◆行程2日目 サラブリからチャイヤブームへ
       サラブリから、ピマーイ博物館等などを経てチャイヤブームへ   2017/11/10(金) Google map 
Kyo-Un Hotel


■5:55

ホテルの玄関前の駐車場に行くと、昨晩木の下に停めたレンタカーが鳥のフンだらけだった。

ピカピカの新車がフンだらけとは、かわいそうだ。



■5:58 ホテルの近くを散歩する。目の前の道路は幹線の1号線だ、もうこの時間から街は活動を始めている。


■6:18

ホテルのレストランは、6時からオープンしていた。


■6:20

朝食のメイン料理は、いくつかのメニューから選択をした。


ナコンラチャシーマ(Nakhon Ratchasiima)へ


■7:33

今日は強行軍になるので、7時半と早めの出発だ。

ホテルを出て1号線に合流。

数百メートル先をUターンして、2号線に入り、ナコンラチャシーマ(Nakhon Ratchasiima)を目指す。



■8:01 片道3車線の2号線を快調に飛ばす。



■8:35 Lamtakhlong Dam を過ぎると、大規模な道路工事に出会う。橋桁が林立している。高速道路でも出来るのだろうか?


■9:11

ガソリンスタンドで一休み。

トイレの前の人形が可愛いと「yayo」がパチリ。


■9:31

コラート(ナコンラチャシーマ)の市内に入る。


マハーウィラウォン国立博物館(Mahaviravong National Museum)


■9:43

マハーウィラウォン国立博物館(Mahaviravong National Museum)に到着。

ここには、Wat Schinda の住職が集めた美術品が展示されている。

内容は近郊のクメール遺跡で発見された遺物、アユタヤ時代の仏像、焼き物、古代の用品、木彫りの絵など。


■9:46

小さな博物館で特に見るべき物はないが、写真撮影がOKになったので来館した。


GANESHA

LOPBURI ART (KHMER STYLE)
10TH CENTURY



■9:52  NINE CELESTIAL DEITIES (NAVAGRAHA) LOPBURI ART (KHMER STYLE) , 11-12TH CENTURY

九神像がきれいに残っているのを見るのは、とてもうれしね。ヒンドゥー教の九神とは、古来インドの占星術が用いている7惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)の七曜と、架空天体としてのラーフ(羅睺)、ケートゥ(計都)だという。


■9:53

YAKSHA

LOPBURI ART (KHMER STYLE)
11-12TH CENTURY


オールドコラートにある Prasat Non Ku の出土というが、あの遺跡は10世紀のコーケー様式のはずだが?

「ふうみん」は見た瞬間、チャンパのDong Duong の彫刻群を連想した。


パノムワン(Prasat Phanom Wan)


■10:06

マハーウィラウォン国立博物館を出て、パノムワン(Prasat Phanom Wan)に向かう。

今までコラートの4か所のホテルに泊まった。

なので、市内の道は詳しい。

コラートには鉄道の駅が2か所あり、小さいほうのチュンターンタノンチラ駅の横を走る。


■10:22

226号線から、番号のない田舎道を走る。

これも、グーグルのナビのお陰だね。



■10:29 パノムワン遺跡に来てビックリ。主祠堂の塔が再建されている。前回、訪問したのが2004年の11月だから13年振りになる。やはり、再訪問は必要だと痛感。



■10:32 新しい白い石で作られた主祠堂と前堂(マンダバ)。この二つの建物をセットで見ると見るとやはりいい。タイ式修理などと小ばかにしていたが、考えを改めないといけないね。

パノムワンは11世紀末に造られ、ピマーイより30年程古く、ムアンタムより70年程新しい遺跡。


■10:32

これらの仏像は、アユタヤ時代に設置された。


■10:34

まぐさ石には、カーラに乗る神像が彫られている。

付け柱には、花序のモチーフが彫られている。


■10:38

建物の裏には、遺跡の石が放置されていた。


■10:42

駐車場に戻ると、隣の車の人たちが遺跡の脇から枝豆みたいな木の実を採ってきた。

そして、「ふうみん」に一つ食べて見ろと手渡してくれた。

食べて見たが、旨いものではなかった。


Prasat Ban Prasat




6019号線を走っていると、Prasat Ban Prasat と Ku Ban Prasat の標識が数十メートル離れて立っていた。



■11:25 Prasat Ban Prasat は、ジャヴァルマン7世が13世紀に102ヶ所造った「施療院」の一つである。


■11:26

祠堂はラテライトの基壇とテラスだけを残して、建造物は何もない。


■11:27

経蔵は建物の中ほどまでは残されている。

経蔵の内部には何もない。


■11:27

「ふうみん」は、施療院の伽藍の中の長四角の建造物を「経蔵」と言われているが、聖水を流すソーマスートラを設けた事例もあるために、「経蔵」と断定はできないと考えている。

経蔵の北側に、聖水を流すソーマスートラを思わせる窪みがあった。


Ku Ban Prasat



■11:38 Prasat Ban Prasat から西に500メートル程走ると Ku Ban Prasat がある。


■11:42

Ku Ban Prasat は、12~13世紀に建造されたヒンドゥー教の寺院。

ラテライトの基壇の上に、東を向いた3基の祠堂が建っている。

向かって左側の祠堂には、砂岩のフレームと未完成のまぐさ石(レプリカ?)がある。


■11:44

ヨニがあることにより、シヴァ神を祀った神殿だった事がわかる。


■11:45

南西にある池は、当時のバライか?

その近くには、遺跡の石が散乱していた。


ピマーイ(Phimai)


■12:23

ピマーイ(Phimai)の歓迎ゲートをくぐる。


■12:31

ピマーイの街中に入ると、大勢の人で賑わっていた。

スマホで調べたら、今日から3日間にわたり「ピマーイフェスティバル」が開催されていた。


■12:44

昼食を摂ろうとしたが、街中には駐車スペースもない。

仕方がない、「ピマーイパラダイスホテル」の駐車場に車を停める。


■12:53

パラダイスホテルで、カオパッドとビールを注文。

ビールの小瓶を追加した。

昼食代、200バーツ。


ピマーイ国立博物館(Phimai National Museum)


■13:18

ピマーイ国立博物館(Phimai National Museum)に入館。

入場料、100バーツ。


街中の喧騒が嘘みたいに静寂だ。駐車場には数台の車しか停まっていない。


■13:21

まずは、「ジャヤヴァルマン7世」の座像にご対面。

タイの博物館は「ふうみん」の知る限り、スリンの博物館を除いてすべて館内は撮影禁止だった。

撮影には、許可をもらうか隠し撮りをするしかなかった。

しかし、数年前から全面的に写真撮影が許可された。これは、世界的な潮流でもある。


JAYAVARMAN Ⅶ

LOPBURI ART (BAYON STYLE)
13TH CENTURY



■13:22  FRAGMENT OF PEDIMENT , DEPICTING A SCENE OF SHIVA AND HIS CONSORT,UMA  KHMER ART , 10TH CENTURY



■13:23 LINTEL , DEPICTING INDRA MOUNTED ON THE DEVINE ELEPHANT AIRAVATA  KHMER ART(KOH KER STYLE), 10TH CENTURY



■13:25 LINTEL , DEPICTING DEITY SEATED ON THE HEAD OF KIRTIMUKHA OR KALA  KHMER ART(KOH KER STYLE), 10TH CENTURY



■13:31 PEDIMENT(INCOMPLETE)   LOPBURI ART , 11-12TH CENTURY



■13:45 LINTEL , DEPICTING GAJALAKSHMI  LOPBURI ART , 10TH CENTURY



■13:46 ヨニとヨニの内部に置かれたディープストーン。木の葉状の金片と水晶の玉。


■13:47

クランプ(ちぎり)。

クランプ(ちぎり)は、石材を固定するために用いられた。

良質の鉄材のため、農民に農具として転用された。

上の写真の金片や水晶、そしてクランプなどを採るために、クメールの遺跡や遺物が破損されたともいう。


■14:03

「ふうみん」は夢中で写真を撮っていたが、飽きた「yayo」はベンチでオカリナを吹いていた。


ピマーイ(Phimai )


■14:13

ピマーイフェスティバルのため、「ピマーイ遺跡公園」の駐車場は露店で一杯だった。


■14:17

ピマーイ遺跡の周辺道路は駐車している車で空きがない。

仕方がない、ピマーイは過去に3度ほど見学しているので今回の見学は断念する。


Prasat Prang Phon Songkhram


■14:32

Prasat Prang Phon Songkhram を目指し1015号線を走る。


■14:48

Phon Songkhram の駅舎を新築していた。


■14:51

Prasat Prang Phon Songkhram の周辺は天日干しの稲で一杯だった。

木の下では、おばあさんが昼寝をしていた。


■14:51

この遺跡の案内板には、発掘当時の写真や遺物が表示されていた。

参考になりますね。



■14:52 Prasat Prang Phon Songkhram は、ジャヴァルマン7世が13世紀に102ヶ所造った「施療院」の一つである。


■14:53

塔門は復元されていた。


■14:54

祠堂内にはレプリカのクメールの神像が置かれていた。


■14:55

経蔵。


■14:56

経蔵内にはヨニが置かれていた。


■14:58

遺跡の周辺で、天日干しの稲を整理するおばさん。


チャイヤプーム(Chaiyaphum)へ



■15:11 チャイヤプーム(Chaiyaphum)へ向かって走る。その途中の刈り入れが終わったイサーンの風景。「ふうみん」はこの景色が大好きだ。


■15:24

未舗装の4ケタ道を走る。

チャイヤプームへは、2068、2148、2256、2272号線と4ケタ道を走るが、グーグルナビのお陰で安心して走行できる。



■15:35 2156号線を走る。4ケタ道は通行量が少なく快適に走れる。



■16:09 21号線に合流し、チャイヤプームへ向かって走る。



■16:18 チャイヤプーム(Chaiyaphum)の歓迎ゲートをくぐる。


サイアムリバーリゾート(Siam River Resort)



■16:29 市内のロータリーで右折して、チャイナプーム病院の横の道に入り、サイアムリバーリゾート(Siam River Resort)に到着。


■16:35

このホテルは、タイ人向けのホテルだが問題ない。

バルコニーも付いている。


■16:49

バルコニーから庭を眺める。


■16:56

ホテル内の散歩に出かける。

リゾートと名前が付いているだけあって、プールがあった。


■16:58

猫が寄ってきた。

名前を「ごんべい」と名付けた。


■17:01

2階建ての本館。

乗ってきたレンタカーは、プーメリアの木の下に駐車した。

今朝みたいに、鳥のフンだらけにならなければいいが。


■19:01

夕食は、ホテル内のレストランにした。


■19:38

レストランに入り、ビールと3種類の料理を注文。


■20:04

このエビのから揚げが、カリカリしていて旨い。

ビールが進む。


■20:13

エビのから揚げのシッポは、すべて「ごんべい」の夕食になった。

夕食代、570バーツ。


レンタカーの走行距離
本日の走行距離 357キロ
累計の走行距離 470キロ
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