Jayavarman VII

(宿駅・1/8) Prasat Ta Muan



「宿駅・1」のタイに入って最初の宿駅Prasat Ta Muan に行く。
Prasat Ta Muan はカンボジア国境の直ぐ近くに位置する。



のどかなカンボジア国境に沿った224号線を走る。

224号線から標識に従って右折し、2407号線に入る。

2407号線を10キロほど走ると、「宿駅・1」のPrasat Ta Muan 遺跡が左手に見える。

木々の間から宿駅が見える。このPrasat Ta Muan は、カンボジアからタイに入って最初の宿駅だ。

この遺跡はきれいに修復されている。


宿駅の事をルイ・フィノ(Louis Finot)は、Dharmasala (ダルマシャーラー・慈善施設の意味)と呼んだ。

南側から。


この宿駅の棟続きには、いくつかの木造家屋が建っており、軍隊や官吏・商人・村人等が宿泊していた。

碑文による往時の名称は、Akni Guriha(サンスクリット語で灯明のある家)であり、現在カンボジアでは Sala Somnak(宿駅)と呼んでいる。

東側から。

まぐさ石にはカーラに乗る神が彫られている。

東側から見た室内。迫り出し構造が分る。


手前の細長い拝殿部分は回廊の発展形と考える。

塔状の建物(祠堂)を望む。

窓から外を眺める。

窓。

宿駅はHouse of Fire(炎の家)とも呼ばれ、これは旅人が王道上で立ち寄る「灯明のある家」の意味だ。


塔状の建物(祠堂)にある、この炉に灯明が燈されていたのかな?

塔状の建物(祠堂)の窓。


一本の欠けた連子が残っていた。

塔状の建物(祠堂)の天井の石組み。

西側から見た室内。

西北側から。

案内板はタイ語のみ。


このPrasat Ta Muan の見学を終え、王道沿線のイサーンの宿駅をPrasat Samrong を含めて9つ全てを制覇した。今は、やり終えた感激!と満足感で胸がいっぱいだ。



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