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■4:58 早朝の大曲市街。曙のやわらかく、たよりない光が射し込み、街は静かに蠢き始める。まるで、生き物のように。 |
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■5:09
丸子川の脇に設けられた散策路を歩く。ジョギング中の人と挨拶を交わす。
…気持のよい朝の散歩。 |
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■5:23
大曲の市内は大規模な区画整理中だ。
最初、大火でもあり一面焼け出されたのかと思ったが、どうも違うようだ。震災後の神戸を思い出させる。
その為、「飲み屋街」も北国の情緒は全く無く、無気質な印象。 |
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■6:48 「大曲オリエンタルホテル」は朝食がついていなかったので、コンビニで弁当を買い、車中で食べながら田沢湖に向った。
辰子茶屋の駐車場でお湯を沸かしてコーヒーを入れ、しばしコーヒータイムを楽しむ。早朝の田沢湖は、美しい瑠璃色の湖に乳白色の霧がかかり神秘的な景観を示す。 |
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■7:13 辰子像に朝日が当たり、金色のブロンズ像が輝く。ここ田沢湖は水深423メートルの日本一深い湖。 |
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■8:02
乳頭温泉の最奥の「黒湯」と「孫六」に入ろう。
ここを左折すると、5分で「孫六温泉」、右折すると、1分で「黒湯温泉」。 |
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■8:05
「孫六温泉」が見えて来た。
先達川に架けられた橋を渡ると、川沿いに「孫六温泉」は建っている。 |
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■8:11
温泉 No.12 |
温泉名 |
孫六温泉 |
秘湯度 |
★★★★ |
おすすめ度 |
★★★★ |
入浴料 |
500円 |
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先達川の川原に設けられた「石の湯」。湯治場の風情がただよう。 |
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■8:12
先達川沿いの露天風呂「夫婦の湯」。
眼前の先達川の「清流」、川向こうのブナ林の「新緑」、そして上には大空の「蒼穹」が広がる。
まさに、大自然を凝縮した温泉をこの露天風呂で堪能できる。 |
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■8:32
「黒湯温泉事務所」の横に置かれた「看板」。
いい味を出していますネ。 |
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■8:40
温泉 No.13 |
温泉名 |
黒湯温泉 |
秘湯度 |
★★★★ |
おすすめ度 |
★★★★★ |
入浴料 |
500円 |
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今回は行かなかったが、乳頭温泉一番人気の「鶴の湯」は秋田藩主「佐竹本家」の湯治場であった。
それに対し、「黒湯」は角館城主「佐竹北家」の湯治場だった。
この混浴の露天風呂のブナの木の柱が素朴な味わいを出している。 |
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■8:42
当日の露天風呂は「ふうみん」たちだけだったので「yayo」も混浴の露天風呂を満喫していた。 |
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■8:55
源泉が注ぎ込む内湯の湯船に、窓の明かりが射しこみ、お湯は乳白色に輝き水面は微かにゆれる。
温泉好きには堪えられない、素晴らしい「お湯」の表情。 |
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■9:15
「黒湯温泉」を満喫し山道を登ると、新緑の木々の間から黒湯の黒い建物が見えた。 |
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■10:07
「秋田駒ケ岳(1637m)」の8合目まで、道路が通じている。
6月1日から通行出来るが、マイカー規制でダメだと思っていた。調べたら6月20日までの平日は可との事。思わず「ラッキー!」と声を出す。
しかし、道は狭く急で対向車とのすれ違いも大変だ。 |
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■10:22
8合目から、「秋田駒ケ岳」を望む。
8合目の駐車場は平日にもかかわらず一杯だった。
「yayo」は「ネマガリ竹」の「竹の子」を何本か採取し喜んでいた。 |
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■11:50
早朝に走り抜けた「角館」まで、1時間掛けて戻る。
お昼は「稲庭うどん」を食べよう。
七代佐藤養助稲庭うどん専門店の「ふきや」に入る。 |
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■11:55
B級グルメ No.10 |
飲食店名 |
ふきや |
メニュー |
稲庭うどん |
おすすめ度 |
★★★★ |
代金 |
900円 |
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冷たい緬がのどごしに心地よく「つるつる」と入り、直ぐに食べ終わってしまった。
壁に「大盛」との表示を見つけ、「大盛」にすれば良かったな!と思った。 |
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■12:07
角館まで戻った理由は「yayo」お気に入りの「生もろこし」を買うためだ。
その中でも「もろこしあん」が特にお気に入り。
「生もの」なので、旅の途中での保存が心配だったが、5000円以上買うと期日指定の送料無料で自宅まで届けてくれた。 |
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■12:18
「角館」の武家屋敷は何時来て見ても素晴らしい街並みだ。
この緑豊かな「しだれ桜」は、寛文4年(1664年)、京都の公家三条西家の娘が佐竹家に嫁ぐ時に、しだれ桜の苗木を持参したのがはじまりとの事。 |
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■13:09
国道46号線を走り、国境を越え岩手県に入る。
国境近くの県道の狭い道を9キロほど「秋田駒ケ岳」を目指して走ると、五合目(標高850m)当たりの「国見温泉」の「石塚旅館」に着く。
ここは、以前から来たかった温泉だ。 |
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■13:16
温泉 No.14 |
温泉名 |
国見温泉
石塚旅館 |
秘湯度 |
★★★★★ |
おすすめ度 |
★★★★★ |
入浴料 |
400円 |
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このエメラルドグリーン色のお湯に入りたかった。泉質は硫黄泉と炭酸水素塩泉二つの効能を持ち、硫黄泉の中でも硫化水素型になる。 |
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■13:24
露天風呂は内湯よりも白っぽい。
女将に露天と内湯の源泉が違うのかと、たずねた所、源泉は同じだが「内湯」は毎日湯船の湯の華を落とすが、「露天」は沈殿させたまましてあるとの事。 |
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■15:28 NHKの朝ドラ「どんど晴れ」で有名になった小岩井農場の「一本桜」。一本桜(樹種:エドヒガン)は、明治40年代 (約100年前)に植えられたと言われている。残念ながら、秀峰「岩手山」は曇っていて見えない。 |
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■15:42
B級グルメ No.11 |
飲食店名 |
松ぼっくり |
メニュー |
アイスクリーム |
おすすめ度 |
★★★★ |
代金 |
300円 |
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「松ぼっくり」は、絞りたての牛乳、旬の野菜や果物を使ってジェラートアイスクリームを作っいる。
すごく人気のある店のようだ。評判通り美味しい。 |
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■16:16
温泉 No.15 |
温泉名 |
滝ノ上温泉
滝峡荘 |
秘湯度 |
★★★★★ |
おすすめ度 |
★★★★★ |
入浴料 |
400円 |
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「松ぼっくり」から、葛根田川沿いの道を終点まで走ると「滝ノ上温泉」の「滝峡荘」がある。
ここも秘湯だ。 |
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■16:25
気持のよい木の浴槽に源泉が注ぎ込まれる。写真は男湯で女湯は狭く少し暗い。
このお湯はラジウムを含んだ微かに灰色のいいお湯だ。入っていると神経が安らぐ感じがする。
内湯しかないが、窓の外のブナ林と葛根田川の景色を眺めていれば満足。 |
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■18:20
夕方の通勤ラッシュアワーの中、盛岡駅前の「東横イン 盛岡駅南口開運橋」にチェックイン。
まだオープンしたばかりの新しいホテルだ。
今回の旅では東北地方の「小都市」泊まるのがコンセプトだが、この近くにビジネスホテルの小都市が無く、やむなく盛岡にした。 |
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■18:40
ビジネスホテル No.4 |
ホテル名 |
東横イン 盛岡駅南口開運橋 |
おすすめ度 |
★★★ |
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盛岡は大都市だ。やはり、「ふうみん」はひなびた東北の小都市がいい。
街中を歩くが、飲食店が多すぎて何処に入ろうか迷う。 |
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■19:07
比内地鶏を使用した「秋田 比内や」に入る。ここは秋田でなく盛岡だが、まっいいか。
比内地鶏とは、古くから秋田県の北部の比内地方で飼育されていた地鶏で、その鶏肉が美味であったため、鹿児島の薩摩鶏や愛知の名古屋コーチンと並ぶ日本三大美味鶏のひとつ。 |
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■19:30
B級グルメ No.12 |
飲食店名 |
秋田 比内や |
メニュー |
比内地鳥 |
おすすめ度 |
★★★★ |
代金 |
約9000円 |
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つくねの串焼き。
比内地鶏は値段もやや高め為か、当日「秋田 比内や」の客は我々だけだった。…不景気を実感した。 |
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■20:02
〆はやっぱり「きりたんぽ鍋」だ。
比内地鶏のガラスープの出汁がよく効いている。備長炭で焼いたきりたんぽも腰があって旨い。
店員さんとも話が弾み、楽しい盛岡の夜だった。 |