イサーンの大地走行2000キロプラス [ ワットプーへの招待 ]



本殿、経蔵




H本殿、I経蔵






階段を登りきった本殿のあるテラスから眺めた景色。今歩いて来た遺跡群とチャンパサック平原。そして、はるか彼方にメコンとボーラウェン高原の山並みが見える。



H本殿が見えて来た。

思ったより小さい。屋根は崩れトタンで修復してある。



H本殿入口の向って左側の女神(デヴァター)像。

髪を洗う女性が右手に髪の毛を持ち、左手に水壷を持っている。



H本殿入口の向って左側の守門神(ドバラパーラ)像。



H本殿入口の向って右側の女神(デヴァター)像。

イサーンのスリンにあるシーコラプームの女神像に似ている。



H本殿入口の向って右側の守門神(ドバラパーラ)像。



H本殿に安置された、後世の16世紀頃にラーンサーン王国により持ち込まれた稚拙な仏像。

でも、この上座仏教の仏像があったおかげで人々の信仰を得、曲がりなりにもこのワットプー遺跡が破壊からま逃れて残ったのかも知れない。




本殿のまぐさ石のレリーフコレクション
(本殿のまぐさ石のレリーフはどれも見応えのある素晴らしいものだ)




H本殿の入口のまぐさ石のレリーフ。3頭象のアイラーヴァタに乗るインドラ神。両端のカーラの表情がいい。




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。毒蛇カーリアを退治するクリシュナ神。




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。ガルーダに乗るヴィシュヌ神。 




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。カーラに乗る神。




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。3頭象のアイラーヴァタに乗るインドラ神。




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。カーラに乗る最高の苦行者としてのシヴァ神。




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。カーラに乗る神。




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。カーラに乗る神。




H本殿の内部のまぐさ石のレリーフ。カンサ王を引き裂くクリシュナ神。これは、迫力のあるレリーフだ。




レリーフコレクションおわり




H本殿は前方の砂岩で出来た拝殿部の後ろに続いてレンガの祠堂がある。

そのレンガと砂岩の接続部が面白い。



H本殿の拝殿部の後ろに続いて建っているレンガの祠堂の屋根は無い。

このレンガの祠堂は6世紀頃のワットプーのクメール最古の建物か?それとももっと前の先住民のチャンパのものか?



H本殿のレンガの祠堂の迫り出し構造とまぐさ石の上部の重量軽減の空間。



H本殿を東側から眺めた。

前方のトタン屋根の砂岩で出来た拝殿部の後ろに続く苔むしたレンガの祠堂。



H本殿の入口右側の破風のレリーフ。ラーマーヤナ物語(Ramayana)の一場面。

魔王ラーヴァナから王妃シーターを助ける猿の神ハヌマーン。



H本殿南側の破風を見ていたら、何と「乳海攪拌」のレリーフを見つけた!感激だ。残念な事に破損が大きい。

下はカオプラヴィハーンの同じ「乳海攪拌」のレリーフ。




本殿の北側にある岩にヒンドゥー教の3神が彫られている。向って左から、ブラフマー、シヴァ、ヴィシュヌ神。この3神一体(トリムルティー・Trinity )の真言をオーム(AUM)といい、Aがヴィシュヌ、Uがシヴァ、Mがブラフマーで、3音融合して三体結合を示し、創造、維持、破壊を一音に含むと言う。あのオウム真理教のオウムの語源である。



I経蔵のレンガの壁と砂岩のフレーム。



I経蔵の偽扉と手前にはナーガの像。

このナーガの像は横に広がりがない珍しいものだ。その手前には五点のリンガが置かれていた。



H本殿の北側に祠堂の基壇が残されており、上座仏教の仏像が置かれていた。




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