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映画評論1960年ベストテン




1961年2月号
映画評論 1960年ベストテン 外国映画
順位 題名 監督 合計
1 甘い生活 フェデリコ・フェリーニ 66
2 勝手にしやがれ ジャン・L・ゴダール 62
3 チャツプリンの独裁者 チャールズ・チャップリン 59
4 太陽がいっぱい ルネ・クレマン 36
5 真夏の夜のジャズ バート・スターン 32
6 若者のすべて ルキノ・ヴィスコンティ 27
7 黒いオルフェ マルセル・カミユ 26
7 大人は判ってくれない フランソワ・トリュフォー 26
9 人間の運命 セルゲイ・ポンダルチュク 25
10 ロベレ将軍 ロベルト・ロッセリーニ 21


映画評論 1960年ベストテン 日本映画
順位 題名 監督 会社 合計
1 豚と軍艦 今村昌平 日活 56
2 おとうと 市川崑 大映 52
3 不良少年 羽仁進 新東宝 49
4 日本の夜と霧 大島渚 松竹 38
5 太陽の墓場 大島渚 松竹 37
6 武器なき斗い 山本薩夫 大東 35
7 裸の島 新藤兼人 近代 30
8 黒い画集 堀川弘通 東宝 29
9 青春残酷物語 大島渚 松竹 28
10 悪い奴ほどよく眠る 黒澤明 東宝 21


ベスト・テン選出の本文から…

映画評論よ、お前もか!といわれそうだが、ベスト・テン選出という試みをやってみた。
「豚と軍艦」がベスト・ワンになったり、未公開の「不良少年」が上位を占めたりしている。そのへんが、映画評論ベスト・テンのミソといえましょうか。大島渚は、60年に発表した全作品3本が、十位までに入っている。

「豚と軍艦」は、昨年11月に、横須賀で上映されただけで、一般への公開は、61年に入ってからなのだが、選出者のほとんどが見て、それぞれのかたちにおいて感銘をうけられたようであったので、あえて、60年のベスト・テンの対象作品とした。…以下略

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