遷都1300年、奈良熊野の旅



観光客の居ない、早朝の法隆寺。猫一匹。




旅を終えて
NHKで見た「出水の酒船石」が発端で、今回の旅のプランが出来上がった。飛鳥の石造物とヒンドゥー教との関係は、「ラオスと飛鳥の謎の石造物考」にまとめたので、興味のある方は覗いて見てほしい。

「ふうみん」にとって、久し振りの奈良・熊野・南紀方面の旅だった。奈良については、会社の転勤で滋賀県と神戸市に住んでいたので、何度も行く機会があったが、国道168号線と熊野・白浜は初めてだった。また、南紀についても三十数年ぶりだった。紀州を走っていて、改めて「紀の国」は「木の国」だと日本の豊かな大自然を実感した。

そして、紀伊半島の大きさを再認識した。関東にいると、どうしても紀伊半島の大きさを伊豆半島と同じ位の大きさに思う感覚があり、ドライブの距離感を混乱させてしまった。

温泉についてもあまり期待していなかったが、湯泉地、湯の峰、白浜など思っていた以上の温泉だった。今回の旅で、日本の歴史や自然の奥深さを再認識出来たのはうれしい誤算だったし、次回の旅の計画への新たな動機付けにもなった。
2010年8月
「ふうみん」



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