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■6:19
「yayo」が、風邪気味で微熱があり、体温計をホテルのフロントに借りに行くが無いと言う。
体温計をナーンの街中のセブンイレブンに買いに行くが、ここにも矢張り無い。 |
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■6:19 そのセブンイレブンの前から眺めた、早朝の朝靄のナーンの街の景色。
朝靄の中を、托鉢の僧侶が歩いている。向こうの交差点の信号が滲んで見える。早朝のとても静かな街の情景だ。 |
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■6:26
昨日と同じガソリンスタンドで給油する。
★給油DATA
950バーツ
38.5L、1L/24.5バーツ |
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■6:46
美しい日の出を撮りたいとプラタートカオノイに行く。
残念だ、今日は朝靄で何も見えない。 |
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■8:03
朝食後、ロビーにムラブリ族の写真があるのを見つけた。
100年ほど前に、ラオスから移住して来たムラブリ族の正式名称はMlabriまたはMlbri。
タイ語では「黄色い葉の精霊」 とも呼ばれている。「ムラ」は人の意味で「ブリ」は森の意味。
ナーン県に約100人いるとの事だが、移動性なのではっきりしないらしい。
一度会って見たいと思うが、今回はこの写真で我慢しょう。 |
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■8:07
広いホテルの敷地内を散歩する。
この赤い木の実は、何という木なのかな? |
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■8:32
ナーン市内を抜け、1080号線をワットノーンブアを目指して走る。
「yayo」が風邪気味なので、いつもより1時間ほど遅いスタートだ。 |
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■9:08
ナーン市街より、北約30キロの橋を左折と聞いていたのだが、一本手前の橋の道を左折してしまった。
数人の人に、ワットノーンブアを聞き、何度も行ったり来たりしながら探す。 |
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■9:32
「ワットノーンブア」は、道路から引っ込んでおり分りづらい場所にあった。
ワットノーンブアの本堂内部には、ワットプーミンと同じ絵師集団によって壁画が描かれている。 |
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■9:34
「象上の姫」。
象の輿に乗る姫と、鉄砲を持つ家来達。
この寺院の一連の壁画は、1867年に製作を始め、完成までに21年かかったという。
「ふうみん」は見た瞬間に、ワットプーミンと同じ絵師によって描かれたと思った。 |
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■9:38
本堂内の左手奥に描かれていた、「タバコを吸う女」。
リラックスした表情で、特に目がいいネ。
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■9:43
寺院の直ぐ裏手には、タイルーハウスがあり、伝統の織物を織っている姿があった。 |
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■9:44
工房の2階は、民芸品・織物等が展示販売されており、タイルー族の伝統の織物を3つ購入した。
その内訳は、350バーツの織物2つと400バーツの織物1つ。 |
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■9:55
寺院の正面に戻ると、先程まで境内の清掃をしていた奉仕作業のオバサン達が、ラジカセの音楽に合わせて体操をしていた。
どこの国でも、オバサン達は元気一杯だ。 |
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■10:04
1080号線を左折して、1148号線に入る。
チェンカムまでは114キロだ。 |
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■10:47 1148号線は、思っていた以上の山道だった。路面は良いがアップダウンがきつい。車を停めて素晴しい景色を眺める。 |
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■10:47
山肌に抱かれた、山岳民族の村。 |
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■11:32
イノシシが飛び出して来た、と思ったら子豚だった。 |
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■11:33
1148号線から眺めた、緑豊かな風景。 |
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■11:50
かなり山道を下って来た。
1188号線の分岐点に差し掛かるが、1148号線を直進する。 |
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■12:14
T字路にぶつかり、1148号線は右折する。
もう直ぐ、チェンカム市内に入る。 |
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■12:22 チェンカム市内を走る。道は1148号線から、1021号線に変わる。
パヤオ県に入るのは初めてだが、山と緑のきれいな土地だ。だから、定年退職後の日本人もかなり住んでいると言う。 |
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■12:29
1021号線を右折して、1222号線を走る。
この道は6キロほどで、1155号線に合流する。
1021号線に入ったとたんに路面が悪くなった。一瞬、パンクをしたのだと思ったぐらいだ。
「ゴーッ」というタイヤの音が耳につく。
この音にこの後、二時間近くも悩ませられる事になるとは思わなかった。 |
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■13:09
ここで計算違いをした。1155線は山間の平坦な道だと思っていた。
チェンコンまで90キロぐらいで1時間強もあれば着くと思っていたら、大違いだった。なんともすごい山道だ。
この分だと昼食は、3時になってしまう。道端の売店でバナナを買う。
いくらと聞いたら、右手の指を5本、左手の指を2本立てた。
25バーツだと思って支払ったら、お釣りをくれる。何と7バーツだった。 |
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■13:16
買ったばかりのバナナを食べながら走っていると、「プーチーファー」との分岐路に出会った。
真っ直ぐに行くと、1093号線でプーチーファーに行く。
プーチーファーとは、「天への道を示す山」という意味で、タイではとても有名な山だという。 |
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■13:20 先程の分岐点から少し行っ所より、プーチーファーを望む。緑の山々と青い空と白い雲、何か少年の頃に戻った気分だ。「ふうみん」の少年時代の昭和30年代初めは、渋谷からもこんな青空が見えた。 |
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■14:20 1年前、チェンカーンで別れたメコンにウイアングカエンで再会。思わず感激! |
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■14:40
ウイアングカエンで再会したメコンに、Uターンするように1155号線は曲がり、1020号線に合流する。
ここから目指すチェンコンまでは、後5キロだ。 |
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■14:59
チェンコンメコン沿いを、景色のよい場所にあるレストランを捜しながらを走る。
「RIMNUMゲストハウス」のレストランで遅い昼食とする。 |
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■15:05
ゆったりと流れる、メコンを眺めながらのビールはやはり旨い。
しばし、ドライブの疲れを取る。
風邪気味の「yayo」も、だいぶ元気になって来た。
代金は、カオパッド2人前とビールとコーラで145バーツ。 |
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■16:31 1129号線をチェンコンから少し走った所に、HUAISAI MANビューポイントがあった。車を停めて、メコンを眺める。 |
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■16:31
チェンセーンの街中に入った。
先程のチェンコンより、1回り大きな街だ。
「ふうみん」は7年前に、チェンマイから地元のツアーで来たが、この街の記憶はあまり無い。
チェンカム、チェンコン、チェンセーンと通って来たが、この「チェン」は漢字で書くと「城」になる。
つまり、城壁で囲まれた町の意味。 |
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■16:31
チェンセーンの夕暮れのメコン。
メコンは時間により表情を変える。
だから、いつまで見ても飽きない。 |
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■16:40
ゴールデントライアングル(金三角)に着いた。 |
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■16:45
「インペリアルゴールデントライアングルリゾート」にチェックインする。
メコンが、タイ国内を流れる最上流の地点に位置するこのホテルに、是非とも泊まりたかった。
なぜならば、メコンの最下流の地点のコンチアムにある「トーセンリゾート」が、「ふうみん」のレンタカー旅の出発点であるからだ。 |
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■16:50
ホテルの部屋のテラスから、真正面にメコンが見える。
5階建ての4階の部屋で、テラスからは眺めは良い。
ホテルの部屋を予約する時、スーペリアではなくワンランク上のデラックスにしたからだろうか。 |
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■16:51
部屋のテラスから、ゴールデントライアングルのメコンが眺める。
右側がラオス、真ん中左がミャンマーで、オレンジ色の屋根がカジノだ。
そして、真ん中の先が中国になる。
そして、ずう~と遡ると、源流のある5000メートル近い高さのチベット高原に向かう。 |
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■17:01
ゴールデントライアングルのメコン沿いを散歩する。 |
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■17:13
観光客が多く、「秘境」や「麻薬」の怪しげな雰囲気は全く無い。
レジャー施設が建設され、観光地化が進んでいる。 |
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■17:20
メコンに面したイミグレには、中国語の看板があった。
これからも、中国との経済面での結びつきは年々大きくなっていくのだろう。
散歩を終え、帰る途中にホテルを見上げると、部屋のテラスの椅子に座りメコンを眺めるファランを見た。
これはいい、「ふうみん」もまねよう! |
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■17:31
早速部屋に帰り、メコンには「メコンウイスキー」が合うと取り出す。
それと、ミネラルとつまみ数点をテーブルの上に乗せる。 |
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■17:43
テラスの椅子に座り、メコンウイスキーを飲みながら、刻々と暮れゆくメコン見物と洒落込む。 |
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■17:54
夕暮れに沈むメコン。家々から明かりが燈され、対面のミャンマーのカジノの明かりも見える。
思えば2年前、ムーンリバーの名前に誘惑されて、メコンとの合流地点のコンチアムに行った。
1年前、そのコンチアムからラオス国境沿いにメコンを北上し、山道を走り通してきた。
2年がかりで、2000キロあまりを走破したと思うと、しばし、センチメンタルに浸る。…感慨無量だ。 |
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■19:49
ゴールデントライアングル近くのメコン沿い食堂は、観光客相手の店なのでチェンセーンに向う。
チェンセーンの街の夜景は、思った以上に暗かった。
もっと、メコン沿いにレストランや屋台が多くあり、賑やかだと思っていた。
メインストリートは電飾されていたが、それが返ってうら寂しい。 |
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■19:55
街中を一廻りして、1軒の食堂に入る。
食堂は働き者のおかみさんと、ぐうたらの親父さんが切り盛りしていた。 |
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■20:03
麺と野菜炒めと豚肉の煮込みごはんを注文。
後、ビールとコーラで、代金は150バーツと安かった。 |
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■20:27
ビールを飲んでいると、隣に若いフランス人?のカップルが入って来た。
手にはロンプラを持ち、席に座っても熱心に読んでいた。
観光客なんて、どこの国の人でもガイドブック頼りだな、と思った。
古びた食堂には、これまた古びた国王夫妻の写真が飾られていた。
…急に辺境の食堂を実感した。 |