1991年7月にホアヒンにあるロイヤルホアヒン・ゴルフクラブでプレーをした時の事です。
タイで初めてのゴルフなので、何も分からないままにキャデーの指示どおり1番のフロントのティグランドに立ちティアップした時に、後ろから大きな声が掛かりました。
後を振り向くと、何とフルバックのティグランドに4名のプレーヤーがおり、まさにオナーが打つ所だったのです。そのタイ人と白人の4人のプレーヤー達は、全員が素晴らしいフォームで、全員が素晴らしいショットを放ちました。
「ふうみん」は、こんなタイの片田舎のゴルフ場にまで来て、日本のコースでも見ないような素晴らしいプレーヤー達にビックリしました。おかげで、「ふうみん」は出だしから散々のスコアでした。
クラブハウスに引き上げて聞いて見ると、明日からプロのトーナメント「シンガービアー・カップ」が開催され、前日の今日はトーナメント参加者の練習日だったのです。
そうです。彼らはプロのプレーヤーだったのです。どうりで上手い訳です。そして次の日も、私達はプロのトーナメントの終った後の午後にプレーが出来ました。こんな事は、うるさい日本のコースではとても考えられない事です。
この、タイの「おおらかさ」というか?「いいかげんさ」というか?まさに「マイペンライ」の精神です。今になって考えて見ると、これがタイ病に罹った原因の一つだったと思います。 |
ロイヤルホアヒンG.Cのまだ萱葺き屋根の売店にて「ふうみん」、「yayo」 |
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