マルヤヴァンタの丘(Malyavanta Hill) |
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■6:19
サンライズポイントのマリヤバンタラグナータ寺院( Malyavanta Raghunatha Temple)に着いたら、駐車場が一杯だった。
この地点は、そんなに有名なのか?日本のサイトでは無名に近い。
仕方がない、手前の空き地に駐車する。 |
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■6:22
マルヤヴァンタの丘(Malyavanta Hill)に登ったら、欧米人観光客がたくさんいた。
手前の白い祠堂(白い壁にシヴァと書かれている)と、大きな岩の上の白い本殿。
グーグルマップの表示は Sri Prasanna Virupaksheshwara Swamy Temple 。 |
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■6:22
女性の観光客が、リンガの上に手をついて一心に祈っている。 |
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■6:25
岩の床に彫られた、シヴァリンガとナンディ。
非常に面白いものを見させて頂いた、と感謝。 |
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■6:27 マリヤバンタラグナータ寺院の東の空が赤く染まる。 |
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■6:28 ハンピの荒涼とした岩だらけの大地が、朝日を浴びて赤く輝く。素晴らしい一瞬の光景。 |
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■6:30 白いシヴァ祠堂から僧侶が出て来て、「ふうみん」を手招きする。 |
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■6:31
招きに応じて祠堂内に入ると、入口と奥にガネーシャが祭られている。 |
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■6:31
僧侶は呪文を唱え、「ふうみん」の額に紅を指した。
何か、俗っぽい僧侶だ。足元にはお賽銭の札が多数置かれていた。
「ふうみん」も、100ルピー札を置いた。 |
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■6:32
「シヴァ祠堂」の入り口から「yayo」が撮影。
祠堂の奥に座る、僧侶と「ふうみん」。 |
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■6:33
額に紅を指された「ふうみん」。
これで、立派なヒンドゥー教徒だ。 |
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■6:39 「シヴァ祠堂」の近くにある、グーグルマップで示されたサンライズポイントに移動し、サンライズを堪能。 |
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■6:41
マリヤバンタラグナータ寺院の駐車場の崖の上にも寺院(Veer Anjaneya Temple)があり、ここにも大勢の観光客がいる。
明日の朝は、あすこに行って見よう。 |
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■6:46
明るくなった朝日を浴びて、ホテルに戻る。 |
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クラークスインの朝食 |
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■7:30
ホテルで朝食を摂る。
インドのホテルのレストランは、7時30分にオープンする所が多い。 |
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■7:33
カレーとイドリーとプーリ。 |
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■7:42
野菜炒めとパパダム。 |
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ヴィッタラ寺院(Vitthala Temple) |
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■8:06 ハンピのメイン遺跡のヴィッタラ寺院に向かう途中、Talarigatta ゲートが朝日を浴びて輝いている。 |
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■8:11
駐車場の木陰に車を止める。
誰もいない、一番乗りだ。 |
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■8:13
ヴィッタラ寺院には、1キロほどの参道を歩く。
すれ違う現地の人。 |
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■8:20 目指すヴィッタラ寺院は、トゥンガバドラー川のほとりにある寺院で、15世紀に建てられたヴィジャヤナガル様式の最高傑作の建築物だ。 |
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■8:24
参道の右側にあるタンク。 |
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■8:29
ヴィッタラ寺院(Vitthala Temple)のゴブラが、近づいて来た。 |
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■8:33
チケット売り場は、8:30のオープンで、係員がパソコンを立ち上げていた。
入場料は最近値上げされ、外国人は500ルピーと高い。
二人分で1,000ルピーなので、新札の2,000ルピー札を出すと、想定通りお釣りがないという。
仕方なく、虎の子の100ルピー札を10枚出した。
1,000ルピーという値段よりも、10枚の100ルピー札の方が痛い! |
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■入場券
入場券はレシートで、ヴィッタラ寺院とサーナーエンクロージャーと博物館と共通。
ただし、同日のみ。 |
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■8:34 ヴィッタラ寺院(Vitthala Temple)に一番に入る。誰も居ず青空に映える遺跡を目にするのは、とても気持ちのいいものだ。
この寺院は、舞楽殿、前殿(マンダバ)、本殿そして境内の付属寺院が完備されており、ヴィジャヤナガル様式後期の建築であり、建築年は不明との事。 |
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■8:35 寺院の正面には、石の車輪がついた山車(チャリオット)があり、インドで一番素晴らしい山車の彫刻だという。この山車の中には、ヴィシュヌの乗り物であるガルーダの像が置かれている。
以前は、この石の車輪を回す事が出来たが、現在はコンクリートで固定されている。 |
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■8:36 ヴィッタラ寺院は、ヴィシュヌ神に捧げられた寺院だ。 |
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■8:36
張り出したオープンマンダバの56本の柱には、ヤーリ(獅子と象が合体した神話上の生き物)に乗った騎士像が彫刻されている。 |
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■8:37
マンダバの天井には、繊細な彫刻が施されている。 |
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■8:41 雁行するプランのオープンマンダバ。56本の柱は全て単岩柱であり、それぞれが数本の柱の「束ね柱」の形をとっている。 |
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■8:49
この寺院の建物のリンテルは、全て「ガジャラクシュミー」だ。
2頭の神象(ガジャ: Gaja)が女神ラクシュミーに潅水する図案が彫られていた。
このガジャラクシュミーは、ヴィジャヤナガル様式の特徴なのか?この寺院の主神ヴィシュヌの妻だからなのか?興味のあるところだ。 |
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■8:54 ハンピの寺院の例にもれず、基礎部分は花崗岩で上部は煉瓦で出来ている。煉瓦部分は漆喰が塗られ、レリーフが彫られている。漆喰の方が彫刻しやすいからなのか。 |
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■9:06
柱の彫刻。
酒を飲んでいるようなユーモラスな腹の出た男。 |
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■9:20
ミュージックストーンを叩く「yayo」。
みんなが叩くので、黒くなっている。 |
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■9:21
この柱の彫刻は何だろう。
調べたら、クリシュナがヤムナー川で水浴している牧女たちの服を、木に登り隠して懲らしめている物語だという。
・・・クリシュナは、牧女(ゴーピー)たちの憧れのまとであった。
ある日、彼女たちは川岸に衣服を脱ぎ捨てて、全裸になってヤムナー川で遊び戯れていた。
クリシュナは、女たちの衣服を奪うとガダムバの木の上に登って言った。
「お前たちは、全裸で水浴して神を冒涜した。手を合わせ頭を下げて拝めば、着物を返してやる」。
女たちは、全裸で水浴した罪をつぐなうため、命じられたとおりにした。
クリシュナは可哀そうに思い、女たちに衣服を返してやったという。 |
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アチュタラーヤ寺院(Achutharaya Tanple)に向かう道 |
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■9:32
キングスバランス(King's Balance)と呼ばれる不思議な門。
門の上からヒモを吊るして天秤を作り、一方に王様が、他方に貢物の金銀財宝を吊るしてバランスを取ったという。 |
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■9:39 キングスバランスの向こうに、2階建ての建物が見える。 |
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■9:43 トゥンガバトラー川の向こう岸の岩山(Anjaneya Hill)の上に、白い寺院が見える。 |
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■9:44 巨木から吊り下げられた多数の布、何か気味が悪い。 |
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■9:46 一枚岩の上に階段が刻まれ遺跡が見える。まさに、ハンピらしい光景だ。また2階建ての遺跡なので、うれしくなる。2階建ての建物が、こんなにも多い遺跡は初めてだ。 |
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■9:55 一枚岩を通り過ぎると、トゥンガバトラー川の向こうに、昨日見学したウィルーバークシャ寺院の巨大なゴブラ見えて来た。真ん中の岩山は夕陽を見たヘーマクータの丘だ。 |
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アチュタラーヤ寺院(Achutharaya Tanple) |
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■10:02 「ふうみん」が見たかった光景だ。左右の建物は、スーレバザール。その先のゴブラがアチュタラーヤ寺院(Achutharaya Tanple)だ。
この寺院は、クリシュナデーヴァラーヤ王を継いだ弟のアチュタラーヤ王(在位 1529~1542年)の名前をとってアチュタラーヤ寺院と呼ばれているが、ティルヴェーンガラナータ寺院(Tiruvengalanatha
Temple)とも呼ばれる。 |
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■10:03 右側の岩山がマータンガの丘だ。参道わきのスーレバザールの建物が思ったより良く残っていた。このスーレとは売春婦の事で、このバザールは売春宿だったという。そして、売春婦は2万人以上いたという。
クリシュナデーヴァラーヤ王(在位 1509~1529)の治世に、ヴィジャヤナガル王国(ハンピ)は最盛期を迎え、その人口は50万にも達し当時の世界的規模を持つ首都であった。兵士の数も王国全体で100万人との記述もあり、兵士相手の売春婦も多くいたと考える。 |
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■10:05
ゴブラの上部は崩壊している。
前述のように、2階までは花崗岩で上部は煉瓦で出来ている。
そのため、煉瓦造り部分が経年劣化して崩壊する。 |
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■10:06
ゴブラ内部から、次のゴブラを望む。 |
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■10:06
アチュータラーヤ寺院の境内。
この寺院は、境内を二重に囲われ、入口にはゴブラが建つ。
この様式は、後に発展する後期ドラヴィダ様式の先駆けとなる。 |
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■10:06
ゴブラの脇の肉感的な女神像。 |
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■10:08
アチュータラーヤ寺院から、マータンガの丘を望む。 |
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■10:09 回廊部分の屋根や列柱がしっかりと残っているのはウレシイ。 |
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■10:10
マカラのソーマスートラも、奇麗に残っている。 |
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■10:13
柱の彫刻も素朴で、ほのぼのとしている。 |
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■10:15
柱のヤーリ像。 |
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■10:16
順光で眺めるゴブラは、石と煉瓦建築の違いが色でよくわかる。 |
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■10:21
ゴブラ横の祠堂で見つけたミトゥナ像。
ヒンドゥー教寺院のお楽しみの一つ。 |
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■10:28
スーレバザールの内部を歩く。
最初は、単なる回廊だと思っていたが、まさか売春宿だとはね。 |
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■10:30
歩き疲れた「yayo」は、日陰に腰かけてオカリナを吹きながら「ふうみん」を待っていた。 |
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ナラシンハ寺院(Narasimha Temple) |
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■10:48
先ほど来た道を駐車場まで、遺跡を見学しながら戻る。
ナラシンハ寺院(Narasimha Temple)は2階建てだ。 |
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■10:57
岩床に彫られた男女の礼拝図。
至る所で見かけたが、何を意味するか分からなかった。
その後に訪れた現役の寺院で、この図柄の彫られた床で、信者が床に身を投げて礼拝していた。
五体投地の場所のしるしだ。 |
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■11:01
行く時に目が合ったので、帰り道に小銭を渡す。 |
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■11:04
現地の人と記念写真を撮る夫妻。
昨日もヘーマクータの丘であったので、今日挨拶する。
話をすると、オーストラリア人夫妻で奥様はベトナム人の様だ。 |
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■11:05
この時間、ヴィッタラ寺院の前は見物客で一杯だ。
朝一番に見学して、大正解だ。 |
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■11:08
ヴィッタラ寺院の前で、日本人夫妻と出会う。
歩き疲れて、ぐったりしていた。
伊東から来られ、今日の夜のバスでバンガロールから帰国するという。
ハンピでビールが飲めない事や、高額ルピー札問題などで話が弾む。
旅の無事を祈って、別れる。 |
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■11:28
駐車場の手前に来たら、バギーの前輪の車軸が折れて立ち往生していた。
しかし、乗客はアクシデントを楽しんでいるようだ。
・・・国民性の違いなのかな? |
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昼食はホテル、マュラブバネーシュワリ(Mayaru Bhuvaneshwari)で |
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■11:36
考古学博物館に行くと、今日(金曜日)は休館だという。・・・写真は前日写した物を使用。
普通、博物館の休みは月曜日だろう。
しかし、「地球の歩き方」にも、金曜日が休館日と明記されていた。
残念だが、諦めるしかない。 |
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■11:40
昼食には早いが、考古学博物館が休館では仕方がない。
すぐ近くにあるビールが飲めるというKSTDC(カルナータカ州開発公団)運営のホテル、マュラブバネーシュワリ(Mayaru Bhuvaneshwari)に来た。 |
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■11:51
先ずは、目的のビールを飲む。
朝早くからよく歩いたので、ノドに染み渡る。
「yayo」が、「先ほどの、日本人夫妻にも飲ませたかったね」と言った。 |
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■12:08
2種類のカレーとナンを頼む。
味は、いまいちだった。 |
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ヴィジャヤナガル朝の王宮地区(Royal Enclosure) |
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■ヴィジャヤナガル朝(Vijayanagar dynasty)・・・年表⑧
ヴィジャヤナガル朝とは、14世紀初頭から17世紀中頃(1336年 - 1649年)にいたるまで、トゥンガバドラー川およびクリシュナ川以南から、コモリン岬に至る南インドを支配したヒンドゥー王朝。
1565年1月にターリコータの戦い(下記参照)で、ムスリム5王国連合軍に敗北した。
ムスリム5王国連合軍は、ヴィジャヤナガル王国の首都ヴィジャヤナガル(現ハンピ)に進軍し、王都を占拠し略奪・破壊した。
その後、ヴィジャヤナガル朝は、首都をペヌコンダ、チャンドラギリと変えて存続した。 |
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■ターリコータの戦い
ターリコータの戦いとは、1565年1月に行われたヴィジャヤナガル王国とムスリム5王国との戦闘で、インドにおける関ヶ原といえる。
1564年12月、ムスリム5王国は11万の軍勢でヴィジャヤナガル王国に侵攻。
対するヴィジャヤナガル王国は、15万の大軍で迎え、ターリコータで12月26日に戦いの火蓋が切られた。
戦いは約1ヶ月に渡り、1月26日にヴィジャヤナガル軍は壊滅的な打撃を受けた。
ヴィジャヤナガル軍の戦死者は、10万人にのぼるという。 |
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ザナーナーエンクロージャー(Zanana Enclosure) |
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■14:04
王宮地区の北側にあるザナーナーエンクロージャー(Zanana Enclosure)に入る。
前述のヴィッタラ寺院との共通入場券が必要だ。
ロータスマハル(蓮の宮殿)に来たら、遠足の子供たちでいっぱいだ。 |
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■14:07 ロータスマハルは、ヒンドゥー様式とイスラム様式の折衷の建物である。屋根はヒンドゥー寺院によく見られるような四角錐ピラミッド型で、一階の柱と柱の間のアーチは、尖状アーチにひだを加え輪郭線を3重にしてある。 |
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■14:08 象舎は一列に並び、中央部のみ多層化し、両側の5室ずつには、異なるドーム屋根が載っている。 |
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■14:13
八角形の望楼。 |
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■14:18 映画の撮影をしていたのでカメラを向けたら、左側の髭面の監督らしき男が向こうに行けと、追っ払われた。 |
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ハザーララーマ寺院(Hazararama Temple) |
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■14:28
ハザーララーマ寺院(Hazararama Temple)は、王宮地区の北西のはずれにあり、15世紀に建てられた。
ヴィシュヌ神と、その化身のラーマを祀っている。 |
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■14:28
この寺院の建物のリンテルも、「ガジャラクシュミー」が彫られている。
ということは、この図案はヴィジャヤナガル様式の特徴といえるだろ。 |
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■14:33 壁面には、ラーマーヤナ物語の場面が彫刻されている。 |
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■14:35
本殿内部には、他の石材と異なる4本の黒花崗岩の柱がある。
そこには、クリシュナやブラフマーなどの神々が彫られている。 |
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■14:35
「ガネーシャと妻」のレリーフ。
この図案は、初めて見たと思う。 |
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■14:36
「ふうみん」は、このような木製ドアが大好きだ。
クメール遺跡から始まった遺跡巡りでは、木製のドアなどは残っていないから、現役の寺院だった頃を、想像するしかない。 |
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■14:40
見学を終えて駐車場に戻ったら、車の周りには遠足の学生が食事をしていた。 |
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地下シヴァ寺院(Underground Siva Temple) |
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■14:44 地下シヴァ寺院(Underground Siva Temple)。正式名称はプラサンナヴィルパークシャ寺院 (Prasanna
Virupaksha Temple) 。14世紀ごろに建てられたというこの寺院は、地表を10メートルくらい掘り下げた所に建設されている。 |
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■14:47
これを見た瞬間、流し台だと思った。 |
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■14:48
本殿の内部は地下になっており、水が溜まっている。
何で、こんな構造になっているのだろう? |
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■14:48
ナンディ像は分かったが、リンガはよく見えなかった。。 |
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マハーナヴァミディッバ(Mahanavami Dibba) |
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■14:59
マハーナバァミディッバ(Mahanavami Dibba)の入口の岩に、石矢があった。
巨大な石を切るには、切断する線にそっいくつもて穴を掘る(石矢)。
その穴にノミを入れて、槌でたたいていくと石が割れる。
または、石の穴に木を入れて水をかけ、木の膨張圧力で石を割る。 |
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■15:01
水道には、石の蓋も完備していた。 |
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■15:03 マハーナバァミディッバは王宮地区の最大の建築物であるが、今は基壇しか残っていない。高さ10メートルの3段からなるピラミッド型基壇。 |
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■15:04 基壇に施された、象や馬の行進のレリーフ。 |
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■15:05 マハーナバァミディッバから眺めた、広大な王宮跡。正面に階段状の池が見える。 |
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■15:09 この正方形の階段池は、1990年代になって発見された。発掘される以前は、砂に埋まっていたため破損がほとんどない。
この階段池に関する資料は残っていないが、独特なデザインから王の宗教儀礼に使用していたと考えられている。 |
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■15:10
石造りの水道橋から、階段池への注水口。 |
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王妃の水浴場(Queen's Bath) |
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■15:30
王妃の水浴場(Queen's Bath)は、外形は無表情の矩形の建造物。 |
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■15:31 水浴場は15メートル四方で、周りは回廊で囲まれている。水浴場にバルコニーが突き出ている点など、イスラム建築の影響を多分に受けている。王は水浴びする女性から、夜の相手を選んだという。千夜一夜の物語の舞台の様だ。 |
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■15:31
水浴場の水の取り入れ口。
外部の用水路から引いていた。 |
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ナラシンハ像(Narasimha statue)と バダヴィリング寺院(Badavilinga Temple) |
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■15:47
道端の標識のそばに車を止める。 |
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■15:49
ナラシンハ像(Narasimha statue)。
ナラシンハとは、獅子と人の形が合体した神で、ヴィシュヌ神の4番目の化身。 |
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■15:49
このナラシンハ像は、一枚岩からできている。
1528年に造られ、高さは6.7m。
このナラシンハ像は、瞑想に専念できるように足をバンドで固定し、座禅のポーズをとっている。
左膝には、ラクシュミーが座っていたが、崩壊し残っていない。また、4本の手も欠損している。 |
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■15:50
ナラシンハ像の隣には、バダヴィリング寺院(Badavilinga Temple)がある。 |
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■15:51
ここには、高さ3メートルのシヴァリンガが安置されている。
床は、常に水で満たされている。 |
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クリシュナ寺院(Krishna Temple) |
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■15:54 クリシュナ寺院(Krishna Temple)は、クリシュナデーヴァラーヤ王によって16世紀に建てられた。寺院は修復工事が進められていた。
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■15:54
こちら側のゴブラは閉じられており、門の間から内部を見た。 |
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夕食はルームサービスで |
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■19:58
夕食は、ビールの飲める昼食を摂ったホテル、マュラブバネーシュワリに行こうと思っていた。
「yayo」が、美味しくなかったので、ビールの飲めるルームサービスにしたらと提案。
いい考えだ!と「ふうみん」。
自分たちの部屋なら、気兼ねなく冷えたビールや泡盛が飲めるからネ。 |
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レンタカーの走行距離 |
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本日の走行距離 |
30キロ |
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累計の走行距離 |
394キロ |
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