■行程8日目>ホーチミン(サイゴン)へ、そして帰国へ



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■6:42 セイリングクラブの前のビーチ。ここムイネーのビーチは年々侵食されて狭くなっているらしい。


■6:42

早朝の透き通った空気の空。

その水色のキャンバスに、白い飛行機雲が一直線に引かれていった。


■7;19

プール越しに海の見える一等席に座り、朝食を摂る。


■7:24

定番のフォーと果物。

もちろん、どれも美味しい。


■9:09

今日はムイネーから、ホーチミンのタンソンニャット国際空港までの移動だ。

空港に荷物を預けて、ホーチミン市内の観光と買物を楽しむ予定。

チャーターした車はホテルの車で、車種は韓国のキア製のミニバンだ。

座った瞬間、何だ!この堅いクッションは。と、つぶやく。


■9:18

ムイネーを出た車はファンティエットのガソリンスタンドで給油する。


■9:24

給油した車は写真のトラックに追突しそうになり、急ブレーキを踏んだ。

その直ぐ後、後の車の急ブレーキ音がした。そして、軽い衝撃が…

追突された!後を見ると、追突した車は白いタクシーだ。

ホテルの車は右に寄せて停まる。その時、タクシー(○印)はそのまま走り去って行った。

唖然とする「ふうみん」たち。慌てて撮った、その時の写真。


■9:34

車を降りて見ると、バンバーが少し曲がっていた。

それにしても、信じられない光景を見た。

ファンティエットで信号待ちをしていたら、老婆が何かを売り歩いていた。

■9:51

国道1号線の要所、要所で警察の取締りに出会う。


■11:13

賑やかなテントの中では、結婚披露宴の真っ最中だ。


■11:44

ダラット(Da Lat)まで232キロの国道20号線の分岐点。


■11:47

分岐点の先にあるドライブインでトイレ休憩。

トイレは入口で靴を脱いで、サンダルに履き替えて入る。

その脱いだ靴を係りのおじさんが並べていた。

まだ、このような施設の少ないベトナムでは、多くのバスや乗用車で混雑していた。


■11:51

その売店でフランスパンのサンドウィッチを2つ買う。

それと、ビールも忘れずに。


■11:56

車の中でサンドウィッチとビールで軽い昼食。

「yayo」は辛すぎてサンドウィッチを食べず。


■12:38

だいぶホーチミンに近づいて来た。

渋滞も激しさを増す。


■13:08

やっと、サイゴン川に架かる橋を渡る。

あと少しで、タンソンニャット国際空港に着くだろう。


■13:13

ホーチミン市内は相変わらず混んでいた。


■13:30

タンソンニャット国際空港の出発ターミナルに到着。

ムイネーから220キロ、4時間20分のドライブだった。

ドライバーにチップ100.000ドンを渡し、お礼を言って別れる。


■14:12

タンソンニャット国際空港の荷物の預かり所がなかなか分らず、やっと見つけて荷物を預け、2階のカフェで一休み。

荷物の預かり所は1階にあり、そこには一旦ビルの外に出なくてはならなかった。

何で!こんなに分りづらい所にあるんだろう?

アイスコーヒーとサンドウィッチで昼食。


■14:42

タンソンニャット国際空港のボッタクリタクシーに出会った。

歴史博物館までと乗ったタクシーはメータータクシーと書いてるが、車内にメーターがない。

その内、歴史博物館まで20ドルだと言ってきた。

すぐさま、「ふうみん」と「yayo」の「No!No!」の大合唱!降りる素振りをすると、メーターの前のプラスチックの板をのけた。

そこには、メーターが取り付けられていた。(写真)


■14:45

外を見ていた「yayo」が、「さくら日本語学校」と書かれた建物を見つけた。

悪質運転手に対する怒りより、面白いことを考えるな。…と感心。



その内、歴史博物館に着いた。
タクシー代は100.000ドン。

何が20ドルだ。1/4じゃあないか!と、あらためて腹を立てる「ふうみん」。


■15:03
チャンパ遺跡 No.22
名称 ホーチミン市歴史博物館
内容 関連する展示(16のうち)
11.メコンデルタの古代石器
12.チャンパ芸術
15.カンボジアの石像彫刻
入場 15.000ドン

歴史博物館は動植物園の中にある。

入場料は15.000ドン。


■15:07

「ふうみん」の目指す展示品はチャンパの遺物だ。

チャンパ芸術の部屋に入ると九神像が置かれている。

残念ながら首は削り取られているが、神々の乗物はしっかりと残っている。

先日、九神像を調べたばかりだ。
http://khmer.kuradashieigakan
.com/1_ruins/deity-3.htm


■15:08

その他の展示品のガルーダや神像なども良品だ。


■15:12

隣のメコンデルタの古代石器の部屋に入ると、ドヴァーラヴァティー様式?の遺物が展示されていた。

これは、思っても見なかった。

当時のメコンデルタの文明は扶南(ふなん)だけでなく、、ドヴァーラヴァティーも影響していたのかな?


■15:13

クメールの彫刻も古いものだ。

このような手を支えるアーチを使った彫像は9世紀以前だ。

2体のヴイシュヌ神像は、7世紀のサンボールプレイクック様式かな?


■15:14

「ふうみん」の好きなまぐさ石が3本も置かれていた。

このまぐさ石は、プレイクメイン様式で7世紀後半のものだ。

火炎文様のアーチは直線状に表わされ、両端は内側に丸くなる。そして、アーチ上のメダルは3つだ。


■15:23

カンボジアの石像彫刻の部屋に置かれていたまぐさ石。

1177年、チャンパ軍はアンコール都城を占拠し4年間支配した。

クメール最強の王ジャヤヴァルマン7世は1190年、チャンパを併合し属国とした。

多分、その頃のものと思われるバイヨン様式のものだ。

うれしい事に思っても無かったクメール遺跡まで見られた。

この歴史博物館はオススメです。


■16:12

歴史博物館の見学を終えて、これからは「yayo」の買物の時間だ。

タクシーに乗ってシェラトンホテルの前で降りる。

何気なく見上げると、JALの看板がかかっていた。心なしか寂れて見える。

日本航空(JAL)が会社更生法の適用を申請した1月19日から、まだ2週間も経っていない。



■16:21 先週の土曜日にドンコイ通りを歩いた時は、まだ旧正月の飾りつけはされていなかった。

今日は、もう直ぐに迫った旧正月(テト)を迎える用意の飾りつけが出来ていた。今年の旧正月は、2月14日が旧暦の1月1日の元旦にあたる。


■16:23

ドンコイ通りの交差点で知恵遅れの少女が、犬をメーター台の上に乗せて話しかけていた。

犬は、馬耳東風ならぬ、犬耳東風の様子。


■16:23

「yayo」お気に入りのベトナム雑貨店の「TOMBO」。

ドンコイ通りの周辺には、このような日本語の名前を付けたお店がいくつかあり、日本人の観光客で賑わっていた。


■18:16

買物の最後に、国営百貨店の「タックススーパー」で土産物を大量に買い込む。

そして、1階のコーヒーショップで一休みをしながら荷物をまとめる。

先週泊まったキムドーホテルは隣になる。

この荷物を隣のホテルに置きに行きたいな~あ!


■18:44

夕食は荷物を持っての移動なので、近くにあるテンプルクラブ(Temple Club)に決めた。

テンプルクラブの入口には、ランプが燈され幻想的な雰囲気だ。


■18:59

中に入ると日本が多い。お客全体の2/3を占める。

「yayo」が疲れのためか食欲がない。

シーフードサラダ。


■19:02

これは、生春巻きのセット。

あと、フォーを注文。


■19:41

テンプルクラブはクラブを併設している。

静かな別室のクラブの柔らかいソファに座り、リラックス。


■19:43

「ふうみん」はシバースリーガルのオンザロックを飲む。そして、お替り。

「yayo」はジンジャエール。

おつまみののピーナッツが塩がきいてうまい。

料金は料理と合わせて33ドル。


■20:54

テンプルクラブの前でタクシーを拾い、タンソンニャット空港に向う。

土曜の夜とあって、オートバイの通行量はすごい。

タクシーは飛ばす。運転は強引だがうまい。

途中で、オートバイと接触したがお構いなしに走る。


■22:26

タンソンニャット国際空港で、預けたに荷物を引き渡してもらう。

JALのカウンターの搭乗手続きは簡単に終った。

そして、税関、イミグレ、手荷物検査と無事に済ませる。


■22:30

4階のコーナーで、搭乗時間の案内があるまでゆったりと過ごす。

初めてのベトナムの旅を色々と振り返り、空港独得の雰囲気に身をゆだねる。

・・・旅も、もう終わりだな~あ。と、少しナーバスになりながら。



明日の朝には、厳冬の成田空港が待っている・・・




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