旅を終えて




ナーンにあるワットノーンブアの壁画





■「ナーンの辺境を走る」の旅を終えて


今回の旅に出る前に、「ひとりごと」欄に「チェンマイの憂鬱とナーンの空白」という一文を載せた。今回の旅を終えての感想はまさにその通りだった。

チェンマイの市内に夕方のラッシュ時にレンタカーで入ったが、車とオートバイの無秩序な大混雑に神経を使った。

ノボテルホテルに入るために右折するのに、切れ目のない対向車線の車とオートバイに「エイヤア!」と気合を入れて衝突を覚悟して右折する状況だった。

夕食に出かけても、チェンマイの市の中心地は大混雑で古都の静かな雰囲気は全く無かった。

それまで静かなルーイやナーンに滞在してから来た我々は、まさにお上りさん状態で落ち着かなかった。そして早々にチェンマイを後にした。

それに比べナーンは静かだった。二泊しかしていないが、毎朝の静寂な朝靄に包まれた歴史的な落ち着きのある雰囲気が好きだった。

今回の旅の一番の収穫は、イサーンの他にナーンという場所が「ふうみん」のカテゴリーの中に加わった事だろうか。


「ふうみん」




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