■行程2日目(通算9日目)>メーサムレップ経由メーサリアンへ



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■7:09

パノラマホテル前の1095号線。

「さっぽろさん」と朝の散歩に出かける。


■7:12

早朝から開いている商店。



■7:16 チョーンカム湖越しに眺めた、ビルマ様式の双子のような二つの寺院。左のワットチョーンカムと右のワットチョーンクラーン。


■7:18

ワットチョーンクラーン(Wat Jong Klang)。

ワットチョーンクラーンのビルマ・シャン様式の仏塔と本堂。


■7:18

境内に置かれた人形がかわいい。


■7:20

ワットチョーンカム(Wat Jong Kum)。

ワットチョーンカムはシャン族によって、200年ほど前に建てられた寺院。


■7:22

仏教寺院の境内に、ガネーシャ(シヴァ神とウマーの子)と虎に乗るドゥルガー(シヴァ神の妻)像が飾られていた。

う~ん、面白い。ヒンドゥー教の影響を感じる。


■7:24

托鉢の僧。


■7:31

通学の子供を満載したソンテウが停まり、2人の子供が売店に駆け込む。


■7:31

どうしたのかな?と覗き込むと、赤い棒を買っていた。

何に使うのだろう?


■7:44

パノラマホテルの朝食は、1095号線沿いのオープンエアのテーブルで摂る。

辺境の街の通勤、通学の光景を見ながらの朝食もまたいいものだ。


■8:07

さあ、出発しょう。

メーターは5087キロ。

昨日は4801キロだから、昨日の走行距離は286キロ。

通算の走行距離は359キロ。


■8:28

温泉2、パーボン温泉(Pha Bong Hot Spring)


10キロほど108号線を走り、パーボン温泉に寄る。

まずは、係員に浴室を見せてもらう。

VIPバスが一室500バーツとの事で、早速源泉を注入してもらう。


■8:58

かすかな硫黄臭のする、源泉掛け流しの温泉に大満足の「さっぽろさん」。

ここのVIP浴室は貸切なので、もちろん我々は素っ裸で入る。

やはり日本人は、温泉に水着を着用しての入浴はいやだよね。


■9:09

湯上りに、貸切状態のパーボン温泉のテラスで休む。

美しい景色と硫黄臭のする温泉プール、そよ風が心地よい。

こんなに朝早くから、温泉に入りに来るような酔狂な観光客はあまり居ないだろう。


■9:18

湯上りのビール、応えられません。

2日続けて、北タイで温泉に入れるとは思わなかったよ!とご機嫌の「さっぽろさん」。


■9:29

クンユアム(Khun Yuam)まで、55キロ。

メーサリアン(Mae Srriang)まで、152キロ。

の標識。


■9:57

108号線を走っていると、水道管が破裂して、大量の水を撒き散らしていた。

工事中の重機が間違って水道管を傷つけた様子。



■10:25 チークの森が続く、ゆるやかなドライブコースを気持ちよく走る。


■10:32

クンユアム第二次大戦戦争博物館(Khun Yuam WW2 Japanese War Museum)。

以前は「クンユアム旧日本軍博物館」といったが、6年前とは建物も館名も一変していた。↓

www5f.biglobe.ne.jp/~thai/


■10:32

”戦友よ安らかに眠れ”と彫られた碑の前で「合掌」する。


■10:39

新しい博物館に入る。

入場料は50バーツ。

クンユアム郡には、南方軍指揮下第21師団工兵隊が駐留した。

この博物館は、クンユアム郡の警察署長チューチャイ・チョムタワット氏が日本軍関連資料を収集したものを展示している。


■10:40

兵隊個人個人が持っていた「飯ごう」や「水筒」からは、すごく生活感が感じらる。

何か、切ない気持ちになる。


■10:46

懐かしい写真があった。

日本軍は1941年末から1943年にかけて、ビルマ戦線への補給を目的とした北部タイの道路建設を始めた。

Chiang Mai~Pai~Mae Hong Son~Khun Yuam を結ぶ狭い旧道を、日本陸軍の工兵部隊等が戦車も通れる軍用自動車道路として拡張、改修した。

この道路は「北兵站線」と呼ばれる。


■10:48

当時の日本軍の進攻の地図が掲示されていた。

メーホーソンでは、3ヶ所からビルマへ進攻した。

カンチャナブリからは1ヶ所だ。


■10:59

屋外に展示されている旧日本軍の車両。日本人と分かる「さっぽろさん」に、博物館の男の係員が「この車両はいすゞ製か?」と尋ねたという。

「さっぽろさん」は、「いすゞ製のトラックはタイで評判がいいのかな」といった。

車に乗ろうとしたら、若い女性の係員が走ってきて、「VTRを見ないか」という。親切な申し出だが、先を急ぐので丁重に断る。


■11:29

道路脇の焼けこげた木々は、焼き畑農業だ。



■12:00 108号線沿いに広がる農地。なんとなく日本の農村を彷彿とさせる。


■12:12

クンユアムでは晴れていたが、メーサリアンに近づくと雨が降ってきた。


■12:48

雨のメーサリアン(Mae Srriang)の街中を走る。


■13:05

今晩の宿はユアム川沿いのホテル、リバーハウスホテル(River House Hotel)にしよう。

フロントで聞くと、3階のリバービューの部屋で、朝食付きで800バーツという。

部屋を頼み、ここで昼食を摂ろうと思ったら「ダメ」だという。


■13:10

仕方がない、斜め前のノースウエストゲストハウスで昼食を摂る。

焼き飯とビールで140バーツ。


■13:28

昼食を終え、リバーハウスホテルにチェックイン。

一階のチーク材が美しいテラス付きのレストラン。


■13:40

リバーハウスホテルの3階のリバービューの部屋。

現代風の装飾とチーク材の美しい部屋だ。


■13:41

テラスからは、ユアム川と対岸の水牛の群れが見渡せた。

早速、「さっぽろさん」に水牛がいるよと教えた。

ちょうど川に入った所を見たらしく、「いや~あ、感動したよ!こんな光景は始めて見たよ」といった。


■13:52

セブンイレブンに寄り、先ずは買い物を済ます。


■14:20

今日のメインは、メーサムレップ(Mae Sam Lap)でサルウィン河を見る事だ。

メーサムレップへ向う1194号線は、数日前の大雨で思っていたより状況は悪い。


■14:30

ここで一旦、立ち往生する。

あまりにも道路状況が悪く、乗用車のTOYOTA SOLUNA 1.5 では無理かなと思った。

思案しているとトラックが、我々をの車を追い抜いていった。

トラックとは車高が違うが、無理しても行ける所まで行って見よう。


■14:36

助手席の「さっぽろさん」が倒木を見て、「木の折れた断面が、まだ新しいよ!」という。

こんな状況の道を、黙々とただひたすらに進む。


■15:15

ミャンマー難民のおばあさんが孫を抱いていた。

カメラを向けると微笑んだ。

…何か、ホッとする瞬間だ。


■15:21

メーサムレップでは先ず「さっぽろさん」に、ビューポイントからの景色を見せたい。

ビューポイント向かうが、道はますます悪くなり、途中で通行を断念して戻る。

車両の幅に対し、道路の余裕は50センチぐらいしかなく、それも何時崩れるか分からない危険な状況だ。




2006年11月、ビューポイントからの眺め。中央に流れるサルウィン河の右下手前にメーサムレップの集落とボート乗り場。向って右側がタイ、左側がビルマだ。

サルウィン河(Salween、Salwine、Thanlwin)はチベットを源流とし雲南省を流れ、ビルマ北東部からアンダマン海に注ぐ河で長さは2815キロ。

その時の旅行記は をご欄ください。


■15:23

メーサムレップ(Mae Sam Lap)。

メーサムレップの門を潜る。

その先の急勾配をローギアで降りると、橋が流されており仮の道路を走る。



■15:31 メーサムレップは台風一過のような状況だった。サルウィン河の水は茶色く濁り、いたる所に赤い土砂が堆積している。



■15:32 河沿いの店も開店休業の状態。道路の状況を見ると、すごい豪雨が降ったのだろう。



■15:37 サルウィン河の船着場。白い砂浜は黒い土砂に覆われ、たくさん係留してあったボートの数も少ない。


■15:40

案内所の係員や観光業者も、手持ち無沙汰だ。


■15:45

上級生に引率された子供たちが、日本と同じように集団下校して来た。


■15:49

中央の家屋は6年前に昼食を摂った店だ。

豪雨の後の惨状が分かる。


■15:57

メーサムレップを後にする。

村への入り口の川の橋は流されている。

その先の門に続く上り坂は、写真では高低差がよく分からないが、すごい急勾配の坂だ。


■15:58

道路際の崖が崩れ、道沿いの家屋は崩落した。

住んでいた人はどうなったのか?


■16:01

道路沿いの崖の上に家を作っていた。

ごく簡単に作れそうだ。

「さっぽろさん」が、「江戸時代の長屋は火事の後、3日で建てたというから、これも同じようなものだろう」といった。


■16:16

ミャンマー難民の家屋がへばりつく様に建っていた。


■16:34

1194号線の悪路を慎重に走る。

緊張感を強いる運転が続き、「ふうみん」の胃が痛み始める。

…この悪路の運転だけでなく、10日間も毎日飲み続けだからね。


■17:11

途中、検問に会う。

何故か「JAPAN」で通じず、「ふうみん」の出したパスポートを見て「オー!ニッポン」といい、親近感を現す。


■19:12

インティラーレストラン(Inthiira Restaurant)。

夕食は人気のインティラーレストラン(Inthiira Restaurant)に行く。

ここの味は6年前で折り紙つき。


■19:15

この「豆腐の入ったスープ」は、小さな洗面器ぐらいの大きさの器に入り、50バーツと安い。

「さっぽろさん」も白菜が美味しいとお気に入り。


■19:15

「シーフードのタイ風サラダ」これも旨い。


■19:17

メインに魚料理を頼んだら、フライで出てきた。

塩焼きか蒸した方が良かったが、これは注文ミスだ。

翌日、市場で大なまずを見た。

「ふうみん」は大なまず=メコンと考えていたが、サルウィン河でも捕れるのだろう。


■19:34

先ほどセブンイレブンで買った「ジョニ黒」を注ぐが、瓶の口が狭くてなかなか出ない。

「さっぽろさん」がイライラする。

…これは、タイ仕様の注ぎ口なのか?

代金は440バーツ。


■20:11

雨上がりのメーサリアンのメイン道路を歩いてホテルに戻る。

まだ夜の8時過ぎだというが、人通りはほとんどない。


■20:33

リバーハウスホテルのユアム川沿いのレストランで、ジョニ黒を飲む。

つまみを2点と、氷を頼む。

代金は130バーツ。


…困難なドライブだった、メーサムレップとその道路についての話題は尽きない。



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