旅のはじめに



メコンの漁師







イサーンの魅力

イサーンの大地をレンタカーで駆け巡った昨年の旅(ムーンリバーの誘惑)を終えて、帰って来てからイサーンのローカルで奥深い魅力に取り付かれた。

そして、その魅力を「テーマ」にして今回の旅行を計画した。


果てしなく続く地平線を見ながら、大いなる田舎イサーンの大地を、真っ直ぐに伸びる道を、何処までも走る楽しさ。
その、広大なイサーンの大地に点在する、忘れられたように放置され、朽ち果てたクメール遺跡を捜す面白さ。
ムーンリバーとメコンが合流する絶景に立地する、珠玉のホテル「トーセンコンチアムリゾート」に泊まる素晴らしさ。
そして、何も今さら云う事のない、雄大な母なる「メコン」に抱かれる安らかさ。


今回の旅「メコン街道をゆく」

メコンの源は、海抜5000メートル近いチベット高原で、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、カンボジアを経てベトナム南部で南シナ海に注ぐ。その全長は4000キロ以上ともいわれている。

タイとラオスの国境を流れるメコンは、タイ東北部(イサーン)のコンチアムでタイ国境と別れラオス国内に流れ入る。

「ふうみん」は、このコンチアムからメコンに沿った道を上流に向かって北上し、タイ国境に別れを告げるチェンカーンまでの道を「メコン街道」と名付けて、全線の約1400キロをレンタカーで走破する事を思い立ち今回の旅を行った。

まず、コンチアムの国境検問所をメコン上流に向かって出発した。名も無き道を7キロ走ると2112号線に出る。そして2242号線、2034号線と走りムクダハーンにたどり着き、そこからは幹線道路の213号線をナコーンパノム経由でノーンカーイへと走る。

ノーンカーイからは、旧道の211号線のメコンに沿った道をターボに出ると新道の211号線に合流する。そして、シーチェンマイ、パクチョムを通りチェンカーンまで行き、211号線に別れを告げて2195号線を走る。

そして、20キロ程走った所でメコンは大きくタイ国境を右回しラオス国内へ向かう。この間の全長は約1400キロに及ぶ。そのスタートのコンチアムの場所は、当然の如く「トーセンコンチアムリゾート」だ。


それでは、ガイドブックに無い旅をお楽しみ下さい。

2004年12月初稿作成
「ふうみん


■新しく大きなサイズの写真を多用し、サイトを全面的にリニューアルしました。
2011年12月全面改訂
「ふうみん」




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