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■6:36
リバーハウスリゾートの近くに朝市が出ている。
タイの旅の朝は、朝市に行って元気を貰おう。 |
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■6:41
ワット・スワナランシーの境内には、昨晩のローイクラトン祭りの山車が置かれていた。 |
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■6:43
ロイカトーンの灯篭流しのユアム川の突堤に行ったら、男が2人川の中に入って探し物をしている。
昨夜流した灯篭(カトーン)に、豊かになる願いを込めて、お金を入れているという。
多分、そのお金を捜しているのだろう。
不信心ものめ。 |
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■6:49
小さなメーサリアンの町の小さなバスターミナル。
赤バスが数台停まっていた。 |
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■6:53
ワット・ヨーンスーン(Wat Jong Sung)は、1896年に建てられたビルマ・シャン様式の寺院だ。 |
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■7:00
ワット・シーブンルアン(Wat Si Bunruang)の屋根飾りが見事だ。 |
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■7:13
リバーハウスリゾートの気持ちのよいオープンテラスの食堂で朝食を摂る。
ユアム川と木々の緑が心地よい。 |
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■7:21
しかし、朝食は全く頂けない。
この朝食で、宿泊代36ドルは少し高いのではないの。
このホテルのオーナーは、ゲストハウスを幾つか持っているらしい。
だから、朝食もゲストハウス並みなのだろうが、そうしたら宿泊代もゲストハウス並みに願いたい。 |
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■7:58
このメーサリアンの標識のデザインをとても気に入っている。
メーサムレップ(Mae Sam Lap)への期待が胸の中に広がる。
早くサルウィン河を見たい。 |
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■8:03 朝霧でドーナ山脈が見えない。今日の天気が心配だ。 |
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■8:17 メーサムレップへ向う1194号線を走る。天気が朝霧から雨に変わってきた。なんか、いやだ~なあ。 |
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■8:32
山道に入ると、崖崩れの後が散見される。
気をつけて走行しょう。 |
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■8:44
ここもかなりひどい崩落現場だ。
一車線分の道路幅しかない。 |
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■9:02
メーサムレップ(Mae Sam Lap)の標識があった。
もう一息だ。 |
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■9:10 メーサリアンから1194号線を50キロほど、1時間10分のドライブでビューポイントに着いた。右下手前にメーサムレップの集落とボート乗り場。向って右側がタイ、左側がビルマだ。思わず見とれる。
サルウィン河(Salween、Salwine、Thanlwin)は、チベットを源流とし雲南省を流れ、ビルマ北東部からアンダマン海に注ぐ大河で長さは2815キロ。
「ふうみん」がこの地点にどうしても来て見たかったのは、タイとラオスの国境のメコン沿いの道を走り切り、タイの地図を見ていて無理だと思っていたタイとビルマ国境のサルウィン河に、このメーサムレップで出会える事を知った。その時からこの地に憧れていた。 |
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■9:10
朝霧のメーサムレップの集落。
寺院が見える。
この集落には、ビルマ族、カレン族、タイ人、中国人とイスラム教徒が住むと言う。
そして、民族毎に集落を作っている。 |
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■9:18
ビューポイントから、メーサムレップに降りようとそのままの道を進む。
そのうちダートになり、どうも下流方面に向かう違う道のようだ。
Uターンするスペースもなかなか無い。
落ちたら終りだ!慎重にUターンする。 |
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■9:26
メーサムレップへ降りるのは、ビューポイント手前の村のゲートをくぐる。
すごい急坂をローギアに落として降りる。
そして、狭い村の道をクネクネと慎重に進む。 |
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■9:29
やっと、サルウィン河沿いの道に出た。 |
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■9:36
道沿いに小公園があり、魚の銅像が建っていた。
この河の名物魚なのかな? |
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■9:36 メーサムレップのサルウィン河の船着場。河原は自然のままで、コンクリートの突堤などは無い。手前は白い砂浜だ。
ここで、ボートトリップの申し込みをした。船頭に話を聞くと、
・下流のBan Sop Moei への往復が3時間、1200バーツ。
・上流の Ban Tha Ta Fang (Mae Ka Hta) への往復が2時間、1000バーツ。
バンコク在住の Shinji さんから、上流のカレン族の村がいいとの情報を得ていた「ふうみん」は、迷わず上流へのボートトリップを選択した。 |
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■9:38
タイ側の国境警備隊で、ボートの運行許可を取る。
「ふうみん」も名前と年齢、人数、国籍を記入した。
国籍欄(もちろん、タイ語のみの帳票で片言の英語でのやり取だ)にJAPANと記入したら、隊員はビックリしたような表情を浮かべ、後ろにいた数人の同僚に向って、
「JAPAN!」と言うと、
同僚も「OH! JAPAN!」と言い
ビックリした様子だった。
こんな辺境の国境まで、観光に来る日本人は少ないのだろう。 |
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■9:44
乗客と荷物を満載したボートは、下流に向って出発した。
このボートは地域住民の貴重な交通手段なのだろう。 |
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■9:45
河原に精悍な表情をした長身の国境警備隊員がいたので、断ってカメラを向けたら精悍な横顔が少しはにかんだ。
この隊員たちと、後ほどボートで一緒になるとは夢にも思わなかった。 |
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■9:57
チャーターしたボートが、舫いをはずして岸辺に着いた。
そうすると、5~6人の国境警備隊員が乗り込む。
そして、我々にも手を差し伸べて、不安定な乗船を助けてくれる。
もちろん、彼らは銃器を携行している。
思わず、「yayo」と「ふうみん」は顔を見合わせる。
国境の緊張感をまさに体感する。 |
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■9:59 6人の隊員を乗せたボートはサルウィン河を遡上する。ボートは川底の岩の関係か水流の関係か、本来の国境の川の中央線を無視して平気でビルマ側に近づく。 |
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■10:02
隊員たちの銃口は、ビルマ側を向いている。
「ふうみん」が、このような緊張感を味わうのは、朝鮮半島の南北分断の地「板門店」に行ったとき以来だ。
心の中でつぶやく、このハプニングは面白い!とても面白い!
まるで、戦場に向うジャーナリストのようだ。 |
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■10:05
10分ほど遡上した地点で、隊員たちは降りた。
中には手を振る隊員もいる。
何か、とても残念だ。 |
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■10:06
着岸したボートの舳先を押すのは、先程写真を撮った隊員だ。
その後、笑顔で手を振ってくれた。
「yayo」が、長男に少し似ていたわね!とつぶやいた。 |
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■10:11 サルウィン河は、ダムが作られていない川としては東南アジアで最も長い。そして、川岸も自然のままなので、このように白砂が川面の水流により段差が作られて美しい模様を描き出している。
そして、ヒマラヤの雪解け水を源流とするこの河の水温は低いという。河に手を入れてみるが特に感じなかった。
また、インパール作戦の日本軍の敗走兵が、雨季で水量の増したこの河で大勢亡くなったという。そういう悲惨な歴史をも秘めて、河は何も無かったかのように滔々と流れている。(合掌) |
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■10:15
ビルマ側に男性が腰を下ろし河を見ている。
今まで、ビルマ側にはひと気が無かったので、「ふうみん」はカメラを向けてシヤッターを切った。
すかさず、「yayo」が叫ぶ。
「ふうみん、危ない! あの人は銃を持っているわ! 写真を撮って刺激すると撃ってくるかも知れない!」
一瞬、ボートの中に緊張感が走る! |
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■10:15
後で、デジカメをズームして見ると、確かに男性の横に銃が置かれていた。
着ている物から判断すると、カレン民族同盟(KNU)の兵士なのか? |
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■10:34
乾季だというのに日は差さず、霞がかかった状態で寒い。
上流に向かいもろに川風を受ける。
「ふうみん」は、半袖のポロシャツなのでとても寒い。
「yayo」は長袖なので大丈夫だ。 |
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■10:35 サルウィン国立公園(Salawin national park Tha Ta Fang station)の建物が見えてきた。 |
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■10:43
川漁師の船がゆく。 |
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■10:48
そして、カレン族の村 Ban Tha Ta Fang (Mae Ka Hta) に到着だ。 |
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■10:56
カレン族の村 Ban Tha Ta Fang に上陸する。 |
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■11:02
エキゾチックなカレン族の村を、ロンジーを腰に巻いた船頭のお兄ちゃんの案内で見学だ。
やっと、日差しになって来たので、ホッとする。 |
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■11:04
ベンチに座っていた女の子。
とても暗い表情が印象的だ。 |
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■11:06
小さな雑貨屋の店先で、おばあちゃんと二人の孫。 |
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■11:08
機織と縫い物をする女性たち。 |
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■11:14
Ban Tha Ta Fang の国境警備員。
カメラを向けたら横を向いた。 |
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■11:28 カレン族の村 Ban Tha Ta Fang を後にし、サルウィン河をメーサムレップに向けて下る。 |
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■11:31
サルウィン河の真ん中で、ひらひら飛んできた蝶々が「ふうみん」のポロシャツの胸に止まった。
そして、しばらく休憩するとまた飛び立っていった。
どちら側の国から来て、どちら側の国に行ったのだろう?
蝶には、国境は関係ない。
関係のあるのは、人間の営みだけだ。 |
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■11:47 メーサムレップに近づいてきた。山の急斜面にへばりつく様に建つ家々を望む。 |
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■11:48 2時間余りのボートトリップも終りに近づいた。このサルウィン河遡上のトリップはとても面白かった。機会があればオススメです。
船頭のお兄ちゃんに、料金の1000バーツとカレン族の案内料兼チップ200バーツを支払う。 |
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■11:50 船着場では、麻袋に入った穀物をビルマ側からボートで運び、オンボロのトラックに積んでいる。 |
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■11:51
麻袋の重量は、50~60キロは優にあろう。
ビルマ人の作業員は黙々と運ぶ。
彼らの1日の賃金は、100バーツにも満たない。
ここでは、公然と密貿易が行われていると言う。
これも、そうなのであろうか? |
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■11:53
オンボロトラックに積荷の作業が終ったようだ。
「yayo」がこのトラックを見て、
「本当に動いて、この砂地の上を走り、急な坂道を登り、上の道路まで行けるか見て見たい」
と言う。
エンジンを掛ける。
前輪のタイヤは丸坊主だ。
余りの重さにトラックは少し下がり、前輪が激しく空転する。 |
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■11:53
周りの作業員が車輪の下に砂を入れ、見事スタートできた。
砂煙を上げて昇って行く、トラックと運転手に拍手だ。 |
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■12:02
せっかくメーサムレップまで来たんだから、ここで昼食としょう。
と食堂を探すが、商店が少しあるだけで、なかなか食堂が無い。
この商店の真向かいに、雑貨屋兼食堂があった。 |
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■12:04
雑貨屋兼食堂に入る。
何しろ暗いし汚い。
照明の一つもつけてもらいたい。
自家発電でコストが高いのかな。
フラッシュをたいたデジカメ画面を見た「yayo」は、「写真の方がズーット素敵ね」と言った。 |
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■12:05
麺をゆでる店のおばさん。 |
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■12:05
缶ビール2本とコーラ。
それに食事は熱を通したものがいいとクィティアオを注文。
意外にと言ったら失礼か、なかなか旨い。
料金は115バーツ。 |
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■12:06
壁に掛けられた駄菓子屋みたいな玩具が、シュールないい味を出している。
そこに、ビルマ人の二人連れが来た。一人は毛布を頭から被っており、どう見ても病人だ。
病人の目を見ると、死んだ魚の様な目をしているのでヤバそうだ。
この雑貨屋で、薬のばら売りをしているようだ。
病人を心配した「yayo」は、店を出る時に持っていたバッファリンを手渡した。病気の回復の少しの足しになれば幸いだ。 |
■Wさんから、下記のご指摘がありました。…「ふうみん」の無知を恥じるだけでなく、貧困に対し考えさせられる有益な情報と思いご紹介します。(2009/3)
上記の、病人を心配した「yayo」は、店を出る時に持っていたバッファリンを手渡した。病気の回復の少しの足しになれば幸いだ。との記述がありますが、バファリン(アスピリン) は、デング熱などの出血傾向のある伝染病では、禁忌です。
タイ政府もこの点を勘案して、薬剤師の居ない雑貨屋で簡単に手に入るような解熱鎮痛剤は、アセトアミノフェンか、イブプロフェンが主流です。
私はタイでボランティアをやった経験がありますが、その時に 、「決して個人の判断で薬を与えないでください。どうしても助けたければ、病院に行くお金か、薬を買うお金をあげてください。」と言われました。
「お金をあげる」という事に、我々は非常に違和感が有るのですが、現実には、「お金が無いので薬が買えない、病院に行けない」人々にとって、治療する資格も知識も無い我々には、お金を与える事以外にその場で彼らにしてあげられることは、栄養のある食べ物を買ってあげるくらいしかありませんでした。
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■12:30
この門が、メーサムレップへの入り口だ。
左の道は、先程通ったビューポイントへ通じる。
そして、その先はダート道になり分らず。 |
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■13:03
1194号線を慎重に、メーサリアンに向かい走る。 |
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■13:20 1194号線を戻って来ると眼前に、朝には見えなかったドーナ山脈が現れる。豊かに実った稲穂、まるで日本の農村風景だ。
先程までのメーサムレップの情景は夢か幻か?現実の世界に舞い戻って来た様な感慨が胸をよぎる。 |
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■13:38
ユアム川にかかる橋を渡り、メーサリアン市街に入る。
時間は、まだまだ十分にある。
メーサリアンの小さな街を抜け、チェンマイに向う108号線を走ろう。 |
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■14:08 青い空と白い雲、108号線を快適に走る。 |
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■14:26
50キロほど走ると、1270線の分岐があった。
ここは、Ban Kong Loi という地点だ。
ここらで、Uターンして戻ろう。 |
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■14:27 Ban Kong Loi の村の佇まい。一見、昨日見たメーラーキャンプを思い出すが、豊かさが異なる。 |
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■15:09 1270線をメーサリアン方面に戻る。北タイの名物ドークブアトーンの中を抜けて走る。
ドークブアトーンは別名メキシコヒマワリの事で、クンユアム郊外のメーコー山一面に、このお花畑が在ると言う。明日、行って見よう。 |
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■15:25
メーホーソン県の歓迎のゲートをくぐる。 |
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■15:31
市場で大好物のソムオーを皮を剥いてもらい2個買う。
1個20バーツ。
その近くのミッタリーホテルに、タイマッサージが在るというので向う。
フロントにおばさんがおり、タイマッサージは夜の7時以降だと言う。
仕方なく帰るが、後で来たら別棟で営業しており、そんな事は無いみたいだ。 |
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■17:29 リバーハウスリゾートに戻り、シャワーを浴びビールを飲みながら、椰子の木越しにユアム川と夕日を眺めて、まずは一服。
あの夕日の方角に、先程まで居たサルウィン河とメーサムレップがある。しばし、ビールの苦さを口の中だけでなく胸の中でも味わう。 |
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■20:27
6時半にミッタリーホテルに向う。
別棟でタイマッサージを受ける。
なかなか上手だ。
2時間240バーツ、チップ100バーツ。 |
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■20:41
夕食に昨日と同じで所ではつまらないと、インティラーレストラン(Inthiira Restaurant)向かいのレヌーレストラン(Renu Restanurant)に行く。
中に入ると、客は誰も居ない。
一瞬、嫌な感じがする。 |
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■20:52
オムレツ、ポークカレー、野菜の炒め物、サラダにビール2本とコーラ。
代金は340バーツ。
味は失敗だった。
ああ、昨日と同じとインティラーレストランにすればよかったな~あ。
寝酒でも飲んで、寝よ~っと。 |