■行程6日目>ラオスのパクセへ日帰り旅行



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走行DATA 当日走行距離 67km 累計走行距離 1.506km
当日給油 - ℓ 累計給油 95.0 ℓ





■06:25 昨日に引き続き、コンチアムの展望台に朝日を撮りに来たが、今朝は見事なお日様を拝めた。これは朝から縁起がいいナ~。



■06:35 コンチアムの朝の托鉢風景。「シカト」している犬がいいネ。


■07:09

面白い料理を見つけた。

鍋の中に玉子焼きとハンバーガーがセットされており、鍋ごと暖めて食す。

ラオスの料理のようだ。


■07:12

今日の朝食は、パン食を中心とした。

ここコンチアムはタイの東端に位置する。

直ぐ隣はラオスであり、ベトナム、カンボジアも近い。この3国はフランスの植民地下にあった。

その影響でタイの中ではパン食が美味い。


■07:33

今朝はタイ式の甘い紅茶にする。

それと、フルーツをいっぱい摂る。


■07:49

トーセンリゾートの庭の外れに面白い形をした木琴があった。

木琴を奏でる「yayo」。


■08:59

今日はタイ・ラオス国境のチョーンメックからラオスに入国し、パクセに行こう。

ホテルを出発し、昨日も来たチョーンメックの日除けの下の駐車場に車を止める。


■09:00

チョーンメックのイミグレの建物。

タイ・ラオス国境中で唯一の陸路越えとなる。他は全てメコン越えだ。


■09:03

まるで、切符を買うような気軽さでタイの出国審査を終えて国境を越える。

左側がラオス行き。右側がタイ行きの通路。


■09:05

ラオス側はワンタオ(Vangtao)になる。

ワンタオには近代的な免税店が出来ていた。

ここで、お土産物の値段のチェック。

…お土産はラオスのコーヒーがいいかな。


■09:18

ラオスのイミグレの建物に向かう。


■09:21

ラオス側の入国審査もあっけなく終わる。

ご存知のように、日本人は2007年1月1日から15日間以内の観光目的の滞在に限り、ビザは免除されてる。

そして、今回は悪名高いワイロの請求は無かった。


■09:22

道端で売っているラオスの商品。


■09:22

イミグレ建物から数百メートル行った右側にパクセ(Pakxe)行きのミニバンが出ているはずだ。


■09:27

韓国製のミニバンに乗る。

パクセまで一人80バーツ。


■09:30

ミニバンの中はいっぱいだ。

それなのに、まだ乗客を詰め込む様子だ。

「ふうみん」は閉所恐怖症なので、狭い車内では気分が悪くなり降車する。

他のミニバンをチャーターしようと交渉したがダメとの事。


■09:35

道路の反対側にソンテウが見えた。

あすこに行って見よう。


■09:37

年代物のトヨペットコロナのタクシーが3台駐車していた。

左ハンドルのコロナは1970年代の初めごろに輸出された物だろう。

パクセまで500バーツで交渉成立。


■09:38

内装はすごい状態だ。ラジオもスピードメーターも壊れている。

シートの破れ具合もここまで来ると感心するし、クッションのへたり具合もかえって座り心地が良い。

こんな状況を喜ぶ「yayo」。


■09:43

途中のガソリンスタンドで給油。

5Lほどしか給油しない。

彼らにとって、日本と差ほど変わらないガソリン代は非常に高価な代物だ。


■10:00

アメリカ国旗のシャツを着たラオスのオネイチャン。

タクシーが追い越す時にVサインをした。


■10:09

パクセに行く途中の検問所。

タクシーのトランクを開けて調べていた。


■10:15

以前、パクセに滞在時に良く見た三角山が見えて来た。

あの山の向こうに、世界遺産のワットプーがある。


■10:19

ラオス日本橋の料金所。

2000年に日本のODAにより建設された橋で、その名もラオス日本橋(Lao-Nippon Bridge)と呼ばれている。



■10:20 橋の長さは約1300メートル。清水建設が建設したこの橋は、ラオスの流通面に於ける貢献度は大であろう。


■10:24

パクセ最大のマーケット、タラートダオフアン(Talat Dao Heuang)に到着し、タクシーを降りる。

40年前のコロナのタクシーに別れを告げる。それにしても、コロナの耐久性にビックリだ。

最近のトヨタのリコール連発の問題ある品質管理も、この頃の原点に戻ってもらいたいと思う。


■10:25

タラートダオフアンは3年ぶりだ。

3年前は台風襲来の真っ只中だったが、今回は快晴の中の訪問だ。


■10:28

タラートダオフアンのカラフルな日曜品売り場。

この片隅で、「yayo」はラオスの布を買う。


■10:53

「地球の歩き方」でチャムパサック歴史博物館(Champasak Provincial Historic Museum)の開館時間を調べたら、11:30~13:30 の2時間もの間、昼休みで閉館と書いてある。

あわてて外に出て、トゥクトゥクを探して乗車する。


■10:54

何だ!こんなに近いのか。

…トゥクトゥクは1分で、チャムパサック歴史博物館に到着。

料金は約束した1ドル。



■10:58 クメール遺跡17 チャムパサック歴史博物館

チャムパサック歴史博物館のクメール遺跡コーナーは思っていたより小さかった。しかし、面白い遺物がいくつもあった。

このまぐさ石の両端のマカラの口から伸びるベルト状紋様と中央の馬蹄型アーチの飾りは、クメールのまぐさ石のレリーフ中でも最も古い7世紀前半のサンボールプレイクック様式だ。

ここチャムパサックは、間違いなくクメールの揺籃の地であると言えるだろう。


■11:08

この彫刻を見たとき、これはクメールではなくチャンパだな!と感じた。

チャム彫刻独特の開放的、官能的なエロティシズムと素朴で力強く軽やかで、デフォルメされた中にユーモアがある。

チャムパサックは「チャンパの栄光」との意味。


■11:12

片隅に置かれた彫像群を見て驚いた!これは飛鳥にある、「猿石」と呼ばれる「謎の石造物」ではないか!

飛鳥にある「謎の石造物」について色々と調べたが、他に類似の物を見出せず「謎」は深まるばかりであった。

「猿石」については、後側にも奇怪な顔が彫られている場合が多い。

このチャムパサックの石造にも後ろ側に彫られている。やはり、チャンパと飛鳥に関連はあったのだ。

興味のある方は↓


■11:22

もう一度タラートダオフアンに、今度は歩いて戻る。

こちらは食料品市場。


■11:33

タラートダオフアンから、トゥクトゥクに乗ってパクセの中心部に向かう。

料金は2ドル。


■11:36

幹線の13号線を走る。

3年前より、車が増えたようだ。


■11:41

リエンフアン(Lien Huonng Restaurant)に到着。


■11:52

先ずは、何といっても「ビアラオ」ですね。

ラオスといえば、「メコンの夕日」と「ビアラオ」。


■12:09

先に出たフランスパンをつまみに、ビアラオを一本空ける。

そして、食事用にもう一本。

後はオムレツと野菜炒め。

昼食代200バーツ。


■12:47

昼食後はシヌックコーヒー(Sinouk coffee)へ。

3年前と建物の色が変わっていた。近づいて見ると、2階から上はホテルになっていた。


3年前の外観↓


■12:57

シヌックコーヒーでアイスコーヒーを飲みながら、リラックス。

ここで、おみやげ物のコーヒーを1700バーツも購入してしまった。


■13:40

近くのツーリズムオフィスに行くが、3年前と同じく目ぼしい資料は無かった。


■13:45

パクセホテル(Pakse Hotel)の前を通る。

3年前に4泊滞在したホテルだ。
…懐かしいな。

このホテルの前にあるマッサージ店に入るか迷うが、そろそろタイに帰ろうか。


■13:56

13号線のランカムホテル(Lankham Hotel)の前で車を探していると、トゥクトゥクが手を振って近づいてくる。

見た事のあるトゥクトゥクだな?と思った。ドライバーの顔を見て、ビックリした。

「khao」ではないか!

3年前に2日間貸し切って、ワットプーやシーバンドンに行った時のドライバーだ。


■14:03

「yayo」は荷台の座席でいいという。こんな、シチュエーションを楽しんでいるようだ。

韓国製の軽トラックのトゥクトゥクは、この3年間の間にさらに劣化していた。フロントガラスは新たにひび割れていた。

ラオス日本橋の袂に、新しいホテルが出来ていた。

チャンパサックグランドホテル(Champasak Grand Hotel )というらしい。


■14:09

このボロイ内装は3年前より、より酷くなっており窓も開いたままだ。まあ、こんな体験もラオスならではだ。

「khao」はワンタオまで、1000バーツという。「ふうみん」は来た時と同じ500バーツと答える。

「khao」はもう一度、頼むように1000バーツという。「khao」の姉さんも子供の顔も知っている。その事を思い出して、

1000バーツで「OK」と答える。


■14:11

「khao」も途中でガソリンを入れる。

やはり、5Lほどだ。


■14:51

50分ほど走り、ワンタオに到着。

「khao」と記念写真を撮る。


■14:57

ラオスのイミグレに行くと裏に回れという。

入国審査と出国審査とでは場所が違うのかな?


■15:04

裏の窓口にパスポートを出すと、何故か時間がかかる。係員は考え込んでいるようだ。

…ここで、おかしい!と思うべきだった。

手続きに5分以上もかかり、100バーツのワイロを要求する。何で出国時に?と思うが、仕方なく支払う。

その後、「ふうみん」たちは免税売店で買い物をして、タイのイミグレに向かった。


■15:20

タイの入国審査の係員はパスポートを見て、ダメ!という。

「ふうみん」たちはビックリして、抗議するが、ラオスのイミグレにもう一度行け!という。どうも出国印が押されていなかったようだ。

ラオスのイミグレで押し問答の末、やっと出国印が押され、再びタイのイミグレへ戻り、先ほどの係員に恐る恐るパスポートを出す。

OK!といわれ、ほっと!する。


■後で、パスポートを確認すると

緑色の丸…01はラオスの入国印
黄色の丸…02はラオスの出国印
なぜだか CANCELLED の印が?

(多分、僻地のイミグレからせっかく入国し15日間の滞在が出来るのに、当日出国するのはおかしい?間違って、2度入国手続きをしたと思い、係員はキャンセル印を押したのか?)

水色の丸…02はラオスの出国印
これで、タイに入国できた。


■15:38

やっと、タイのチョーンメックの駐車場に到着。

「yayo」とイミグレでのやり取りを思い出してあれこれと話す。


■17:42

ともあれ、色々とあったラオスの日帰り旅行だった。

・40年前のコロナのタクシー
・チャムパサック歴史博物館の謎の石の彫像
・3年振りのトゥクトゥクの運転手「khao」との再会
・イミグレでの出来事

…だから、旅は面白い。まさに、非日常の世界がここにある。メコンの夕焼けを見ながら、そんな事を思った。


■19:38

夕食は、トーセンリゾートのオープンテラスのレストランで摂る。

3日も滞在していると、顔馴染みになったボーイたちが親しく声をかけて来る。

今夜の料理は、そんな彼らのオススメを注文。


■19:46

そんな訳で、グリーンカレー以外は料理の名前がわからず。


■19:51

メニューの写真を見て、生春巻きだと思って頼んだがクレープ巻きだった。…味はいまいち。

「yayo」が、以前にも間違えてこの料理を頼んだわねといった。




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