行程2日目>奈良の古寺巡り



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■6:49  早朝の誰もいない大極殿。平城遷都1300年祭に向けて平城宮創建当時の大極殿が復元された。高さ44m、高さ29m、奥行き20mの堂々たる建物だ。大極殿は天皇が即位や儀式、また外国からの使途をもてなしたとされる場所。



■6:55  こちらは平成10年に復元された朱雀門。朱雀とは鳳凰の事。高さ22m、間口約25m、奥行き10mある立派な建物。


■8:11

奈良奥山ドライブウエイの大仏殿ビューポイントから眺めた光景。


■8:26

奈良奥山ドライブウエイの若草山山頂と鹿。

標高342mとの事。


■9:14

奈良県庁横のパーキングに車を停めて、東大寺に向う。

南大門の金剛力士像はさすがに迫力満点だ。


■9:19

まだ早朝とあって、大仏殿も観光客がまばらだ。

前回といっても、二十数年前に来た時は瓦の吹き替え工事の真っ最中だった。

改めて、建物のその大きさに感嘆する。


■9:23

大仏さんもこの角度から眺めるのが、一番美男に見える。



■9:24  創建当時の模型。大仏殿は5割も大きく高さ47m。両側に建つ七重の塔は100m近くもあったという。天平という時代の持つ、スケールの大きさに脱帽。


■9:47

二月堂に向う途中の石段で鹿に会う。

いかにも奈良らしい光景だ。


■10:02

二月堂の北側の情緒ある石段回廊は、好きな場所だ。


■10:35

春日大社の大杉。推定樹齢800年、樹高24m、幹周り8.85m。

昭和30年代前半までの春日大社の境内には、この様な杉の大木が生い茂っていたが、昭和36年の第二室戸台風で多くの木がなぎ倒されたという。


■10:37

暗闇の中に浮かぶ釣り燈籠の灯りが幻想的だ。


■10:40

直江兼続の寄進した釣り燈籠。

直江兼続は1588年5月、主君の上杉景勝らと大社に参拝し「馬代」として3貫文や刀を奉納。

1600年12月には兼続の娘の名で釣り灯籠を寄進。翌年には「山城守(兼続)殿様御灯籠灯籠油代請取」と記されていた。

以後も同様の記述があり、毎年、油代が奉納されていたとみられる。



■10:42  朱塗りの回廊に吊るされた釣燈籠は、春日大社ならではの光景だ。この釣燈籠は、1千基も在るという。


■10:57

金龍(きんりゅう)神社。

開運財運をお守りくださる神様で、後醍醐天皇ゆかりのお宮。

何卒、ご利益がありますようにと、お参り。


■11:11

新薬師寺。

新薬師寺の 「新」は「あたらしい」ではなく「あらたかな」薬師寺という意味だそうだ。「ふうみん」知りませんでした。

入り口横の神像石(かむかたいし)。神像石とは、大友皇子・十市皇女から淡海三船までの4代とそれぞれの妃を祀った石との事。


■11:11

新薬師寺の見所は、天平時代の国宝の十二神将像と薬師如来像。

十二神将像の「バザラ大将」は特に素晴らしい。残念ながら撮影は禁止だ。


■11:12

先日のテレビ番組で初めて知って、是非見たかった頭塔。

頭塔入り口。門には鍵がかかっており、近くの仲村表具店が管理している。

鍵を開けてもらい階段を登る。



■11:50  一辺32mの正方形の石積み基段上に、7段の階段状石積みが四角錘に築かれている。高さは約10mで、まるでピラミッドを連想する。

昭和になってからの研究では、石田茂作が「奈良時代末期においてインドの新様式を取り入れた最先端な仏塔」と結論づけた。


■11:52

頭塔にはめ込まれた、浮彫如来及両脇侍二侍者像(南面第三段中央)。


■12:06

雨が降ってきたこともあり、頭塔近くの「そば処 觀」に入る。

「觀定食」を注文。6品ついており、味はま~あ合格点。観光地ですからネ。


■12:31

お店の壁一面には、伊万里焼きのコレクションが飾られて、いい雰囲気を醸成していた。

ただし、座る席は「ぎゅうぎゅう」でした。



■13:01  猿沢池越しに眺めた、興福寺の五重の塔。今から半世紀も昔、修学旅行でこの近くの旅館に泊まったが「猿沢池」はもっと大きかった印象がある。

興福寺国宝舘で「阿修羅」に久方ぶりに対面。国宝舘は遷都1300年祭にあわせてリニューアルされ、LED照明のもと仏像群は見応えがあった。館内は思ったよりも空いていて、ゆっくりと鑑賞出来た。



■14:15  うれしい事に奈良県庁の屋上が解放されていた。奈良公園を望む。



■14:16  同じく、興福寺方面を望む。


■15:48

西の京の唐招提寺に向うが、駐車場が一杯で薬師寺に向う。

薬師寺は平城遷都1300年を記念し、国宝・薬師寺東塔の初層特別開扉をしていた。

西側の扉を開け、心柱が貫く内部をライトアップして、扉付近に設置した鏡で建立当初に描かれた架空の花「宝相華(ほうそうげ)」の天井絵を映し出していたが、何と言う事は無かったネ。


■15:35

何しろすごい人出だ。

「ふうみん」は半世紀前の何も無く、荒廃した薬師寺で拝聴した「高田後胤師」の講話を懐かしく思い出した。


■16:31

薬師寺に車を置いて、唐招提寺までの細い田舎道を歩いて来た。

唐招提寺の金堂。奈良時代に建てられた金堂建築としては現存唯一のもの。

この屋根の曲線といい、円柱の力強さといい、まことに素晴らしい。


■16:37

金堂の奥の講堂(左)。これも国宝。

平城宮の東朝集殿を移築したもので、平城宮の面影をとどめる唯一の建築物で、とても貴重なものだ。


■16:38

おもしろい物を見つけた。三段の石造りの戒壇。

最上層はインドのサンチーの古塔を模している。


■16:56

薬師寺金堂、昭和51年再建。

拝観時間が5時までなので、急いで車の置いてある薬師寺まで戻ったら、あの大勢いた観光客の姿もまばらになっていた。

我々もホテルに帰ろう。


■18:55

夕食は、新大宮駅近くの「目茶旨地鶏焼家ごちどり」に入る。

関西ならではのキャベツのサービスがうれしい。


■19:04

大和肉鶏もも炙り焼き、鶏ホルモン山賊焼きなどを注文。

■19:09

こちらはサラダ。

このお店の味は、ネットでの評価が高すぎ?という感じだ。

今回の旅の夕食は2晩続けてハズレでした。




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