イサーンの大地走行2000キロプラス カオプラヴィハーン(プレアビヒア)への招待



Invitation to Khao Phra Viharn(Preah Vihear) タイ名…カオプラヴィハーン又はカオプラウィハーン
カンボジア名…プレアヴィヒア又はプレアビヒア





Preah Vihear Sri Sikharesvara より
@ Steep Stairway Approach
A Naga Balustrade
B KopurasT− Entrance Pavilions




 入口から第一楼門まで



「幻の遺跡」カオプラヴィハーン遺跡への入口だ。

ここからは120メートル、200段近い急角度の荒れ果てた階段を登る。


1974年のカオプラヴィハーンの入口の古い貴重な写真。
Preah Vihear Sri Sikharesvara より


目の前にカオプラヴィハーン遺跡の急角度の階段が現れる。

見た瞬間何か違うと思った。

前回の訪問時と異なり、、新しく木の階段が出来ている。

ここカオプラヴィハーンは荒れ果てたままで、何もしない方がいいのにな!


階段脇の獅子の像。

よく見ると台座から無残に切り取られている。

台座が着いていると重い為持ち運びできず、台座から切り取って獅子像を盗んだという。


こちらも台座から切り取られ獅子の像の足。

このようにしてたくさんの像が盗難にあったが、最近ほんの一部ではあるが返還されているという。


シンハとナーガ。


階段を上がったところに一対のナーガ像がある。

現世と神々の国を結ぶ橋の守護神がナーガだ。

七つの頭で頭上に雲が無く、鎌首を持ち上げ地面を直接地面につけているのは古い形のナーガ像だ。


ナーガ像の前でカンボジアの僧侶。

後ろのカンボジアの女の子の着ている服はどう見ても着物だった。多分、日本からの援助物資と思われる。


ナーガ像のテラスから、今登って来た階段を振り返る。

あの急階段を写真ではお伝えできないのが残念だ。


第一楼門に掲げられたカンボジアの国旗が風にはためいている。


第一楼門からナーガのテラスを望む。


第一楼門の破風に少し霧がかかり神秘的だ。


第一楼門は骨格しか残されていないが、いかにもクメール遺跡らしく好きな構図だ。


破風の一部と下はまぐさ石がかろうじて残されている。

レリーフは「カーラに乗る神像」。


カオプラヴィハーン独得の曲線の巻き込みが美しい。


崩れた石としっかりとした基壇。


ナーガの尻尾。先端が少し欠けている。


第一楼門の下に造られたポルポト派の塹壕の跡。

遺跡周辺の地雷といい、まだ内戦の爪跡が残っている。



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