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■5:41 朝起きて、窓の外を見ると小雨が降っていた。日の出を見ることは出来ないが、その代わりの「気仙沼市魚市場」の灯りが幻想的だ。 |
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■5:56
このホテルには「気仙沼温泉」があり、地下1800mから湧く源泉を使用している。
循環式だが、塩分濃度が高く体が温まる、なかなかいい温泉だ。 |
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■6:50
朝食はおせちバイキング。
種類も多く、見晴らしのよい窓際の席で朝食を摂った。 |
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■8:17
「気仙沼ホテル観洋」を出発する。
ここは、「yayo」もお気に入りのいいホテルだった。 |
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■8:22
気仙沼魚市場の近くで、ガソリンを給油する。
@160円と東北道のSAより安い。
スタンドの目の前では、気仙沼港の復旧工事が精力的に行われていた。 |
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■8:29
気仙沼の復旧は、緒についたばかりだ。
小雨の降る中にポッンと放置された、主の無い津波で破壊された自動車の情景は、寂寥感が漂う。 |
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■8:57
「岩井崎の潮吹き岩」。
岩井崎も多くの被害を受けたが、潮吹き岩は震災前と変わらずに、元気よく潮を吹いていた。 |
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■9:04 |
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岩井崎の駐車場近くにある、津波により破壊された建物。公共施設のようだが、そのまま放置されている。 |
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■9:59
破壊された「南三陸町防災対策庁舎」の前には、たくさんの花が献じられていた。
お線香をあげ、手を合わせ黙祷する。 |
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■10:01 「南三陸町防災対策庁舎」は鉄骨がむき出しとなり、町職員ら42人が犠牲になった3階建ての庁舎は、震災の津波の脅威をまざまざと目の前に示してくれる。
東日本大震災のモニュメントとして、後世に残すべきとの意見も多かったが、亡くなった遺族の心情を考慮して解体撤去が決まった。「ふうみん」は「原爆ドーム」のように、大津波の悲惨な記憶を忘れないように、残すべきだと思う。 |
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■10:15
1対のモアイ像が沿道に立っていた。
よく見ると、プラスチック製でお腹の辺りが破損している。
津波の跡とモアイ像との対比が、非現実的な空間を醸成していた。 |
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■10:30
「神割崎」も東日本大震災で地盤沈下があったいう。4年前に訪れた時の写真と比べても、沈下により形が変わったようだ。
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■11:11
国道398号線の北上川河口に近い新北上大橋は、津波により一部決壊していた。
今では仮橋が架けられて、クランク状の場所では大型ダンプのすれ違いもやっとだ。 |
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■11:54
女川町の「江島共済会館」のコンクリート製のビルは、津波で横倒しになった。
女川町では、この建物を津波被害の研究資料として保存する方針だという。 |
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■13:05
牡鹿半島の先端に「御番所公園」があり、金華山を望めるかと思ったが霧の為見えなかった。
御番所とは、仙台藩が黒船の襲来を監視する為に置かれていた番所。
公園内はいたる所に亀裂が入り、そのまま放置されている。 |
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■13:13
昼食の為、石巻市鮎川浜の仮設商店街「おしかのれん街」に寄る。
ここは、平成23年11月にオープンした。
生鮮食料品から飲食店、土産品店等の16店舗が入居している。 |
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■13:20
いちばん奥の「みさき屋」に入る。
「yayo」は、海鮮丼を注文。値段1500円。
美味しかったとの事。 |
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■13:22
「ふうみん」は、生うに丼を注文。値段は少しお高く2500円。
生の紫うにが、とろけるように甘かった。 |
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■13:41
「おしかのれん街」の近くに、新しい4階建てのアパートが2棟建っていた。
震災後、復興アパートとして建てられたのかな?と思って、近くに寄って見たら、被災していた。
2階のベランダが壊れ、1階にはベニヤ板が貼られていた。 |
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■14:25
「支倉常長出帆の地・月浦」
慶長18年(1613年)仙台藩主伊達政宗の命を受け、支倉常長ら慶長遣欧使節がローマを目指して出帆した地。
ここもご多分に漏れず、災害復旧の工事中だった。 |
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■14:58
石巻の日和大橋付近の津波の惨状。 |
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■15:39
「松島海岸」。
たくさんの島が津波から松島の街を守った。
震災の松島町の死者は、一人だったという。 |
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■9:04 |
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津波の被害を受けた塩釜の海岸通には、新しい家並みが立ち並び公園も整備されていた。 |
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■16:09
多賀城市の仙台東部道路「仙台港北IC」に入り、帰路に着く。 |
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■16:28
仙台東部道路から、東北道に入る。 |
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■16:40
「菅生PA」で一服する。 |
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■17:06 上りの東北道正面の山並みに日が沈み、薄茜色の雲が美しい。 |
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■19:03
「上河内SA」に入り、夕食と給油をする。ガソリンは@163円と高い。
名物の「宇都宮餃子」とラーメンを注文。特にラーメンは不味かった。
「yayo」は、「このラーメンは、600円の価値は無いわね」といった。…まさに同感。
柱の「取り戻せ日本一 宇都宮餃子」の文字が白々しい。 |
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■20:53
順調に東北道から、首都高速に入る。
この調子だと、東名を走り相模原の自宅には、1時間足らずで帰れるだろう。
夜の長距離運転は、ご隠居の身には…疲れますネ。 |