ポスターについてひとこと |
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学生時代に「劇場用の映画ポスター」、業界用語でいう「1シートポスター(半裁)」を収集していました。普通ではなかなか手に入らないので、父の関係から手に入れていました。
好きなポスターは、自分の部屋の壁に貼ったりしていましたので、画鋲の跡やセロテープの跡が残っており、保存状態は決して良いとはいえません。反面、どうでもいい作品(B級映画等)のポスターは、壁に貼ったりせずに、直ぐに丸めたまま押入れの奥に仕舞い込んで保管されており、今出して見ると保存状態が良いのは何かとても皮肉な現象です。
「ポスター」をパソコンに取り入れるのにはひと苦労しました。こんな大きなサイズのスキャナーはありませんから、デジカメで写して取り入れました。
しかし、素人ですから丸まっていたり、端が痛んでいる「ポスター」の固定方法や、デジカメの手ぶれや偏りなどでなかなか上手くいかず四苦八苦しました。最初は画素数を30万画素(640×480ピクセル)で撮りましたが、400万画素で撮って、縮小した方がずーつと綺麗な画像になります。
業界用語でいう映画ポスターの種類は、次の4種類があります。
1、1シートポスター「半裁」(B2版)
2、立看用ポスター(半裁の縦2枚組)
3、キングサイズポスター(B1版)
4、スピード版ポスター(B2版の縦半裁)
〜 映画ポスターのサイズ「半裁」について 〜
紙のサイズにA版とB版が有るのはご存知だと思います。A版は国際規格のサイズで、B版は日本独自のサイズです。A版、B版とも短辺と長辺の比率が1:√2になっています。
B1版のサイズは1030×728mmで、これを半分に裁断するとB2版の728×515mmになります。半分に裁断する、略して「半裁」となります。これが一般的に使用されている、ポスターのサイズの「半裁」です。
昭和の後半ぐらいまでは、役所を始め一般の会社では殆どB版の書類を使っていました。私も、会社での資料はB4とB5を使っていまし、便箋などもB5でした。
今では、A版が主流になり会社の資料もA4になりました。その内ポスターのサイズもA版になるのでしょうか?
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