magazin キネマ旬報 INDEX
キネマ旬報日本映画60年を代表する最高作品ベストテン
1960年代「別冊キネマ旬報」表紙集
「キネマ旬報」のベストテンはあまりにも有名で、特集の別冊も何冊も出ており、過去からのベストテンやオールタイムベスト100を調べることは簡単に出来ます。

この「蔵出し映画缶」では、あまり知られていない「キネマ旬報」創刊40年にちなんで選出された、1959年7月、No236号の日本映画60年を代表する最高作品ベスト・テンの選出を取り上げて見たいと思います。

それから40年後の1999年のNo1294号に、オールタイムベスト100が選出されたので比較のため載せます。この二つのベスト・テンを比較して見るととても面白いし、いろいろと考えさせられます。

日本映画60年を代表する最高作品ベスト・テンの中に「七人の侍」も「東京物語」も選考対象の58本の中にも入っていないなんて・・・そんな! 時代における作品の評価の絶対的な価値観、形而上学的な意味等を改めて考えさせられます。

あと、1960年代の「別冊キネマ旬報」の表紙集を載せます。

「エロティシズム美学 第1号」は、発売10日で売り切れたといいます。内容は、さすがキネマ旬報と感じたレベルの高さでしたが、後になるにしたがって質が落ちたと思います。これは仕方のないことなのでしょう。

2004・5 「ふうみん」
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