行程1日目>米沢へ



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■7:28

6月7日(日)、東名高速の「横浜・町田IC」に入る。

今日は休日なので高速道路割引(1000円割引)の適用を受ける。素直にうれしい事だ。

これから、「ふうみん」と家人の「yayo」のコンビは、7日間の東北地方の「秘湯とB級グルメの旅」に出発だ。張り切って行こう。


■7:48

首都高速が渋滞の為、渋谷駅東口の前で停まる。

この広い駅前の敷地は「ふうみん」の子供の頃は、都電のターミナルだった。


■8:03

2008年8月3日、首都高速5号池袋線の下り熊野町ジャンクションにおいて、走行中のタンクローリーが横転・炎上し火災が発生した。

2008年10月14日、全面復旧した。この事故による工事費が約20億円、通行料収入の減収が約25億円との事。

…その復旧した現場を走る。


■8:55

朝食を摂っていなかったので佐野SAで名物の「佐野ラーメン」でも食べよう。

「ふうみん」と同じ様な考えの人が多いのか、朝から食堂は座る席が無いほど、一杯だった。


■9:00

B級グルメ No.1
飲食店名 らーめん さのや
メニュー 佐野ラーメン
おすすめ度
代金 600円

残念ながら、スープが薄くて全くダメだ。チャーシューもしょつぱ過ぎる。評価できるのは、唯一コシのある緬のみ。

同じものを食べた「yayo」も同意見で怒っていた。


■9:41

梅雨入りしたと言うのに、そんな事は関係ないよ!と云う、素晴らしい青空だ。

快適な東北道を快調に走る。


■12:05

白石ICで降りて、お昼は白石名物の「うーめん」を食べよう。「いち藤」と云う店に入ると、お客で一杯だった。

「温麺」と書いて「うーめん」読む。温麺とは、江戸時代初期、白石の住人鈴木味右衛門が、油を使わない麺を作り父親に食べさせたところ病気が治り、この話を聞いた領主から、温かい思いやりを誉められ「温麺」と呼ぶ事になった。


■12:26

B級グルメ No.2
飲食店名 味のいち藤
メニュー かけうーめん
天もりうーめん
おすすめ度 ★★★
代金 600円
1200円

写真はかけうーめん。


■12:28

こちらは、天もりうーめん。

うーめんは手延べのよさを充分に生かした「手綯(てない)うーめん」を使っており、なかなか美味しい。

出汁は昆布と鰹節を浸かっているが、関東のそばつゆに馴れた「ふうみん」は、醤油の若さ(熟成されていない)が気になった。


■13:05

お腹が一杯になった後は温泉だ。一風変わった温泉宿の「湯々里ミートランド」に向う。

田舎道の為、カーナビの設定が悪く、少し迷う。

電話番号で検索し、設定したらうまくいった。

新緑の山道を走る。


■13:10

普通の民家の庭に、露天風呂を付け足したみたいな温泉施設だが、駐車場は一杯だった。

中に入ると、大広間で地元の人たちが大音響でカラオケを歌い、かつ食べて、飲んで盛り上がっている。

何か、とても場違いな空間に入り込んだみたいだ。


■13:42

温泉 No.1
温泉名 湯々里
ミートランド
秘湯度 ★★★
おすすめ度 ★★★★
入浴料 300円

褐色の源泉が掛け流され、男湯は地元の人で一杯だった。写真は空いていた「女湯」。

少し熱めのお湯にゆったり浸かり、長距離ドライブの疲れをとる。


■13:57

「湯々里ミートランド」を出て、「七ヶ宿街道」に向う村落の外れにあった神社。

「不忘神社」といい、何かすごく歴史があるみたいだ。

近くの不忘山に天武天皇の9年(680年)、役行者小角の父願行が吉野の蔵王権現を不忘山頂に勧請して祀ったのが始まりと伝えられている。


■14:17

七ヶ宿ダム湖の横に出来た「七ヶ宿公園」で子供たちが芝生のグランドで野球をしていた。見るからに、のどかな風景だ。

「七ヶ宿街道」とは、江戸時代に奥州と羽州を結ぶ街道の一つで、仙台領内に七つの宿場があったことから、「山中通小坂越」(俗称・山中七ヶ宿街道)の名が付いた。


■14:36

街道沿いにひっそりと「振袖地蔵」が立っていた。

「振袖地蔵」とは、昔、秋田のお殿様が参勤交代の時に滑津の宿場で娘を見初めた。

お殿様は江戸務めを終えて戻る途中、滑津で娘を探したが娘は既に亡なっており、お殿様は大変悲しんで娘を偲んで作ったのが、この「振袖地蔵」と云う。

お地蔵様の面差しは、恋しい娘に似せてあるとの事。


■14:41

眼下に「滑津大滝」を望む。

「滑津大滝」は、高さ約10m、幅約30m。

川幅いっぱいに流れ落ちる水量の豊かなこの滝は、別名「二階滝」とも呼ばれる独得の形状をなしている。


■14:46

B級グルメ No.3
飲食店名 旬の市七ヶ宿
メニュー 玉こんにゃく
おすすめ度 ★★★
代金 100円

「旬の市七ヶ宿」で「玉こんにゃく」を食べる。味が染み込んでうまい。


■15:08

「鏡清水」に寄り道し、ポリタンクに水を汲む。すごく冷たい。

白石川源流にある「鏡清水」からは、冷たい新鮮な水が湧き出している。

昔、この場所でお姫様が鏡のかわりに姿を映したという由来があり、この名がつけられたとの事。


■15:50

赤湯には10年以上前に「yayo」と「赤湯温泉・龍波」に泊まった懐かしい場所だ。

「赤湯温泉・元湯」は、以前赤湯温泉にあった共同浴場の「丹波湯」と「大湯」が統合されて、2008年10月に出来た新しい共同浴場。

「森の山源泉」と、「烏帽子源泉」が非加熱、かけ流し、毎日換水されている。


■16:04

温泉 No.2
温泉名 赤湯 元湯
秘湯度
おすすめ度 ★★★★
入浴料 200円

温泉の専門サイトの評判はイマイチだが、お湯はとても気持ちよく、浴場内は清潔で、値段も安い。

「ふうみん」のこの温泉に対する評価は高得点だ。


■17:06

米沢駅前を通り抜け、今晩の宿「東横イン」にチェックインする。

ビジネスホテル No.1
ホテル名 東横イン米沢駅前
おすすめ度 ★★★


■17:38

早速、ノートパソコンで米沢の飲食店の検索をする。


■18:00

飲食店が集中する大沼デパート周辺を散策する。

今日は日曜日のせいか、商店街は閑散としており、全く活気が無い。


■18:14

焼肉のいい香りに誘われて「昭和ホルモン亭」の前に来た。

そして、メニューを覗く。

米沢牛もあるようだし、「ここにするか?」と「yayo」に同意を求めて店内に入る。


■18:33

B級グルメ No.4
飲食店名 昭和ホルモン亭
メニュー 焼肉
おすすめ度 ★★★
代金 約7500円

米沢牛のカルビとホルモン。

肉の焼ける煙を見ていると、よだれが出そうになる。写真の通りなかなか美味しい。


■18:46

店内には日活のポスター(レプリカ)が所狭しと貼られ、昭和のノスタルジーをかき立てる。

この頃の映画ポスターのマニアの「ふうみん」にとって、こうゆう雰囲気には、とっ~ても弱いんだよね。

入口を見ると、待っているお客がかなりいた。ここは人気の店のようだ。


■19:39

「東横イン」に帰るため、米沢駅前を通過する。

幻想的な照明の下、東北地方の小都市にいるんだな~あ!との思いが、改めて湧いて来る。

今回の旅のコンセプトが間違っていなかったと、実感。




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