イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
27、ラオスの正式国名は「ラオ」か「ラオス」か? 2007.08.17


ラオス航空のパンフ




ラオスの出入国カード
ラオスに行こうと思い、ラオス国営航空のサイトを見ていたら「Lao Airlines」と書いてあるのに気が付いた。何故、「Lao」の表示で「Laos」ではないのか?と疑問に思った。

これは「ふうみん」が勝手に思い込んでいたのだが、今まで「ラオス」が正式名称で「ラオ」は侮蔑的な呼称だと思っていた。

何故ならば、タイでカラオケクラブやバービアの女の子が自分の鼻を押さえて「ラオ!ラオ!」と何度も笑いの種にしていたからだ。また、タイのラオス国境沿いを走っていて検問に会った時、警備兵はラオス側を指差して「ラオ」と軽蔑的な態度をとった事もあり、「ラオ」は「ラオス」の差別的表現と思い込んでいた。

正式な国名Laoの事を、英語でLaosと表記し、日本でもラオスと書く。調べてみると、この複数の「S」はフランスが1893年に植民地化した時、ラオ地域はビエンチャン王国、ルアンパバーン王国、チャムパサック王国の三国に別れていたので、フランスはLaoではなく、「S」を付けてLaosとしたとの事だ。

それならば、ラオスに行くという事はこの三国を見なくては、ラオスを見た!と云えないのではないか?と思った。そこで、それぞれの都のビエンチャン、ルアンパバーン、チャムパサックのパクセを巡る事にした。

ラオス国内を陸路で周るのは大変なので、ラオス国営航空で航空券を発券して各都市でのホテルの予約も無事に済んだ。

この文を書くので、航空券と一緒に送られて来た出入国カードを見たら、国旗とともにLAO PDR (People's Democratic Republic)と書かれてあった。

改めて、ラオスの正式の国名は、ラオ(Lao)である事を再認識した。


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