! |
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■22:22
無事に Motorway の9号線を下る。
途中の料金所で30バーツの高速代を支払う。
ここまでくれば、まずは一安心だ。
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■22:57
思い起こせば、今から3年前の旅(ムーンリバーの誘惑)では、バンコクのドンムアン空港で、初めてレンタカーを借りて、おっかなびっくり空港前の大幹線の32号線をアユタヤに向ったものだった。
それに引きかえ今回は、夜の10時過ぎに初めて走る道路を、何の躊躇も無く3年前と同じアユタヤに向う。
この3年間の1万数千キロの走行経験が生きる。 |
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■22:58 32号線の大きく複雑なインターチェンジを無事に過ぎ、アユタヤ方面に走る。
そして、アユタヤ市内に入ると仏塔が出迎えてくれる。もう直ぐクルンシーリバーホテルだ。 |
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■23:02
クルンシーリバーホテル(Krungsri River Hotel)に無事に到着。
3年前にも泊まったホテルだ。
その時は、何度も道を間違えてやっと着いた。
「ふうみん」は、ホテルまで1時間半近く、地図を全く見ずに、また道を全く間違えずに来れたヨ!
と「yayo」に向って少し得意げに言った。
そうしたら、「yayo」は子供を褒める時の様に「エライワネ!」と答えた。 |
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■23:05
金曜日の夜、ホテルのディスコに集まる若者達の車で駐車場は一杯だった。
もちろん、満杯時の駐車の場合は駐車ブレーキを掛けない。 |
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■23:28
チェックインして部屋に入るが、せっかくタイに着いた最初の晩だ!寝るにはまだ早い。
まずは、タイ飯を食べに行こう!と「yayo」に声を掛けて出かける。
そして、勝手知ったるホテルの前の道を歩き、アユタヤの駅前に出ている屋台に入る。 |
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■23:30
まずは、シンハービールとコーラを注文しノドを潤す。 |
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■23:34
道端の屋台のテーブルに座り、タイの香りのする生暖かい空気に触れながら、長旅の疲れを解すかのようなタイ料理に舌鼓を打つ。
屋台の脇で寝そべる犬、けたたましい騒音と排気臭を出して走るバイク。
やっとタイに来たな~あ!と感じる至福のひと時だ。 |
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■23:53
…そろそろ帰ろうか、明日は500キロ以上のドライブが待っている。
食事代230バーツを支払い、徒歩で数分のホテルに戻る。
途中の河の橋の上では、数人の男たちが夜釣りを楽しんでいる。
そうか、明日は土曜日だ。 |
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■23:56
ホテルのエレベーターを待っていると、横の壁にクメールのデバター(女神)の彫像が、これから始まる旅を祝福するような微笑を浮かべていた。
デバターに向かい、Good Night (ラートリー・サワッ)と胸の内でつぶやく。 |