■行程6日目>カンボジア国境を走り、シーモラコット遺跡、プラチンブリーへ
■6:21

S.A.ホテルを出て、早朝の散歩に出かける。

写真左端の車は、トヨタのアルファードのハイブリッド車だ。

車は完全に日本仕様車だ。日本からの盗難車の可能性があり?



■6:25 ホテルの直ぐ横が、トラートのメイン通りのスクムウィット通りだ。市場があるせいか、朝から賑わっている。



■6:31 市場の食堂。S.A.ホテルの宿泊料金の500バーツには、朝食代は含まれていない。朝食はここで食べようかな?


■7:55

暑くなって来たので、市場の食堂まで行くのは面倒だ。

S.A.ホテルのロビーの横の食堂で、朝食を摂る。

色々な現地の宿泊客を眺めているだけでも、なにか楽しい。

「yayo」は、オカマのウエーター兼コックのしぐさに興味深々。


■8:11

8時を過ぎると、満杯だったS.A.ホテルの裏の大きな駐車場もかなり空きが目立つ。


■8:13

ホテルを出発し、今日はカンボジア国境に沿った道を走って見たい。

この辺りの状況や情報は全くなく、手元の地図で知るのみ。


■8:27

昨日と同じ318号線を10数キロ走り、検問所を左折して3271号線に入る。



■8:37 ほとんど通行する車の無い3271号線を快適に走る。向って右手奥が、カンボジア国境になる。


■8:45

走っていると、日本語の看板が出ている。

「ターグ(?)ム 登 梅田造林地」と書いてある。

日本人の梅田登さんの造林地か?


■8:52

そこから少し走ると、イスラム教のモスクがあった。


■8:56

3271号線は3157線に突き当たる。

ここを右折する。


■9:00

カンボジア国境を走る道には、この様な検問所が多く設置されている。

この緊張感が、国境マニアの楽しみだ。


■9:11

3159号線との合流地点。

この先は、3271号線から3157号線になる。

もう少し行くと、この辺りの唯一の町ボーライ(Bo Rai)ある。



■9:12 遥か彼方のバンタット山脈の向こうはカンボジア領になる。そんな思いで眺めると普通の景色に深みが増すようだ。



■9:20 ボーライの街中に信号機つきの交差点があった。その交差点の一角に、アンコールワットの女神のレリーフがラテライトの壁にはめ込まれている。何だろう?車を停める。



■9:20 BORPLOY MUENG NAR YOO と書かれている。何かこの街で、クメール遺跡に関係したものが、あるのだろうか?探して見よう?


■9:24

ボーライの街中を探して走るが、何も無い。


■9:28

ボーライの街外れだ、残念だが捜索を断念する。

何しろ、この辺りの情報は全く無い。


■9:47

3157号線に別れを告げて、右折して3299号線を走る。



■9:50 3299号線を走っていると、カンボジア国境の山の上にぽっこりとした大きな雲が浮んでいた。

雲には、人間の作った国境線は全く関係ない。雲には行動の自由がある。しかし、意思は無い。


■10:06

真っ直ぐに伸びる一本道を走る。

カンボジア国境に一番近い道。

…だと、いうだけで走っていて高揚感がある。



■10:20 Khiri Than Dam があった。ダム湖を眺め、しばし休息をとる。


■10:42

317号線に出る。

ここを右折して、サケオ(Sa Kaeo)方面に向う。


■11:24

ソイダオ(Soi Dao)手前のガソリンスタンドで給油する。

★給油DATA

1100バーツ
28.0L 1L/39.2バーツ


■11:46

カオソイダオ滝(Khao Soi Dao Waterfall)入口の食堂で昼食を摂る。


■11:48

クァイティアオとビールとコーラを注文。

ここのクァイティアオは、量は少ないが旨かった。

昼食代120バーツ。


■12:00

フルーツが食べたくなった。

勝手知ったるソイダオの側道を、フルーツの屋台を探しながら走る。



■12:11 フルーツの屋台を見つけ立ち寄る。マンゴスチン、ランプータン、それに皮を剥いてあったドリアンを購入。



■13:00 小雨降る3259号線を走る。上記の地図を見てもらえば分るが、周りには全く道路が無い。どんな道なのか?ただ、それだけの理由で走って見たかった。



■14:08 ほぼ一直線の3259号線を快調に飛ばすと、タタキアップ(Tha Takiap)の街中に入った。


■14:39

3259号線から、3245号線と走り、バンコクからの幹線道の304号線を走る。

そして、左折して319号線をプラチンブリー(Prachin Buri)方面に向う。



■14:53 サモラコット(Boran Sathan Sa Morakot)は、2度目の訪問となる。ジャヤヴァルマン7世の治世に造られたクメール遺跡と重要な貯水池で、井戸や境界石、砂岩の基壇が残されている。サモラコットとはタイ語で「エメラルドのプール」という意味だ。


■14:54

この貯水池の水は聖なる水で、タイの載冠式で用いられる。


■14:55

仏足跡が1986年2月に発掘されていた。

この仏足跡はタイで最大規模であり、かつ最古でもある貴重なものだ。

それぞれの足大きさは、幅1.30メートル、長さ3.50メートル。


■15:06

駐車場の奥に展示ホールがあるとの事で向う。

うれしい事に、サモラコット遺跡の復元模型が展示されていた。


■15:07

仏足跡の図解。

先ほどの現場では良く解らなかったが、これで納得。


■15:10

展示物は目ぼしいものは無く、係員に尋ねたらプラチンブリー国立博物館(Prachinburi National Museum)のパンフレットを奥から出してくれた。感謝!

プラチンブリー国立博物館は、明日訪問予定だ。


■15:37

トンポーシーマハーポー寺院(Wat Ton Pho Si Maha Pho)を訪ねる。

寺の名前のシーマハーポー(Si Maha Pho)とは聖木のことだ。

ラテライトの柱とが立っている。明らかにクメールの影響が有るみたいだ。


■15:38

ラテライトの柱の横にはクメールの遺物がある。

もしやして、クメールの遺物が宝物殿に?と思ったが、近くには誰もいず聞き様が無かった。


■15:38

近くには、リンガとヨニが安置されていた。

やはり、ヒンドゥー教との関連でクメール遺跡と関係があるのだろうか?


■15:41

これが、聖木(Si Maha Pho)だ。

2000年もの樹齢を誇る菩提樹で、苗木はインドのブッタガヤから、はるばる運ばれて来たという。

菩提樹の幹の周囲は20メートル、高さ30メートル。



■16:14 3070号線を走り、手元の地図に記載されているパンヒン古代都市(Pan Hin Ancient City)を探すが見つからない。


■パンヒン古代都市(Pan Hin Ancient City)の地図

何しろ、左記の地図にある記号のみが頼りで、その他の詳しい情報は全く無い。

このアバウトな地図を頼りに、何度も側道に入り探す。


■16:21

思わず声が出た「アッタ!」

近づいて見ると、どうも違うようだ。Thewa Sathan Phan Hin と書いてある。


■16:22

ジャヤヴァルマン1世の建設した、7~8世紀のヴィシュヌ神を祀った神殿だという。

そんなに古いものなのか?…もう一度、ジャヤヴァルマン1世の名を確認した。


■16:24

ラテライトで造られた遺跡の上部に石の壺のようなものが置かれていた。



■16:24 遺跡の撮影に夢中の「ふうみん」を、下から「yayo」が撮影。


16:41

そろそろ今日の宿を決めなくては!

何しろ、プラチンブリーのホテルなんて、どのガイドブックにも載っていない。

タワラバディリゾート(Tawaravadee Resort)に行って見よう。

感じの良いホテルのようだ。


■16:49

タワラバディリゾートのレセプションに行く。

スタンダードで1900バーツ(税・サービス料別)なので、今晩の宿泊を申し込んだら、なんと満室で断られる。

思わず…何でこんな田舎なのに、それに今日は木曜日だよ!と、つぶやいた。


■17:00

仕方が無い。来る途中にあった、出来たばかりのパンヒンガーデンビューホテル(Phanhin Garden View Hotel)に行く。

やはりスタンダードは満室で、リラックスルームだったら空いていると言う。

一人1500バーツ、2人1700バーツの所を、2人1500バーツに負けさせて、宿泊を申し込む。


■17:05

リラックスルームと言うだけあって、室内は広くセンスもいい。

バスタブも完備していた。


■17:06

何でこんなに、こんな田舎のホテルが混んでいるのか、ホテルのパンフレットの地図を見て納得した。

この近くの304号線沿いに、大規模な「304工業団地(304 Industrial Park)」があるからだ。

その為、工業団地の従業員目当てに、「テスコロータス」や「304プラザ」などの商業施設がこの周辺にある。


■18:17

ちょうど良い。

「テスコロータス」に、土産物を買いに行く。


■18:19

テスコロータスの駐車場の横で、おばさんたちがエアロビクスをしていた。


■19:02

夕闇迫る3079号線を、夕食のレストランを探して走る。

なかなか、適当なレストランが無い。

そうだ、「304パーク」に行って見よう。


■19:28

304パークは入り口の道路から混雑しており、駐車場は満杯だった。

どうにか、スペースを見つけて駐車する。


■19:31

304パークには屋台がたくさん出ていて、まるでお祭りのような賑わいだ。


■19:40

「いもや」という、日本食の居酒屋があったので、ここに入ろう。

この写真だけを見ると、まるで日本だ。


■20:02

ツマミとビールで飲んでいたが、何か物足りない。

そうだ、レンタカーに日本酒が残っていたはずだ。

日本人のマネージャー氏に聞くと、持ち込み代は200バーツと言う。

早速、純米吟醸「浦霞禅」を持ち込み、ロックで飲んで、ご機嫌の「ふうみん」だ。


■20:03

日本人マネージャー氏いわく…

『 この店に来る7~8割は、常連のお客様で、一人で見える新顔の日本人のお客様は、工業団地に出張で来た方だけです。

お客様のように、ご夫婦でぷらりと見えられた方は初めてですので、どんな方かな?…と思っていました?

何しろ、こんな場所に来る一般の日本人の方なんて、いませんから。 』


■20:05

日本人マネージャー氏の話を聞いて、改めて「ふうみん」流のレンタカーによる自由旅の仕方に、何か自信を持った。

「yayo」は、お好み焼きと焼き鳥が、食べたいと言って注文。


■20:32

店の壁には、日活の裕次郎のポスター(もちろんレプリカ)が貼られ、何とも言えないレトロなノスタルジーを上手に演出している。

後日、バンコクで友人の「よこはま」さんに会って「いもや」の話をしたら、「いもや」はバンコクに数店あり、オーナーは日本人で面識があるとの事だった。

タイの田舎のプラチンブリーで、思ってもいない日本食の夕食。…これもまた、いい思い出だ。

料金は、持ち込み代を含めて850バーツ。


レンタカーの走行距離
本日の走行距離 399キロ
累計の走行距離 1340キロ
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