13、歴史・クメール遺跡・アンコールワット

題名 東南アジア史
著者 石井米雄、桜井由躬雄
出版社 山川出版社
発行日 1999.12.20
定価 3885円
本書が対象とする東南アジア大陸部には、現在、ミャンマー連邦、タイ王国、ラオス人民民主共和国、カンボジア王国、ベトナム社会主義共和国という五つの国民国家が存在している。このうちタイを除く四カ国は、いずれも1945年の太平洋戦争終結以後に、さまざまな経緯をへて植民地からの独立を達成し、国民国家として出発した。独立後の歴史はまだ半世紀をようやくこえた新しい国々ではあるが、いずれも独立に先立つ長い前史をもっている。これらの国々の個別の歴史を、近代国家の国境をこえた東南アジアという、より広い文脈のなかに位置づけながら、大陸部全体が歩んできた歴史の道筋を、整合的に語るのが本書の目的である。

★分厚い本です。「ふうみん」はタイ関連、クメール関連しか読んでません。



題名 東南アジアの遺跡を歩く
著者 高杉等
出版社 めこん
発行日 2001.07.15
定価 2100円
著者が今までの遺跡巡りの体験で知り得た情報を踏まえて、東南アジアに残る遺跡を私的にガイドした一冊。一般のガイドブックに書かれている有名な遺跡だけでなく、旅行者がほとんど訪れることのない、忘れ去られた遺跡も多数取り上げ、特に、近年観光客が自由に訪れることができるようになったカンボジアのクメール遺跡については、アンコール地域の遺跡だけでなく、地方の大遺跡も紹介している。さらに、タイやラオスにあるクメール遺跡にも多くのページを割いた。

イサーンのクメール遺跡について、ある程度書いてある唯一の本だろう。そうすると「ふうみん」のように実際に遺跡に行く者に役立つ、もっと詳細な地図があれば嬉しいのだが。


題名 アジャンタとエローラ
著者 文・立川武蔵
写真・大村次郎
出版社 集英社
発行日 2000.06.26
定価 1995円
アジャンタには、インド美術史の白眉といわれる壁画の数々がブッダの物語を展開する。エローラのヒンドゥー教窟では、シヴァ神やヴィシュヌ神が、生き生きと踊り、戦う姿が掘られている。虎狩りの士官が密林に発見したアジャンタの壁画、灼熱の岩盤を掘り抜いたエローラの巨大な彫刻建築に、インド美術の精髄を見る。豊穣アジアの旅。

エローラのヒンドゥー教窟の彫刻は素晴らしい。ヒンドゥー美術の参考になります。


題名 龍と蛇<ナーガ>
著者 文・那谷敏郎
写真・大村次郎
出版社 集英社
発行日 2000.10.25
定価 1995円
インドでは蛇は仏法を守り、豊饒を司る水の神に、一方中国では、角を生やし翼を得て龍となり、皇帝の権力の象徴になった。様々な国での蛇や龍に託された意味。ヨーロッパのドラゴンとの比較。蛇はその生命力、再生力が人々の畏敬の念をあつめ、信仰の対象となった。インドでは仏法を守り、豊穣を司る水の神に、中国では角を生やし翼を得て龍となり、皇帝の権力の象徴になった。龍や蛇、またヨーロッパのドラゴンに託された意味を探る。


題名 アンコール遺跡の光
著者 田村仁
出版社 小学館文庫
発行日 2002.12.01
定価 880円
アジアの世界遺産の中でも珠玉のアンコール遺跡。著名なアンコール・ワット、アンコール・トムをはじめ、バイヨン、タ・プローム、プリア・カンほか周辺遺跡の石造建築と浮き彫りの文様や女神たちを、光の陰影を生かした美しい写真117点で巡る写文集。カンボジア内戦当時からアンコールを訪れ、そこに暮らす人々の生活や信仰の姿まで見つめてきた田村仁。写真家ならではの視点と体験があふれた文章を書き下ろし、ガイド本や歴史書にはないアンコール遺跡の魅力を存分に伝えている。

★素晴らしい写真です。楽しめます。


題名 世界遺産・封印されたミステリー
著者 平川陽一
出版社 PHP文庫
発行日 2003.04.16
定価 700円
世界各地に分布する世界遺産のなかから、とくにミステリアスな謎や逸話に彩られたものを紹介する。ガイドブックが書かない意外な伝説や大胆な仮説も盛り込んだ、歴史ロマンの世界をディープに楽しめる本。

アンコール カンボジア 1992年指定
遺跡を建造した膨大な石はどこから運ばれたのか?
クメールの神の世界を地上に再現
そしてある日、アンコールは永遠に捨てられた


題名 地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア
著者
出版社 ダイヤモンド社
発行日 2001.12.14
定価 1640円
アンコールワット遺跡群をカラーで徹底解説。
【アンコール二大遺跡探訪】アンコール遺跡群マップ/アンコール・ワットに隠された秘密とその魅力/第一回廊の見事なレリーフ/造形のドラマ、見る位置によって姿を変えるアンコール・ワット/宇宙の中心、バイヨン
【アンコール遺跡群巡礼 遺跡ガイド】王宮内とその周辺/東部・北部/西部/郊外/ロリュオス遺跡群
【遺跡の達人になろう! ワンランク上の鑑賞法】クメールの神々/窓に隠された秘密/アンコール遺跡解読術


★クメール遺跡の良い解説書が無くて捜していた所、この本に出会った。詳しく載っています。「歩き方」を見直しました


題名 アジアの至宝 アンコール遺跡
著者 監修・石澤良昭
写真・鈴木幸男
出版社 日本電波ニュース社
発行日 1992.12.01
定価
アンコール遺跡で現地の子供の物売りが売っている本。写真が主で解説が少なく、特に見るべきものは無い。


題名 季刊 文化遺産
著者 監修・石澤良昭
出版社 島根県並河萬里写真財団
発行日 2004.10.20
定価 1500円
★かつて、大湖トンレ・サップの北西にあって東南アジア世界に覇を唱えた王朝があった。それがアンコール王朝である。9世紀から14世紀にかけて繁栄したアンコール王朝を築いたクメール人は、優れた祈りの造形を創り出した人々であった。最盛期には、アンコールは50万もの人口を抱えた大都城となった。その都城には巨大な石造建築が次々と築かれ、王宮や600以上の大小寺院は絢爛な浮彫りや彫刻で飾られ、灯燭が供されていたという。アンコール・ワットは、その最大級にして最高の芸術的価値を持つ寺院である。

★最新の研究成果でアンコール文明を科学する。


題名 失われた古代文明
著者 監修・石澤良昭
出版社 教育社
発行日 1995.08.10
定価 1900円
人類が最初の文明のいしずえを築いてからどれほどの時が流れただろう。緑の沃野は砂漠となり、美しい宮殿も廃墟と化した。そしてすべては消え、巨大な遺跡だけが残った。これらは現代に何を語りつごうとしているのだろう。科学の助力で、過去の言葉を聞こう。

★アンコール朝
巨大な水利システムと多数の寺院を誇る文明がカンボジアに栄えた。
水利システムが機能しなくなったため広大な田地が姿を消して文明は崩壊した。



題名 ベトナム フォトショップ
著者 中島稔
出版社 ゑゐ文社
発行日 1996.10.10
定価 1133円
本書はベトナムのフォト・ブックです。写真やイラスト類など使われている多くの被写体(題材)のテーマはかなり幅広い分野に及びます。しかしながら本書には、ドイモイ以降の新しいベトナムの"息吹"を伝えるという基本的コンセプトが全体に貫かれています。おまけに本書には都市の地図も掲載されており、巻末の索引と併用すれば観光・旅行ガイド・ブックとしても十分使えます。

★クメール王朝に関係深いチャム人(チャンパ王国)の遺跡が40ページに渡り紹介されている。


題名 アンコール・王たちの物語
著者 石澤良昭
出版社 NHKブックス
発行日 2005.07.30
定価 1120円
★クメール王朝に関係深いチャム人(チャンパ王国)の遺跡巨大伽藍、広大な都城をもつ遺跡群で知られるアンコール王朝。この神秘的都市を造営した諸王は何を考え、どのように生きたのか。長年に亙る碑文研究を基に諸王の事績を立体的に描く。王たちの野望とアンコール王朝興亡史。

「ふうみん」は、ジャヤバルマン7世や王道が詳しく載っておりとても参考になった。


題名 アンコール・ワット
著者 ブリュニ・ダジャンス
監修 石澤良昭
出版社 創元社
発行日 1995.06.20
定価 1400円
インドの宇宙観を受け入れたアンコールの主たちは、地上に小宇宙を出現させた。カンボジアの誇るアンコール遺跡に関する研究成果をまとめ、アンコール朝の興起・発展・衰退、そして忘却・再発見を集約。

9世紀から15世紀に繁栄したアンコール帝国。「すべての道はカンボジアに通ずる」といわれた長大な王道,優れた官僚組織,巨大な石造宮殿と寺院群など,第一級の入門書。


題名 大アンコールワット展
監修 石澤良昭
出版社 東映株式会社
発行日 2005
定価
2005年10月29日から12月18日まで横浜そごう美術館で開催された、「プノンペン国立博物館所蔵 大アンコールワット展 ー壮麗なるクメール王朝の美ー」の図録。

展示された、プノンペン国立博物館所蔵のクメールの彫像82点が収録されている。


題名 アジア・美の様式(下)
著者 オフィス・ド・リーブル
J・ボワスリエ
監修 石澤良昭
出版社 連合出版
発行日 1997.09.10
定価 2625円
アジア15カ国・地域の芸術造形活動を5000年にわたって通覧する。いつの時代どの地域のものか?正確な名称は?英語・仏語標記は?

時空を超えた美の総合カタログ。図版2200枚。


題名 アンコールワット・カンボジア
著者 ゼンリン道路地図製作部東京編集室
出版社 ゼンリン
発行日 2003.03
定価 1200円
水と平野と森の国カンボジアはタイ・ラオス・ベトナムに囲まれた仏教国。「東洋の神秘」「世紀の謎」と形容されるアンコールの遺跡を中心に、歴史、見どころ、レストラン・ホテル・地図等を紹介する。


題名 週刊ユネスコ世界遺産 アンコールの遺跡群
著者
出版社 講談社
発行日 2001.06.14
定価 560円
密林に浮かぶ神々の聖地【蘇る幻のアンコール・ワット】、“豊穣と栄華”の都【アンコール・トム 】滅び去った王朝の輝き。

目次…遺産への扉、遺産マップ、遺産ガイド

この号の遺産大図解…アンコール・ワット、アンコール・トム再現図


題名 ヒンドゥー教の本
著者
出版社 学研
発行日 1995.05.01
定価 1200円
あらゆる東洋の知恵を内包するアジア最古にして最大の宗教であるヒンドゥー教。太古の神話世界からサイババの秘密まで、インド5000年の叡知を解読する。
伝説の聖者たち、ヨーガの実践法、ヒンドゥーの三大目標、聖地巡礼ガイド、インド神話の神々、など。

クメール遺跡について調べて行くのにヒンドゥー教は欠かせません。


題名 ブッダ 大いなる旅路
1から3巻
著者 NHK「ブッダ」プロジェクト
監修 高崎直道
出版社 NHK出版
発行日 1998.06,25
定価 各2000円
★仏教誕生から2500年。いまブッダの壮大な世界が甦る!!「輪廻転生」の大地インドに生まれたブッダの思想。大地に吸収され消えさったインドの仏教と、現在も生きつづけるバングラデシュの仏教。
★第2巻のミャンマーの黄金に輝くパゴダ、近代化の波の中で揺れ動くタイ。ブッダの教えの原型が今なお人々の暮らしの中に受け継がれている上座仏教の国々の現在を、取材記と写真で綴る。

★「ふうみん」はナーンに行って仏教壁画を見てから、タイの仏教(上座部仏教)について調べていた。あまり専門的な本は遠慮して入門書を探していたところ、全3巻の特に2巻は非常に参考になった。