イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
31、ブリーラムへクメール遺跡を探しに行こう 2008.12.28
今年の6月にプラチンブリーの国立博物館でタイのクメール遺跡の本を購入した。

本の内容はクメール遺跡の写真と地図が掲載されているが、残念な事に文章だけでなく数字までが総てタイ語である。

しかし、写真と地図はタイ語が分からなくても何となく分かる。内容はブリーラム県のクメール遺跡だった。うれしい事に詳しい地図も載っている。

クメールの遺跡はタイ全土に182ヶ所あり、その内の大部分がイサーンに在るといわれている。その内ブリーラムには61ヶ所と何とタイ全土の1/3もある。その理由の一つはアンコールからピマーイへ「王道」が通っていたからだろう。

ブリーラムにはパノムルンやムアンタム等の有名なクメール遺跡が有るが、その他の遺跡を紹介されたサイトは、T.I. さんのタイ クメール遺跡を探し求めてのサイトぐらいで、マイナーなタイのクメール遺跡の中でも、もっとマイナーなブリーラムの小さなクメール遺跡を探訪する物好きは少ない。

この本がクメール遺跡好きの「ふうみん」の心を動かし、「ブリーラムへクメール遺跡を捜しに行こう」と思った。1バーツ2.6円と数年ぶりにバーツは安いし、2009年1月からはあの高いサーチャージも少し安くなるし、1月は航空運賃も1年中で一番安い。それにタイの気候は乾季のベストシーズンだ。

早速JALのサイトを開いた。JALはマイレージの関係で他の航空会社はどうしても対象外になる。そして、ガッカリした。いつも利用している16:00発のJL703便が運休になっている。この便は反政府派(PAD)のスワンナプーム空港閉鎖の影響で、12月までの運休予定が乗客の減少でさらに延びたのだろう。

それだけでなく、レンタカーのAVISの料金も12月上旬に比べ2割も上がっている。まあ仕方が無い。その条件で旅のスケジュールを組もう。

JALの午後便のJL707便のスワンナプーム空港着は23:50と夜遅い。それならば、空港近くに新しく出来た安いホテルを探して泊まって見よう!また、翌日はイサーンに直行せずにどこかに寄り道して行こう!と前向きに考えて行動計画を立てる。

12月最後の日曜日、机に向かいコピーした地図にマーカーで線を引いていく。走行予定のイサーンの大地を頭の中に思い浮かべて。


ブリーラム県のクメール遺跡の地図(右下の緑はカンボジア)


イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと