1968年アートシアターにて上映
入場券の半券 250円だった
ジャン=リュック・ゴダール監督 |
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「ベトナムから遠く離れて」は映画監督のクリス・マルケル製作による、1967年製作のフランスのオムニバスドキュメンタリー映画。
「もはや沈黙は共謀を意味する」と考え、「侵略に戦うベトナム人民への連帯感」により、フランスの映画人が結集して撮った反戦アピールの映画である。
アラン・レネ、ウィリアム・クライン、ヨリス・イヴェンス、アニェス・ヴァルダ、クロード・ルルーシュ、ジャン=リュック・ゴダールなどの、そうそうたる監督がフィルムを持ち寄り、クリス・マルケルの総編集のもとに出来上がった。
1968年4月、新宿のアートシアター日劇文化でフランス映画「ベトナムから遠く離れて」を鑑賞した。
この当時、「ふうみん」にとってアラン・レネやジャン=リュック・ゴダールなどは「映画の神様」のような存在だった。しかし、映画を見終わった当時の感想は、「つまらなかった」のひと言だった。
開高健の「輝ける闇」の中で、アメリカ人のウェイン大尉は「フランスが第二次世界大戦後にさっさとこの国を独立させてさいいたら…」とフランスを罵倒する。
その当事者のフランス人が作ったのがこの映画。それも、銃弾の飛んでいない「ベトナムから遠く離れて」制作したのだから… |