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■6:08 早朝のホアヒンのビーチ。東の空からの陽光が、淡く紅色に空を染めて、海面を輝かせる。 |
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■6:16 そのビーチで、一人の僧侶に対する托鉢の光景。タイで見慣れた托鉢だが、海岸で見たのは初めてだ。街中で見るのとは違う感慨を受ける。 |
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■6:52 ホアヒンの3キロに及ぶビーチの南側から眺めた風景。真ん中の建物は「ふうみん」が過去2回宿泊した、メリアホテル(現ヒルトンホアヒンリゾート&スパホテル
) 。 |
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■7:02
チョンビューホテルのプールに面した、オープンエアのレストランで朝食を摂る。 |
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■7:08
我々の他に客は居なく、セットメニューだった。 |
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■8:00
さあ、今日から中盤戦の「西・東部」に入る。
特に西部は初めて走る所なので、気合を入れて行こう!と話す「ふうみん」。 |
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■8:23 チョンビューホテルを出発し、4号線のバイパスに向う。 |
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■8:25
その途中にある、ホアヒン駅に寄る。
このホアヒン駅のホームには、かつて王族たちが使用していた小さな待合室がある。 |
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■8:42 片道2車線のよく整備された4号線のバイパスを、快適に飛ばして北上する。 |
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■9:25 ペチャブリー市内を走る。右に見えるマハサマナの丘は高さ92メートルで、その上に先日見学したプラナコーンキリ国立博物館の建物が、かすかに見える。 |
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■9:46
ペチャブリーを過ぎた所で給油する。
右側の太った女の子が窓をきれいに洗ってくれる。
朝からいい気分だ。
★給油DATA
1.020バーツ、
36.6L、1L/27.9バーツ。 |
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■10:01
4号線はラチャブリー(Ratchaburi)に入る。
ラチャブリーは「王の町」という意味があるそうな。 |
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■10:35 Photharam市内を走る。目指すナコンパトム(Nakhon Pathom)までは、あと20キロほどだ。 |
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■11:00 ナコンパトムはタイ最古の町と言われ、パーリ語で「最初の町」を意味する。
ナコンパトム市内に入ると、目の前に高さ127メートルの仏塔が見えてくる。プラパトムチェディ(Phra Pathom Chedi)だ。少しいびつなのは、ご愛嬌。 |
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■11:07
プラパトムチェディは紀元前3世紀にインドのアショカ王が2人の僧を派遣し、ナコンパトムにインドシナ半島で最初に仏塔を建てたと言われている。
現在の仏塔は1853年にラマ4世の命令により建築が始まり、17年の年月をかけてラマ5世の時代に完成した。 |
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■11:14 このナコンパトムは7世紀から11世紀にかけて、タイ中央を支配したモン族の国家、ドヴァーラヴァティー王国の首都であった。その後、川の流域の変化による水不足により住民は移動を余儀なくされたと言う。
写真の右側に、プラパトムチェディ国立博物館がある。 |
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■11:18
プラパトムチェディ国立博物館に行く。入場料30バーツ。
ここには、ドヴァーラヴァティー(Dvaravati)王国時代の遺物がたくさん収蔵されている |
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■11:19
ナコンパトムは、11世紀初頭にクメール王朝のスルーヤヴァルマン1世(在位1011~50)に征服された。
スルーヤヴァルマン1世は仏塔を破壊し、クメール様式の塔を建立した。
…と言う事は、「ふうみん」の好きなクメールの遺物が、どこかに在るはずだ。
国立博物館の外庭には、ヨニが数個置かれていた。期待に胸躍らして入場する。 |
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■11:22
国立博物館の展示場には、ドヴァーラヴァティー王国の美しい漆喰の彫像が飾られていた。
この、ドヴァーラヴァティー王国は7世紀ごろから11世紀ごろまでに存在したといわれるモン族による王国だが、その歴史はほとんどわかっていない。 |
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■11:24 プラパトムチェディの基台にあった漆喰のレリーフ。18枚展示されている。 |
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■11:25
シンハ(獅子)の像があった。
「ふうみん」は一瞬、クメール様式の獅子像があった!と思ったがどうも違うようだ。
これは、8~9世紀にかけてのドヴァーラヴァティー様式だ。 |
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■11:27
この石灰岩の基台装飾も、一瞬、クメール様式のマカラかな?と思ったが。
しかし、これも8~9世紀にかけてのドヴァーラヴァティー様式の彫刻。 |
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■11:28
7~8世紀のドヴァーラヴァティー様式の法輪の支柱及び貴台部分の素晴らしい石板彫刻。
残念ながら、博物館内で見たクメールの遺物はヨニだけだったが、素晴らしいドヴァーラヴァティー美術を鑑賞できて満足だった。 |
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■11:55
4号線から323号線を走り、カンチャナブリー(kanchanaburi)を目指す。 |
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■12:09
カンチャナブリーに入る。 |
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■12:44 賑わいのある、カンチャナブリー市内を走る。まずはクウェー川鉄橋(River Kwae Bridge)に行って見よう。 |
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■12:53 クウェー川鉄橋はあの有名な映画「戦場にかける橋」で一躍有名になった、第2世界大戦中に日本軍により建設されたクウェー川にかかる橋だ。
1943年に作られた鉄橋は、1945年に連合国軍の空爆により破壊された。現存する鉄橋は、後日、日本の戦後賠償で作られたものだ。 |
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■12:54
映画の影響なのか、欧米人の観光客が多い。 |
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戦場にかける橋
(The Bridge on The River Kwai)
1957年公開のイギリス映画。
第30回アカデミー賞 作品賞受賞作品。
監督:デビッド・リーン
原作・脚本:ピエール・ブール
音楽:マルコム・アーノルド
出演:アレック・ギネス
ウィリアム・ホールデン
早川 雪洲
ジャック・ホーキンス
(注)この映画は、あくまでもフィクションである事を念頭に置いてご覧下さい。 |
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■12:54
映画の舞台となった鉄橋が架かる川の旧来の名称はメークロン川であった。
映画によって「クワイ川」が有名となった為、クウェーヤイ川と改名された。
クウェー川鉄橋は映画の公開後半世紀経過した現在でも、カンチャナブリー1番の観光名所となっている。 |
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■12:57 クウェー川鉄橋が一番良く見えるレストランで、昼食としょう。
…ちなみに、泰緬鉄道の建設は、1942年6月のミッドウェー海戦で敗北の後に決定されたと言う。その理由は、ビルマの日本軍に物資を補給していた海上ルートが、危険となり始めていた為の解決策として考えられた。 |
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■13:05
ビールとコーラにカオパッドの昼食。
「RIVER KWAE」のロゴとイラストの入ったコップが欲しくなる。
昼食代、260バーツ。 |
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■14:15
ムアンシン歴史公園(Muang Sing Historical Park)は、カンチャナブリーの北西45キロにあり、クメール王朝の最西端を示す重要な遺跡だ。
「ふうみん」がこの遺跡を見学すると、タイにある主要なクメール遺跡を総て見た事になる。
ムアンシン遺跡は、12世紀末から13世紀初めにかけてクメール王朝のジャヤヴァルマン7世の時代に建設された大乗仏教の寺院だ。 |
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■14:23 小さな博物館が併設されていおり、中央には観世音菩薩(Avalokitesvara)が、左右には般若菩薩(Prajjnaparamita)が安置されている。
しかし、いずれもレプリカだ。本物は、バンコクの国立博物館に収蔵されている。 |
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■14:25
ムアンシン遺跡のパノラマ模型。 |
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■14:31 駐車場から歩いていくと最初にモニュメント1の遺跡があり、ラテライトの基壇と祠堂の一部が残されていた。
公園内は樹木が残され、芝生が敷き詰められてきれいに整備されている。 |
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■14:32 その先の中心のモニュメント2は、最も重要な寺院のプラサートムアンシンだ。プラサートムアンシンの北側の楼門はきれいに修復されていたが、他の楼門や中央の祠堂はちゃんと残っていない。 |
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■14:34
プラサートムアンシンの北側には、観世音菩薩のレプリカが立っている。 |
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■15:08 この遺跡は、東西1400メートル、南北800メートルの大きさで、ラテライトの壁で囲まれている。クメール王朝の最西端の国の守りとしての役割があったと考えられる。 |
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■15:18
ムアンシン歴史公園を出て、元来た道を323号線まで戻れば良かったのだが…
良い天気にも誘われ、違った道を走りたくなった。 |
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■15:22
田舎の道を西に向って走っていたら、どん詰まりになった。
そこには、泰緬鉄道のThamkrasae と言う小さな駅があった。 |
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■15:37
個人のお宅にも、間違えて侵入してしまった。 |
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■15:47
何度も細い道を行ったり来たりしながら、やっと323号線に合流出来た。
「ヤレヤレ!これで一安心」。 |
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■15:56 323号線を今晩の宿リバークワイヴィレッジリゾート(River Kwai Village Resort)に向う。このホテルは、カンチャナブリー市街から80キロも離れている。
ここを選択したのは、明日行くビルマ国境に近いからだ。往復160キロ、時間にして2~3時間は助かる計算だ。 |
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■16:14
リバークワイヴィレッジリゾートに着いたとたんすごい雨だ。
明日のビルマ国境の山道が心配だ。
このホテルの敷地は広く、ホテルの建物が数棟ある。
我々の泊まるリバービューのホテル棟は、階段をかなり降りなくてはならない。 |
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■16:18
リバービューの室内に入る。
リゾートホテルらしく、快適な部屋だ。 |
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■16:19
テラスの越しにクウェーノイ川を眺める。
クウェーノイ川は豊かな水量で、とうとうと流れていた。 |
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■16:39
広いホテル内を探検する。
滝のように水が流れている。 |
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■16:45 川の対岸付近に見える船は、水上レストランかな? |
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■19:18
夕食に長い階段を昇り、レストラン棟に行く。
レストランでは、数組のファラン(白人)のグループが賑やかに食事をしていた。 |
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■19:33
ビーフステーキを食べる。
肉が硬いが、まあ、仕方がないか。
夕食代は800バーツ位だった。
明日のビルマ国境の長距離ドライブに備えて、今夜は早めに寝よう。 |