イサーンの大地走行2000キロプラス カオプラヴィハーン(プレアビヒア)への招待



Invitation to Khao Phra Viharn(Preah Vihear) タイ名…カオプラヴィハーン又はカオプラウィハーン
カンボジア名…プレアヴィヒア又はプレアビヒア






カオプラヴィハーンの頂上からカンボジアの大平原を望む。何度見ても改めて感動する壮大な景色だ。

よく晴れた日には遠くトンレサップ湖が眺望できる。真ん中左に見える山はプノンクーレンだろう。雨季のつかの間の晴れ間。今までで一番眺めが良い。




 カオプラヴィハーンの頂上にて




頂上から東方面を望む。左の山はドンレック山脈。その先はラオスになる。




頂上から西方面を望む。ドンレック山脈と手前にはカンボジアの村(Kor Mouy Village)が見える。


断崖の淵には日本のように柵など無いので危険だ。

安全には十分注意しょう。


前回の訪問時にはたくさんの観光客と売り子が居た。

今回は遺跡の閉鎖解除後5日目ということもあり、頂上には我々二人だけだった。

頂上で一人休む家人の[yayo」。


頂上には削り取られたような跡のある砂岩がたくさんある。

建造時の痕跡か?それともポルポト派がタームアン遺跡の祠堂をダイナマイトで爆破したように、ここもダイナマイトの爆破の跡か。


頂上から今来た道を振り返ると主神殿が見える。

一番手前の壁は閉ざされた壁になっている。


頂上の岩に座り、崖下のカンボジア平原から447メートルのまさに断崖絶壁の絶景を十分堪能して一休みしたら、これからゆっくりとカオプラヴィハーンの見逃したところが無いかチェックしながら下ろう。

ここには、そう度々来れる所ではないからね。

そして、下の駐車場の食堂には。冷えたビールとガイヤーンとソムタムが待っている!




 カオプラヴィハーン国立公園のクメール遺跡と食堂


下記の遺跡を初め、タイ東北部(イサーン)のクメール遺跡の詳しい紹介をしています。


パーモーイーディン(Pha Maw I Daeng)


カオプラヴィハーン遺跡の入口にあり、崖の端に作られた階段を下りると崖に直接彫り込まれたコーケー様式(921~45)の3体のクメールの衣装をまとったレリーフがある。


サントプ(Prasat Santhop


カオプラヴィハーン遺跡の入口の展望台のそばにサントプと呼ばれる黄砂岩の4メートルの1対の塔があるが、対人地雷の除去作業中のため入れず。

展望台から見るだけだ。残念。


ドウートラーン(Prasat Don Tuan)


カオプラヴィハーン遺跡の駐車場から数キロ戻った所を右折して、数キロ行くと道路沿いにある。

東向きの1基のレンガの祠堂が建っている。

祠堂は下部をラテライトで上部をレンガで建造されており、砂岩の柱から1002年に建造の碑文が発見された。


国境警備隊221部隊


ドントーラーン遺跡の前の道を終点まで走って行くと、タイ軍の国境警備隊221部隊のキャンプがあった。

崖の下にはカンボジアの大平原が広がる。

この地はカンボジア領で、タイが実効支配しているとも言う?




食堂


駐車場の反対側には観光客目当ての安食堂が並ぶ。

炭火でガイヤーンを焼いているところ。


昼食はガイヤーン、ソムタム、カオニャオのイサーン(タイ東北部)料理定番の3点セットにビールとコーラを頼む。味もいいし、値段も安い。

今見学した来たカオプラヴィハーンのデジカメ写真を見ながら、家人の「yayo」と話に花が咲く。


3時間のカオプラヴィハーン見学を終え、汗だらけのシャツを着替える。

そして氷入りの冷えたビールを飲む。

旨い!

だから、イサーンの旅はやめられない。





カオプラヴィハーンへの招待」を終わります。
  ぜひ機会がありましたら訪問方お薦めします。

The End  「ふうみん」





 参考文献


このサイトを作成するに当たり、参考にした文献です


題名 Preah Vihear
Sri Sikharesvara
著者 Dhida Saraya Ph.D.
出版社 เมืองโบราณ-F
発行年 1994年
定価 800バーツ
★カオプラヴィハーン遺跡の詳しい本。

★英語。

★ロッブリー国立博物館で購入。

題名 Sri Sikharesvara Prasat
Phra Wihan
著者 Aphiwan Adunyaphichet
出版社 Mang Boran
発行年 1999年
定価 195バーツ
カオプラヴィハーン遺跡のガイドブック。

タイ語と英語併記。

★ロッブリー国立博物館で購入。

題名 Preah Vihear
著者 Vittorio Roveda
出版社 River Books
発行年 2000年
定価 600バーツ
カオプラヴィハーン遺跡の詳しいガイドブック。

タイ語と英語併記。


題名 東南アジアの遺跡を歩く
著者 高杉等
出版社 めこん
発行年 2001年
定価 2100円
★著者が今までの遺跡巡りの体験で知り得た情報を踏まえて、東南アジアに残る遺跡を私的にガイドした一冊。

★タイのクメール遺跡について詳しく書いてある唯一の本だろう。

題名 アンコール・王たちの物語
著者 石澤良昭
出版社 NHKブックス
発行年 2005年
定価 1120円
長年に亙る碑文研究を基に諸王の事績を立体的に描く。
王たちの野望とアンコール王朝興亡史。

「ジャヤヴァルマン7世」や「王道」が詳しく載っており、参考になった。



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