行程5日目

クバールスピアン、バンテアイスレイ、バンテアイサムレへ





5:31 何、何なのだ!このスゴイ朝日は!!まるで、火事の様に東の空が燃えている。

素晴らしいサンライズだ。今朝、アンコールワットに行ったらいい写真が撮れると思うと、少し残念な気分だ。



6:35

ここの所、定番になった朝食のメニュー。

おかゆ

ミックスオムレツ(もう少し中が柔らかい方が好きなんだけれど)

炒めご飯とサラダ(にんじんが硬いよ)



Kbal Spean 年代 : 11世紀中葉
創建者 : ウダヤディティヤヴァルマン2世
宗教 : ヒンドゥー教

8:54

8時にホテルを出発し、クバールスピアンへ向う。

バンテアイスレイを過ぎるとダート道になったが、路面のコンディションはいい。

快適にクバールスピアン目指して走る。



9:21

シェムリアップから北へ50キロ、バンテアイスレイの前から13キロ。

ホテルを出て1時間20分で到着した。

山道の入り口に小川が流れ、そこに蝶が乱舞していた。

我々を歓迎しているようだ。



9:31

昨日のスコールのせいか、一段と空が青い。



9:48

木々が日差しを遮ってくれるが、それにしても暑い!



9:55

入り口から山道を35分歩くと石橋があり、その北側の川の中の岩に目指す彫刻があった。

横たわるヴィシュヌ神が2体とナンディンに乗ったシヴァ神があり、手前には千体リンガ。



9:55

アナンタ龍に横たわるヴィシュヌ神。

残念な事にヴィシュヌ神の妻のラクシュミーの顔が削り取られている。無残だ。




9:57 こちらのアナンタ龍に横たわるヴィシュヌ神もラクシュミーの顔が削り取られている。



10:01

蓮華上の四面神のプラフマー。



10:10

ヨニの中に5点形式に配置されたリンガ。



10:12

聖牛ナンディンに乗って結婚式に向うシヴァ神と妻のウマ。



10:14

カエルの石像。

伝説によると、カエルがバラモン僧が毒入りの水を飲もうとした際に身を挺して救ったという。



10:16

小さな滝があった。

陽光が差しこみ、滝の水が輝いていた。



10:37

駐車場に戻る帰路、巨大な樹木が立っていた。

暑いが空気は旨い。



11:07

駐車場に戻り食堂でビールでノドを潤す。

山道を歩き、すごく汗をかいたのでビールが旨い。



Banteay Srey 年代 : 967年
創建者 : ラジェンドラヴァルマン2世
宗教 : ヒンドゥー教

11:35

バンテアイスレイに着いて、まず最初の東塔門の破風の精緻なレリーフの美しさに目を奪われる。

カーラの上に象に乗ったインドラ神。



11:36

150メートルの参道の両脇にはリンガを模した境界石が並ぶ。



11:38

第一周壁を潜ると本殿が見える。両脇にはバライがある。



11:40

コロネット(側柱)には優雅な文様が彫られ、ビラスター(付柱)にはガルーダとマカラが交互に彫られている。

この写真の2点を見るだけでも、バンテアイスレイがクメール美術の最高峰に位置する事が理解できる。

しばし見とれる。



11:42

残念な事に、中央祠堂を中心とした中央部への立ち入りは禁止されている。




デヴァターコレクション


11:42〜11:51 デヴァター像。中央部が立ち入り禁止のため15倍ズームにて撮影。

このアンコール遺跡群の旅行のためにPanasonicのTZ3を購入した。前のデジカメからわずか1年後に購入した訳は、300万画素なら15倍の望遠で写せるからだ。ただし、三脚を使わなかったので手ブレがおこる。



11:48

ラーマーヤナ物語の一話。

喧嘩するサルの兄弟と矢を射るラーマ王子の破風のレリーフ。



11:53

カイラーサ山を揺さぶる悪魔王ラーヴァナの破風のレリーフ。



11:54

シンハの足をマカラが口で支える。



12:02

悪王カンサの髪をつかんで踏み殺すクリシュナ神の破風のレリーフ。



12:06

何故何だろう?連子がはめ込み式だ。

その後のアンコールワットを始め他の遺跡は削り出し式だ。



12:08

門の曲線はナーガを模したのだろう。

美しい曲線の巻き込みが青空に映える。



12:12

帰ろうと思い参道の途中にある北側の建物に寄ったら、素晴しい破風のレリーフがあった。

阿修羅のヒラニヤカシプを鋭い爪で引き裂く、ヴィシュヌ神の化身ナラシンハ。



12:51

バンテアイスレイの前の食堂で昼食。

観光地の食堂の味は、タイに比べると格段に落ちる。

やはり、国の社会基盤の整備状況や生活水準は味に出る。



Banteay Samre 年代 : 12世紀前半
創建者 : スーリヤヴァルマン2世
宗教 : ヒンドゥー教

13:22

バンテアイサムレの参道を歩いていると西門が見えてきた。

この遺跡は東メボンから5キロほど東に行った所にある。

観光コースから外れているためか、観光客の姿はほとんど無い。



13:27

横たわるヴィシュヌ神の破風のレリーフ。



13:29

西塔門は美しい均整のとれた建物だ。



13:42

8本の腕を持つヴィシュヌ神が、阿修羅の兄弟を引き倒す場面の破風のレリーフ。



13:44

バンテアイサムレの名前の意味は「サムレ族の砦」という。

その名前どおり、砦のような周壁だ。

ポルポト時代は監獄として使用されたらしい。



13:52

中央祠堂はアンコールワット様式だ。

タイのピマーイ寺院に良く似ている。



13:55

遺跡の中に黄色い花が咲いていた。

「yayo」の撮った写真。やはり女性は視点が違う。





14:37

今やカンボジアのお土産の定番になりつつあるアンコールクッキーに寄る。

10ドルのクッキーを10箱購入。

ドライバーにも1箱プレゼントしたら、とても喜んでくれた。

今日の車のチャーター料は70ドル+チップ5ドル。また、明日も朝8時に頼む。



15:03

ホテルに戻り、誰も居ないプールでひと泳ぎ。

「yayo」もプールの中でリラックス。



15:19

アイスティが旨い。



20:41

2日目に行った、「VIPクメールマッサージ」に行く。1時間で6ドル+チップ1ドル。

今晩は何を食べようか?
クメール料理にしょう。

クメールキッチンに行く。

混んでいて一番奥の席に座り、まずはビールとコーラで乾杯。



20:47

座った所が失敗だった。

料理を食べながら、ドアの開閉の音がするので横を見たらトイレだった。

なんと、パーティションの隙間からトイレが丸見えだ。

味は悪くないのだが、これではせっかくの料理も台無しだ。早々に、食べて外に出る。

料金は11ドル。
評価は★2つ。



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