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■5:02
セントラルホテルの部屋から眺めたヤンゴン市内。
ボヂョーアウンサン通りを隔てて、対面の古い建物がライトアップされていた。
小雨が降っており、早朝の散歩は断念。 |
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■5:51
7:30発のシットウェー行き、エアマンダレーの6T611便に間に合うようにチェックアウトした。
レセプションでホテルの車を頼み乗車すると、一方通行を避けるようにホテルの横の裏道を通り、空港に向かう。
この車の代金は10.000チャット。タクシーより2割ぐらい高いが、エアコンが効き快適だ。 |
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■6:04
車のテッシュペイパーの箱を見たら、富士山の絵のパッケージだ。
箱にはスノーホワイトと書かれている。
南国ミャンマーの人々にとっては、雪冠の富士山はあこがれの対象なのだろう。 |
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■6:13
ヤンゴン空港の国内線ターミナルは国際線ターミナルの先になる。
ホテルから30分を予定していたが、早朝という事もあって20分強で到着。
国内線ターミナルの建物の外見は古い。何でも、以前の国際線ターミナルを使用しているとの事。 |
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■6:21
エアマンダレーのカウンターで搭乗手続きをする。 |
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■6:28
手続きが終わるとシールをくれた。
早速、胸にシールを貼る。 |
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■6:29
出発ロビーの横にあったカフェで朝食を摂る。
コーヒーとパン、2人前で10.500チャット(1.050円)と、なかなかいい値段だ。 |
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■7:10
出発ロビーの中を、便名を書いたプラカードをもった係員が声を張り上げてまわる。
その声に急かされるように、「ふうみん」たちもバスに乗る。
見渡したところ、外国人は「ふうみん」たちの外数名だ。
その中に日本人は居ない。 |
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■7:16
エアマンダレーの使用機種はATR 72。
この、ATR 72は70人乗りのターボプロップ双発機で、「ふうみん」はラオス旅行でお馴染みの機種だ。
客室乗務員は2人とも美人で愛想がいい。タイ航空とは大違いだ。 |
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■7::44
6T611便は7:30の定刻通りに飛び立った。
機内食は、クロワッサンのサンドイッチが1個。
先ほどカフェで朝食を食べたので、これから行くシットウェー~ミャウー間の船旅の昼食としょう。
何しろ、どんな船だか?昼食はどうなのか?トイレはあるのか?
…何の情報も無く、不安だからね。 |
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■8:14
機内で配られた地元紙に、アウンサンスーチーのインタビュー記事が載っていた。
その記事を熱心に読むミャンマー人乗客。
この1ヶ月前ぐらいから、ミャンマーの政治体制は大きく変化しているようだ。 |
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■8:29
雲の切れ目から海が望めた。ベンガル湾だ!窓に額をつける様に眺める。
9月4日付け新聞に、中国~インド洋間に中国の資金により、鉄道が建設されるという記事が載っていた。
中国の国境に接するセムから、マンダレーを経由し、インド洋に面したチャウピューを結ぶ予定だ。
多分この辺りの海岸線が、そのチャウピューのはずだ。 |
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■8:40
シットウェー(Sittway)空港に到着。到着ロビーには、チャーターしたボート会社のマネージャーが「ふうみん」の名前を書いたボードを持って待っていた。
PLG社の話では、船着場(Jetty)で待っているとの事だったが、船着場は広いので会えないと困るので、空港まで迎えに着たとの事。
これはうれしいネ。何しろ、こんな辺鄙な場所の船着場で待ち合わせなんて、不安だったからね。 |
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■8:50
彼は「ふうみん」たちのパスポートを受け取ると、入域許可を受けに行った。
ここシットウェー空港の到着ロビーでは、外国人はパスポートのチェックを受ける。
ヤカイン州(旧アラカン州、古い発音ではラカイン州と発音)は、中央政府にとって鬼っ子扱いだ。
係官は入域許可のリストとチェックしていた。 |
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■8:52
シットウェー空港から船着場まで、このトゥクトゥクで移動する。
料金は6.000チャット。 |
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■9:00
シットウェー空港から、市内の中心を貫く名前の通りのメインロード(Main Road)に入る。
新時計台の脇を走る。 |
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■9:01
シットウェーの街の中心。
右に見えるのがノーブルホテル、左はヤカイン州文化博物館。
シットウェーの街の初印象は、道路の状態がすごく悪い。
これでも、州都なんだ。 |
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■9:07
トゥクトゥクは15分ほどで船着場に到着した。
怪しげな感じのポーターがスーツケースを運ぶ。
この辺りの船着場の道は泥道で、足元を気を付けながら歩く。 |
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■9:08
チャーターしたボート。思ったより大きいので一安心。
今まで雨が降っていたのでシートが被さっていた。 |
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■9:11
「ふうみん」たちが乗り込むと、船員は舫を解き、さあ!出航だ。
ボートは船着場から、カラダン川(Kaladan River)の河口に向かう。 |
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■9:13
ここから6時間以上の船旅なので、水や食料を心配していた。
ボートには次の物が揃っていた。
・1ℓのミネラルウォーターが2本
・バナナが一房
・コーヒーと中国茶のティパックとポットに一杯のお湯。
それと、エアマンダレーの機内食のクロワッサンのサンドイッチが2個。
これだけあれば大丈夫だ。 |
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■ここで、シットウェー~ミャウー間のボートのチャーターについて触れてみたい。
何しろ、調べてもほとんど情報が無かったのもので。
1.今回の旅の9月末までは、ミャンマーでは雨季のため旅行のオフシーズンとなり、飛行機の便数は少なく、ホテルやレストランはクローズしている所が多い。
2.当然、ミャウーへの旅行客は少なく、普段ならシットウェー発ミャウー2泊で120ドル位のボートのチャーター料金は、業者がコミッションを上乗せする為、高くなるらしい。
3.当日、シットウェーに着き、船着場で民営ボートとチャーターの交渉をするのは、あの船着場に行って見れば分かるが、現地の人で無くては事実上ムリだろう。
4.もし、ボートのチャーターをするのなら、前日にシットウェーのホテルに泊まり、ホテルのレセプションに依頼するのがベスト。
5.「ふうみん」の場合、ヤンゴンからシットウェーに着いたその足で、チャーターボートでミャウーに向かいたい。
6.以上の事柄を勘案し、現地旅行社のPLG社に打診した。
①往復のボート、シットウェーでの送迎、ミャウーでの送迎と観光車(ジープ)の利用など全て込みで、2名参加で470ドル。
②往復ボートのみの利用は、2名参加で300ドル。
と、いう事で②を選択したが、料金が高いと思う方は、運航日(週2便)を調べて、ガバメントボートを利用するのがいいだろう。 |
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■9:20
ボートはカラダン川に出た。
まるで海みたいね!と風が強いのでスカーフを被った「yayo」。
ボートの客室にあたるスペースは、3客の椅子とテーブルが置かれている。
船員は船の後ろのスペースに、家族で住んでいるようだ。
写真の突き当たり、左のドアがトイレになる。 |
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■9:31
トイレをチェックする。
水洗の洋式トイレが設置してあり、ひと安心。
…何しろ、6時間以上も乗船するからね。 |
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■9:50
鈍色(にびいろ)の空に、
灰汁色(あくいろ)の海。
たまに、帆を張った小さな漁船とすれ違う。 |
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■9:55 これが本当に川なのだろうか?と思えるほどの広い川幅だ。どちらが上流だか?下流だか?まるで分からない。これから向かう、ミャウー(Mrauk-U)への期待と不安が入り混じる。
この船旅は、東アフリカの奥地の川を行くアカデミー賞のアメリカ映画「アフリカの女王」のおんぼろ船のようだ。「ふうみん」は船長のハンフリー・ボガートで「yayo」はキャサリン・ヘップバーンになったような錯覚を感じた。「ふうみん」にとって、この船旅は、まさに「ミャンマー冒険旅行」だ。 |
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■10:08
客室の階段を登り、2階の操縦席に行って見た。
長身でテンガロンハットをかぶった船長。
カッコよく決まっていた。 |
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■10:13
2階の見晴らしの良い場所の椅子に座れと、船員が奨めてくれた。
しばらく、椅子に座り景色を眺めていた。
子供たちだけで船を出して、漁をしていた。 |
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■10:15
左岸に見えた、水牛とパゴダ。
これぞ、ミャンマーの景色。
とても、絵になりますネ。 |
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■11:21
ミャウーからのガバメントボートとすれ違う。
シットウェーとミャウー間には、ガバメントボートが週2便運行されている。
・シットウェー発
…火・金の7:00
・ミャウー発
…水・土の8:00との事。
このすれ違うガバメントボートは、ミャウーを8:00に出発したという事になる。 |
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■11:25 左側の小さなパゴダから、階段の参道が小山の頂上のパゴダまで伸び、そこからさらに右の山々の稜線に沿って続き、途中、幾つかの寺院を経て、右側の大きなパゴダに到着する。…何という名前のパゴダなのかな? |
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■13:57
出航から、5時間近く経過したところで、右側のカラダン川支流に入る。
ここから、多分、一時間半位でミャウーに到着するだろう。 |
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■14:41 カラダン川支流に入ると、このような地元の人たちの生活感あふれるボートが多くなる。 |
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■14:47 見渡す限り緑の水田の向こうに、アラカン山脈(Arakan Yoma)が見えて来た。 |
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■14:59
小さな帆をつけた漁船と出会う。 |
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■15:06 緑の木々が生い茂る丘の上に、金色のパゴダが見えて来た。あの辺りが、目指すアラカン王国の古都ミャウー(Mrauk-U、Mrauk-Oo)だ。 |
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■15:15
「ふうみん」も期待に胸躍らせ、ミャウーに徐々に近づく景色を熱心に眺める。 |
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■15:25
川岸には、ミャウーに入る目印のようなパゴダが建っていた。 |
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■15:26
右岸に、ミャウープリンセスリゾート(Mrauk Oo Princess Resort)が見えて来た。
このホテルは、2008年11月に出来た高級スパリゾートだ。
ミャウー唯一の高級ホテルで、何と1泊150ドルもするらしい。 |
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■15:29
シットウェーから、6時間15分でミャウーの船着場に到着した。
この間の距離は70キロほど。
ミャウーの船着場は、ガバメントボートが発着するゲートのある場所ではなく、そこから百メートル以上も手前だった。
ここに、ボート会社の現地ミャウーのマネージャーが迎えに来ていた。 |
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■15:32
サイカー(自転車の横に座席が作られている乗り物で、名前の由来は英語の「Side Car」だという)を3台頼む。
1台づつに「ふうみん」と「yayo」が乗り、最後の1台にスーツケースを2個乗せる。
そして、船着場の酷い状態の道路の上をホテル目指して出発だ。 |
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■15:34
サイカーに乗った「ふうみん」。 |
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■15:40
橋の上を走る。
車の車輪の幅に合わせて、木材が補強されている。 |
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■15:43
ここが、ミャウーの唯一の繁華街。
右手にマーケット、左手にはレストラン。 |
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■15:45
この子のように、子供たちは外国人に向かって手を振る。
すごく、友好的だ。 |
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■15:47
15分ほどで、ミャウーシュエタジンホテル(Mrauk-U Shwe Thazin Hotel)に到着。
入り口でガードマンの人が笑顔で出迎えてくれた。
「ふうみん」より体重の軽い「yayo」を乗せたサイカーが先着した。
サーカーの相場は1.000チャットというが、悪路を息を切らして自転車をこいでくれたので、2.000チャット払う。 |
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■15:54
レセプションの女性も笑顔で出迎えてくれる。非常に感じが良い。
ボート会社のマネージャーに、翌日の遺跡巡りのジープを依頼する。
明朝8:00の出発で、料金は25.000チャット。 |
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■15:57
ホテルの部屋に入る。
木材をふんだんに使用した、居心地のよい部屋だ。 |
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■16:25
早速、ミャウーの街の散策に出かける。
この道がメイン通りの始点となる。 |
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■16:28 少女たちが井戸で水汲みをしている。滑車などは無く、小さなバケツに綱をつけたもので汲んでいる。大変な作業だと思うが、おしゃべりしながら楽しそうだ。 |
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■16:40
ハッピーガーデン(Happy Garden)というレストランで一休みしょう。
ミャンマービールをベリーコールドといって頼む。
ここの看板娘のターショ(Thaet)さん。達者な英語を話す。
ビールとコーラで代金は3.000チャット。 |
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■16:41
オープンエアのハッピーガーデンから、夕暮れの道を行き来する人たちを眺める。
ビールを飲みながら、ぼーっとしているこのひと時が、まさに旅の醍醐味といえる。 |
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■16:52
往来の向こうに、水を汲みに来る人たちが多いのに気がつく。
先ほどの井戸は少女たちだったが、此処へは天秤棒に20リットルは入るバケツを2つ提げている大人たちだ。
2つで40キロにもなるだろう。本当に重労働だ。
「ふうみん」は、飲みかけのビールのコップを置いて見に行くと、そこは溜池で水汲み場が設けられていた。 |
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■17:09
暗くなる前にもう少し歩いて見ようと、ハッピーガーデンを後にする。
学校帰りの子供たちが、集まって勉強をしていた。
保育所か、学習塾のようなものだろう。 |
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■17:11
可愛い女の子が、お母さんに足を洗ってもらっていた。 |
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■17:13
バスターミナル。
外国人の利用は不可。
舗装されていない道は大変な悪路だ。 |
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■17:22
「地球の歩き方」や「ロンプラ」ご推奨のモエチェリーレストラン(Moe Cherry Restaurant)に行く。
この店で夕食を摂ろうと思い、様子を見に来たのだがシーズンオフでクローズしていた。 |
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■17:28
モエチェリーレストランの近くにあるミャウーホテル(Mrauk U Hotel)。
ここは、政府経営のホテルとの事。
このホテルも、クローズしている見たいだな。 |
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■17:28
ミャウーホテルの反対側にあるナワラートホテル(Nawarat Hotel)。
最初ここに泊まろうとしたが、雨季のためクローズしていた。 |
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■17:30
シュエタジンホテルの前の川に浮かべられていた、竹を束ねた筏。 |
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■18:56
街歩きから帰り、シュエタジンホテルのレストランに夕食が出来るかと聞きにいった。
そこに居たホテルの支配人が、日本語で「ヤキメシ」と「ヤキソバ」なら出来ると答えた。
7時近くにレストランに行き、ヤキメシとビールで夕食を済ます。
ビール、ミネラルウォーター、ヤキメシ×2を注文し、夕食代は7.000チャット。 |