■行程2日目>ナンロンへ



①~⑧はクメール遺跡 think net

走行DATA 当日走行距離 491km 累計走行距離 491km
当日給油 31.7 ℓ 累計給油 31.7 ℓ




■04:10(以降タイ時間)

ANAの朝食。

寝不足の胃袋には、ちと、受け付けがたいな~あ。

…あまり、食欲が進まず。

機内食は以前のJALの方が良かったと思う。


■05:58

羽田を機材整備の都合で30分遅れで出発したが、バンコクには30分前の05:30に到着。

機内の座席がビジネスクラスのすぐ後ろで、到着ゲートがイミグレの近くという利点もあり、30分足らずで入国手続きを終えて、AVISのカウンターに到着したが!

何と!そこには係員がいない。隣の他社レンタカーの係員も一緒になって捜してくれる。カウンターの後ろも見たが、どこにもいない。う~ん。困ったな。


■06:08

「ふうみん」は到着ロビーから外に出て、レンタカーの駐車している場所に行って見たら、案の定レンタカーの中で女の係員が寝ていた。

あ~あ!やっぱりここはタイなんだ。いきなり、強烈なタイ式の歓迎を受けたな~あ!

係員が手続きをしているので、対面にある両替所で円→バーツへ両替をする。

レートは1万円が3.400バーツ。1バーツが0.29円と、まあまあだ。


■06:25

レンタカーはTOYOTAのALTIS 1.6。日本でいうカローラだ。

8日間、家人の「yayo」の追加ドラーバー代と保険をフルに掛けて代金は13.175バーツ(38.500円)。

それと、デポジット(保証金)が20.000バーツ。これは、車の返却時に返金してくれる。

車のメーターを見ると、38.480キロでほぼ満タンだ。それと時計が合っているのがうれしい。


■06:29

飛行機が到着してから、ちょうど1時間でスワンナプーム空港の到着ターミナルを出発。

この朝早い時間に出発出来るという事は、今日1日が丸々使える。

これは、羽田発のフライトの大きな利点だ。


■06:34

ドライバーは「yayo」。「ふうみん」はナビゲーターという名目で助手席でデジカメ片手にのんびりとくつろぐ。

LGの大きなゲートの下をくぐる。タイにおける日本メーカーの地盤沈下を実感。

この道路の突き当りが、バンコク、チョンブリ間のMotorway の7号線になる。

左折してバンコク方面に進む。


■06:40

Motorway の7号線を左折して、9号線をBang Pa-in方面に進む。


■07:20

Motorway の9号線を40分ほど走ると終点の1号線に接続する。

ここを、サラブリ(Saraburi)方面に進む。



■07:43 タイでは今日12月4日(土)から3連休となる。12月5日(日)は国王の誕生日で、翌6日(月)は振替休日だ。

乾季に入ったばかりの3連休のためか、バンコク市内から郊外に向かう1号線は思った以上の混雑振りだ。そんな道路状況の中、サラブリ県に入る。


■08:30

そろそろ運転を交代しようと思ったが、1号線のガソリンスタンドは、3連休を楽しむマーカーで一杯なので、出来るだけ走る。

空港から2時間ほど「yayo」は運転し、休息と朝食のためガソリンスタンドに入る。


■08:11

ANAの機内食は半分残したので、改めてガソリンスタンドの食堂で朝食をとる。

朝食のメニューは焼きそば(パットタイ)と冬瓜のスープ。

冬瓜のスープが胃にやさしい。

代金は160バーツ。


■08:36

1号線を走っていると、左側にナコンラチャシーマ(Nakhon Ratchasiima)と書かれた標識が出ている。

おかしい~な。こんな道は無い筈だが。

地図を見ていた「yayo」も、「こんな道は、地図に載ってないわ!」という。

ともかく、走って見よう。


■08:47

10分ほど走ると、2号線の標識があった。

標識に従い、2号線に向かい走る。

後で調べて見ると、サラブリを迂回するバイパスが出来ていた。


■09:32

タイでのドライブ旅行時のガソリンスタンドは、タイ国営石油(PTT)をだいたい利用する。

その理由は、セブンイレブンとコーヒーショップのアマゾン(Amazon)が併設されているからだ。

そのアマゾンで「アイスコーヒー」を買う。


■10:07

2号線に別れを告げて24号線に入る。

左の201号線に入ると、チャイヤプーム(Chaiyaphum)に向かう。


■10:33

パクトンチャイ(Pakthongchai)に向かうため、工事中の交差点を迂回して右折、304号線に入る。

パクトンチャイには70以上のシルク工場があり、有名なジムトンプソン の工場もここにあるとの事。


■10:50

304号線を南下し、パクトンチャイを通り過ぎ、その少し先の道路を左折する。

数キロ行った道路沿いに最初のクメール遺跡があった。

クメール遺跡1
Prasat Prang Prasat


■10:53

砂岩のフレームが残されており、祠堂は砂岩とラテライト出来ている。

近くにはバライもある。

残されたナーガの様式から判断すると13世紀ごろと思われる。


■11:31

次の遺跡に行くため304号線に戻り、さらに南下する。

Sakae Rat を左折するのだが、何度も間違えて迷う。

やっと、見つけて左折し、2キロほど走った地点を右折し、少し走った道路沿いに次のクメール遺跡があった。

クメール遺跡2
Prasat Prang Kookaseam


■11:32

この遺跡には一基の祠堂が建っている。

祠堂は全て砂岩製であり、長細い形をしている。

ヨニが幾つかあるので、シヴァ神殿と思われる。


■11:43

先ほどの道まで戻り、すぐ先の道を右折して、ダート道を走る。

今度の遺跡は寺院内に在るとの事で、それらしき寺院を見つけて入ったが違った。

僧侶に聞くともっと先だという。


■11:53

現代の仏教寺院の中の塀の上ににクメール遺跡の遺物が置かれていた。

寺院の境内には砂岩が露出しており、古代の石切場だったようだ。

クメール遺跡3
Wat Sapbah


■11:55

面白い石を見つけた。

古代のクメール文字だろうか?びっしりと碑文のようなものが石一面に彫られている。

「ふうみん」には、まったく解らず。


■12:24

304号線をもと来たパクトンチャイ方面に北上し、チョクチャイ(Chok Chai)方面に右折する。


■12:35

10分ほど走ると、チョクチャイを通る224号線と交差する。

ここを右折して、1分ほど走ると右側の道路沿いにクメール遺跡があった。

遺跡には2基の祠堂があり、奥の祠堂からは最近の儀式に使われた白い布が敷かれていた。

クメール遺跡4
Prasat Prang Pha Kho



■12:40 うれしい事に、手前の祠堂のまぐさ石にはレリーフが彫られていた。10世紀ごろの作品だと思われるが、カーラが獅子の頭からかぶりついている図柄はちょっと記憶にない。ユニークな作品だ。


■13:06

224号線をKhon Buri 方面に南下し、Orapin を右折し、数キロ走った村の中を右折する。



■13:10 村はずれに クメール遺跡5、Prasat Khonburi AROKAYASALA (Hospital) はあった。

この遺跡は、13世紀にジャヤヴァルマン7世が102ヶ所造った「施療院」の一つである。


■13:12

「ふうみん」は、このところ興味を持っている、経蔵に聖水を流す「ソーマスートラ」が設けられているか?を調べる。

残念な事にこの遺跡は最近復元されたばかりのようだ。

タイ式の復元なので、どこまでがオリジナルか解らないが、見た感じでは経蔵に「ソーマスートラ」はない。

写真はラテライト製の祠堂。


■13:47

224号線を北上しチョクチャイの街に入る。

数百メートル先が24号線の交差点になる。

この信号を左折して、この街の中心地で昼食の食堂を探すが、適当な店がない。


■13:56

このチョクチャイの街の近くの丘の上に、クメール遺跡があるはずだ。

一旦、昼食を後の回して遺跡を捜す。

クメール遺跡6
Prasat Prang Sra Phieng



…道は行き止まりになり、断念する。


■14:12

24号線のガソリンスタンドで、今回の旅で初めての給油。

フードコートが併設されているが、ビールが置いてないので、ここでの昼食はパスする。

★給油DATA

給油価格 970 (B)
給油量 31.66 (L)
ガソリン1L当り 30.64 (B)


■14:27

24号線からチョクチャイの交差点を左折して224号線沿いの食堂を探す。

あきらめてUターンしたら、目の前に食堂があった。


■14:29

今回、タイに来て初めてのビールのビアシン。「yayo」はコーラを頼む。

ストローが刺さっているのはご愛嬌。


■14:32

米の麺「クァイティアオ」がうまい。

お値段は130バーツ。



■14:56 昼食を終えて、片道2車線の快適な24号線をナンロン(Nang Rong)方面に走る。


■15:07

24号線のBan Mai を左折して農道を走る。


■15:12

交差点の真ん中にリンガがそそり立つている小さな社があった。

クメール遺跡7
Prasat Ban Krathin



…これが本当にクメール遺跡なのだろうか?

社(やしろ)内に飾られているヒンドゥー教関連の法具は新しいものばかりのようだ。


■15:19

Prasat Ban Krathin の交差点の数キロ先にクメール遺跡がある。

クメール遺跡8
Prasat Thanon Hak
 

■15:22

11世紀に建造されたラテライト製の建物だ。

バライに囲まれた雰囲気のあるクメール遺跡だ。


■15:43

24号線に戻る。

走り出すと、直ぐにブリーラム県(Buriram)に入る。


■16:08

ナンロンで寄って見たいホテルがある。そのホテルは、ナンロン市内の2073号線の交差点を左折して1キロほど入った右側にあった。

Phanom Rung Puri Hotel という。

サイトには、この12月に完成予定と書かれていたが、まだまだかかりそうだ。

ナンロンにはよいホテルが無いので、このホテルの完成を期待したい。


■16:32

今晩の宿は24号線の南側にあるホテル。

The Park Nangrong Resort

ホテルの看板は出ているのだけれど入り口の道が狭く、砂利道なので通り過ぎてしまった。


■16:33

ホテルは見た目は新しく綺麗だが、中に入るとそこはタイ人仕様のホテルだ。

シャワールームのお湯はぬるく、水量は少ない。風邪をひいてしまいそうだ。

リゾートとは名ばかりのホテルだがここナンロンでは仕方がない。

ホテルにレストランは併設されていない様なので、夕食時に何か買って来よう。


■18:56

レンタカーでナンロン市内を巡る。

今日は土曜日の夜、人出も多いだろう。一番混んでいそうなレストランに入ろう。

ホテルの傍に大きな池が2つあり、Knong ta moo Pond 1 の角にあるレストランに入る。


■19:01

店の料理はコリアンバーベキューだ。

氷入りのビールと「yayo」はコーラで先ずは、2年ぶりのタイの夕食に「乾杯」。


■19:06

ミックスシーフードのサラダとカオパッドを注文。

両方の料理もコリアンバーベキューもうまい。久方ぶりのタイ料理を満喫する。


■20:02

店にはバンドが入っており、音楽と乾季の少し肌寒いぐらいのそよ風が半袖の肌に気持ちがよい。

オープンレストランならではの居心地だ。

1時間ほど居て、ビールをお替りして勘定をする。

料金は387バーツ。


■20:17

近くにナイトマーケットがあり、その前にセブンイレブンがある。

セブンイレブンの店内は土曜の夜とあって混雑していた。

明日の朝食などを買い出してホテルに帰る。

昨夜の機内では睡眠不足だ。今夜は早く寝よう。




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