3.バーダーミⅡ その他の遺跡

宿泊したホテル「バーダーミイン」から、遺跡までは徒歩で楽に行ける距離だ。




ヤッランマ寺院(Yellama Temple)



石窟寺院を出て、アガスティアティルタ池に沿った道を歩く。ヤッランマ寺院(Yallamma Temple)は、アガスティアティルタ池の西側に位置する寺院で11世紀頃の建立。


ブータナータ寺院(北または2)(Buthanatha temple2)



ブータナータ寺院(北または2)(Buthanatha temple 2)。ブータナータというのは、シヴァ神に仕える召使という意味。アガスティアティルタ池に沿って2つの寺院があり、ブータナータ寺院群と呼ばれるが建立時期は異なる。この北寺院は11世紀の建立。



ブータナータ寺院(北)は、木造を模した陸屋根で南方系のシカラの寺院だ。



祠堂内部に入るドアには鍵がかかっていて入れず。



オープンマンダバの石柱。



ブータナータ寺院(東)から、アガスティアティルタ池(5世紀造られた人造池)越しにブータナータ寺院(北)を望む。池には洗濯物が干してある。


ブータナータ寺院(東または1)(Buthanatha temple1)



ブータナータ寺院(東または1)(Buthanatha temple 1)は、素晴らしいロケーションに建つ寺院だ。チャールキア朝時代の7~8世紀の建立で、後のヴィジャヤナガル朝時代に拡張されたという。



横から眺めたブータナータ寺院(東)は美しいシルエットだ。



ブータナータ寺院(東)のオープンマンダバ。



オープンマンダバに置かれたナンディ像。



マンダバから聖室を望む。



オープンマンダバから夕陽を眺める。石窟寺院群の崖とアガスティアティルタ池に映り込む夕日が神秘的だ。



祠堂のシカラは南方系だ。



シバリンガからの聖水を流すソーマスートラが面白い。



寺院の裏の大きな岩の上にもヴィシュヌ神を祀った小さな寺院がある。


シヴァラヤ寺院(下)(Lower Svhivalaya Temple)



バーダーミの市街から、シヴァラヤ寺院(下)を望む。



考古学博物館の横から、北側の崖への階段が設けられている。後に造られた要塞の門を潜る。



シヴァラヤ寺院(下)(Lower Shivalaya Temple)。 小道の先に祠堂が崖の先端に佇んでいる。 元はシヴァを祀っていたが、途中からガネーシャを祀るようになったという。



シヴァラヤ寺院(下)は、7世紀の建立。石窟寺院から石積みの寺院に移行した初期のもので歴史的にも貴重な寺院だ。



祠堂内部。フレームには簡素な植物文様が彫られている。



シヴァラヤ寺院(下)には、後に城砦化されて大砲が設置された。夕日のバーダーミ市街を望む。



シヴァラヤ寺院(上)から眺めたシヴァラヤ寺院(下)。ここからはバーダーミの市街も一望でき、素晴らしいサンセットの情景を堪能した。


シヴァラヤ寺院(上)(Upper Svhivalaya Temple)



シヴァラヤ寺院(下)から、シヴァラヤ寺院(上)を望む。


長い階段を上り、シヴァラヤ寺院(上)(Upper Shivalaya Temple)に到着。



シヴァラヤ寺院(上)は、7世紀に建立されたシヴァ神を祀った寺院。石窟寺院から、石積の寺院建築に移行した貴重な建物。



基壇には、象と小人の彫刻がなされていた。



馬蹄型アーチ窓からシヴァ神が顔を覗かしているのは古い形式だ。



ヒラニヤカシプと戦う獅子顔の神ナラシンハ(ビシュヌ神の第4の化身)。



ゴーヴァルダナ山(Govardhana)を持ち上げるクリシュナ神。



シヴァ神と妻のパールバティとの結婚式のレリーフ。



シヴァラヤ寺院(上)から南側の石窟寺院群のある赤砂岩の岩山を望む。岩山は夕陽に照らされて、赤く映えている。



シヴァラヤ寺院(上)の横では、夕陽に照らされた牛が草を食べていた。そろそろ戻ろうか。



近くに奇妙な形の石積の建物があった。 後に造られた城砦の一部の建物だ。


バーダーミ考古学博物館



バーダーミ考古学博物館。開館時間は9時~5時、入場料は5ルピー。



館内は撮影禁止だが、廊下に陳列してある石像は撮影可だ。



魔神マヒシャースラを殺す女神ドゥルーガー像。



左手に髑髏を持ったシヴァ神。



ラージャガウリ女神(Lajja Gauri)。 もちろん、この像は撮影禁止だが博物館で小冊子を数点購入したら、ラージャガウリ女神のパンフレットをくれた。 そのパンフレットの写真を公開。

ラージャガウリ女神は、インダス文明の頃から信仰されており、豊富さと豊饒性に関連する女神だ。 彼女は、Lajja(謙虚)Gauri(純粋)と名付けられている。 女神の頭は蓮の花で表され、両腕は上向きに曲げられて蓮の幹を持っている。


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イサーンの大地走行2000キロプラス バーダーミへの招待
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