イサーンの大地走行2000キロプラス ひとりごと
7、友人の三回忌     2004.6.25
友人の「Y」の三回忌、南伊豆にあるお墓にお参りして来ました。

その日は、2002年5月30日のワールドカップの開催日だった。開幕戦のフランス・セネガル戦を見ようと、早めに帰宅した時にケイタイが鳴った。

友人の「Y」の娘さんからの電話で、「Y」が今日亡くなったとの通知だった。あまりにも急な出来事なので、しばし茫然となった。

亡くなった日、「Y」は朝から自宅近くの伊豆下田カントリークラブでのゴルフ大会に出場しており、グロス71の1アンダーという素晴らしいスコアで優勝して帰宅後、風邪気味で体調がすぐれないと早めに寝入り、そのまま帰らぬ人となった。

「Y」とは30年来の友人で、家族ぐるみの付き合いだった。ゴルフがお互い好きで、「Y」が早めに会社をリタイアし、南伊豆に家を新築し悠々自適の生活に入った。私は冗談で「俺もリタイアしたら、温泉とゴルフで長期滞在するから一部屋空けておいてくれよ」とよく言っていた。

葬儀当日、「Y」が生前飲むと冗談半分に、葬式の時は「ふうみん」が葬儀委員長をしてくれとの事が本当に成り、初めて送辞を読んだ。「Y」らしく太く短い生き方だった。

墓にはゴルフ好きの「Y」の生前を偲んで、奥様がゴルフクラブのヘッドの形をした線香置きを特注し、故人の冥福を祈っている。

「ふうみん」は、その後ゴルフクラブは握っていないし、またその気にもなれない。


ゴルフクラブのヘッドの形をした特注の線香置きに、
奥様の愛情の深さが偲ばれます。


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