第21窟 |
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柱に彫られた精緻な文様。 |
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本尊の仏像。 |
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第23窟 |
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第24窟 |
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(第2期窟・ヴィハーラ窟)未完成窟で、この第24窟は開窟の工事過程がなんとなく解る。 |
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未完成のまま放置された窟。しかし、どの様に彫り出して造ったのか?過程が分かり面白い。 |
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第26窟 |
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(第2期窟・チャイティヤ窟)第26窟は3つのチャイティア窟の中で最も規模が大きく、装飾は華麗なものとなっている。また、側廊部の壁面には説法・降魔成道・涅槃などの場面が大きく浮彫されている。ストゥーパに仏像が彫られており、多くの仏像やインド最大の涅槃仏がある。
この窟には銘文があり、アチャラ上座という名が見えるが、玄奘が「大唐西域記」摩掲陀国の条で記している、国の東境の窟寺伽藍の建立者阿折羅阿羅漢に当たるものと見られている。 |
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豪華で華麗なチャイティヤ窟。19窟に比べ、爛熟期に達し見事な出来栄えだ。天井のアーチ構造が眼を引く。 |
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長さ7メートルのインド最大の涅槃像。台座には死を嘆く仏弟子が彫られている。 |
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回廊部には一面仏像が彫りこまれ、照明で照らされている、その為、撮影に興じる人が多い。 |
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チャイティヤ窓から差し込む光が、素晴しいアーチの天井を照らす。 |
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降魔成道。菩提樹の下に座る釈迦、釈迦の左右には押し寄せる魔軍の群れ、座下には釈迦を誘惑する魔女たちが描かれている。「ふうみん」がアジャンタ遺跡の中で一番好きな浮き彫りだ。 |
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その釈迦を誘惑する魔女たちの妖しげな表情や姿態が、照明の印影と重なり実に見事だと思う。 |
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天井の曲面に描かれた童子図。まさに、エンジェルですね。 |
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第27~28窟 |
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第26窟の先は、通行止めになっている。第27窟は未完成窟で閉鎖中。第28窟は未完成窟で登攀不能。
先ほどの絢爛豪華な第26窟も未完成窟だという。第25窟、26、27窟は複合窟として計画されていたという。もし完成されていればアジャンタで最も壮大な寺院となっていたはずだ。 |
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その第27窟から眺めたアジャンタ石窟群。
さあ、のんびりと入口まで戻ろう。お腹も空いてきたし、冷たいビールが飲みたい・・・ネ。 |
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このサイトを作成するため、「芸術新潮1999年3月号の特集 アジヤンタ石窟大公開」と集英社2000年6月発行の「アジャンタとエローラ」が大いに参考になった。この同時期に発行された両書の撮影は大村次郷氏である。
その大村次郷氏の撮影記録を読むと、アジャンタの石窟内に照明用の発電機を持ち込んで撮影したとの事だ。だから、あのように見事な写真が撮れた訳だ。もしフラッシュが許されていても石窟内の壁は波打っており、漆喰が塗ってあっても表面はデコボコで、照明の反射を避けるだけでも至難の業だという。
我々観光客は暗い窟内で、三脚・フラッシュ厳禁の状況での撮影になる。これは、写真撮影だけにとどまらず、暗い石窟内を懐中電灯の灯りを頼りに、部分的に鑑賞する壁画から受ける感動はかなり減少するだろう。まして、壁画の主題のジャータカ物語に対し知識の少ない「ふうみん」にとってはなおさらである。
アジャンタ最大の目玉は第1期窟のインド現存の最古の絵画と、第2期窟のグプタ朝時代というインド古典美術の爛熟期の絵画遺産と言える。その絵画を実際に暗い窟内(絵画の保護のためと言う事は十分に承知している)で鑑賞すると、前に述べたように感動は少ない。
「ふうみん」は目玉の絵画窟よりも、彫刻が主体の第19窟や第26窟の第2期のチャイティヤ窟の方が好きだ。特に第26窟の華麗にして豪華で、壁面の石像彫刻をライトアップした石窟に対しては感動した。しかし、その感動も前日見学したエローラ遺跡の「カイラーサナータ寺院」を見た後では、遥かに及ばないと感じた。 |
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1999年3月発行 |
芸術新潮 特集
アジヤンタ石窟大公開 |
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2000年6月発行 |
アジャンタとエローラ |
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