■行程9日目(通算36日目)> コーン島、ソムパミットの滝、コーンパペンの滝

■6:09 今日から10月に入る。旅に出たのが8月だから、足かけもう3ヶ月にもなる。そんな感慨を胸に秘めて、朝の散歩に出かける。

セードン川沿いのVIPバスステーションに行くと、ビエンチャンからのバスが着いた所だった。



■6:20 犬が一匹、静かな朝の光景。


■6:29

タラートサオの焼きたてのフランスパン。


■6:57

パクセホテルの朝食は、ビュッフェ方式だった。

やはり、ビュッフェ方式で好きなものをたっぷり食べたい。


■7:03

このような、布と布掛け棒をお土産に買おう。


■8:30

昨日より、早めにトゥクトゥクに乗り出発。


■8:49

途中、ガソリンスタンドにより給油する。

運転手の「Khao」は、30ドル出してくれと「ふうみん」に要求する。

もちろん後の支払いから差し引く。

1リットル、8530キップ。日本円で約100円だ。

ラオスの人達からしたら、法外な値段だと思う。「Khao」もガソリンが高い!高い!と嘆いていた。


■9:29

運転手の「Khao」は、13号線のワットプーへの分岐点でファランのバックパッカーの若いカップルを乗せるために停車した。

助手席の「ふうみん」は窓ガラスを降ろして、「Khao」の営業に協力する。

金髪、碧眼の端正な顔立ちのカップルで、コーング島に行くという。


■9:49

のどの調子が悪い「Khao」は、途中の売店でタブレットを購入。


■10:46

コーング島入口で降りる、バックパッカーの若いカップル。

大きなリックの他にギターを持っていた。邪魔にならないのだろうか?


■11:01

13号線を右折して、「Khao」のお姉さんの家に寄る。

途中の道はすごい泥道でビックリ!


■11:04

「Khao」のお姉さんの家の家族。


■11:05

お姉さんの旦那は、タイのスリンに出稼ぎに行っており不在。

「Khao」が、お姉さんにお金を渡していた。

子供が物珍しそうに、外国人の「ふうみん」を見ていた。



■11:21 大型トラックの通行で痛んだ道を、メコンに向って走る。この大型トラックに積まれた大量の木材は、タイに輸出されると言う。

その会社(Phapheng Wood Industry)が近くにあった。ラオスの森を破壊するタイ資本。しかし、材木の世界最大の輸入国の日本人がとやかく言う資格は無い。


■11:24

メコンに面したレストランに着く。

コーン島(Don Khon)に行く、船はこのレストラン横から出ている。


■11:31

「ふうみん」は、ナーカサンから船に乗るのではないのか?と聞くと、ここはナーカサンの数キロ上流の地点だという。

地元民しか知らない穴場の船着場のようだ。

メコンを眺めながら、昼食を摂ろう。


■11:40

このレストランの野菜スープは絶品だった。

船に乗るので、ビアラオは控える。

昼食代は「Khao」の分も含めて、50000キップ。



■11:53 食事終えて船に乗る。料金は往復で80000キップ。



■12:04 メコンの島で、耕作する家族。



■12:15 デット島の積み出し埠頭跡。コーン島から鉄道で運ばれて来た荷物は、この埠頭で船に積まれ上流のビエンチャンやルアンパバーンへと運ばれた。


■12:20

コーン島に到着し、トラックを改造した遊覧カーに乗る。

料金は1台、70000キップ。

そして、入島料、9000キップ。




■12:24 小さな蒸気機関車。かつて、フランスはメコンを通商路とするも、コーンの滝が船で越えられ無かった。そこで、コーン島とデット島の間に橋を架け6.5キロの鉄道を施設した。また、積んで来た荷物や人を荷揚げする積み出し埠頭も造られた。


■12:25

これらの施設は、第二次世界大戦の日本軍の進攻により破棄された。



■12:40  轟音をあげて流れるソンパミットの滝(Somphamit)。フランスは1863年にカンボジアを保護国化して、1866年から68年にかけてメコン調査隊を派遣してメコンを遡上し調査した。

これは中国南部への通商路を開発しょうとしたのだが、コーンの滝(ソンパミットの滝・コーンパペンの滝)の難所があって断念した。以後、フランスはベトナムの紅河に進出する。


■12:42

ソンパミットの滝壺近くで、水と格闘する漁師。


■12:43

その漁師を心配そうに見つめる彼女。



■12:44 ソンパミットの滝のもう一方向の滝。ここには川イルカ(イラワジイルカ)が生息し、乾季には水面に姿を現すこともあると言うが、雨季では期待できない。


■12:53

近くの食堂で、ココナツジュースを飲む。

店のオヤジさんが鉈で上手にさばく。


■12:54

美味しそうなココナツジュース。


■12:58

ココナツジュースを飲み終えると、真っ二つに割ってスプーンで果肉を食べる。


■13:18

遊覧カーで船着場に戻る。

こんな大きなトラックが、島の細い道を走るのはすごく迷惑だろうな。

乗っていて、心苦しい思いだ。



■13:19 コーン島とデット島間の鉄道橋の跡。


■13:19

現在、レールは取り外されて人とバイクの往来に使用されている。


■13:25

この辺りのメコンの川幅は14キロ、島の数は4000にもなると言われる。

その為、シーパン(4000)ドーン(島)と呼ばれている。

そんな島々を見ながら、大好きなメコンの船旅にご機嫌の「ふうみん」。


■13:38

デット島には、メコンに面してたくさんのゲストハウスがある。


■13:54

メコンで水浴びをする女性。

失礼してパチリ。


■14:00

こちらは、水浴びの親子。


■14:28

船を降り、再び13号線を南下しコーンパペンの滝へ向っているとゴルフ場(Khonphapheng Resort)があった。

こんな辺鄙な場所で、はたして営業が成り立つのかな?



■14:46 コーンパペンの滝
(Khonphapheng)。

コーンパペンの滝はコーンの滝の中で最大の大きさで、高さ15メートル、幅300メートルを誇る。入場料、10000キップ。



■14:46 轟音を挙げて流れるコーンパペンの滝。



■14:55 漁師が、すごい水量の滝壺でやなを仕掛けて漁をしていた。



■14:59 すごい迫力の水の流れ。水飛沫が宙を舞う。


■15:16

コーンパペンの滝から、13号線を南下してカンボジアのボーダーのブンカム(Veun Kharm)に向かう。


■15:18

手前の舗装された部分がラオス領で、ダートの部分がカンボジア領になる。

全く緊張感の無い国境線に、「ふうみん」もすっかり拍子抜け。

さあ!パクセに戻るか。


■15:52

道端でおばさんが野菜を売っていた。


■16:40

「Khao」の友人の家に寄る。

友人の子供にカメラを向けたら、ビックリして泣き出した。

仕方がない、お菓子でも買って!と小銭を渡す。



■16:44 女学生が自転車で集団下校していた。



■17:43 昨日と同じマーケットで、「Khao」は夕食の買物をする。買物を終えて走り出すと、夕闇とともに雨が降って来た。

「Khao」は遅くなったので、子供が腹を空かしているからとパクセ市内の自宅に寄る。その家はボロい家だ。


■18:06

パクセホテルに着き精算。60ドルから、前日払った前金の10ドルとガソリン代の30ドルを引いた残金は20ドル。

「Khao」は20ドルでなく、20万キップでくれという。ドル安なので、20万キップだと21ドルになる。何ともセコイ野郎だ。

「ふうみん」は、昨日からの付き合いや姉や子供の事を考えて、最初から10ドルのチップをあげるつもりだった。

チップの10ドルを説明し、30ドル支払う。その瞬間、「Khao」の顔が微笑んだ。


■18:57

夕食を食べに外に出たら、倉庫の前にテントを張り大音量の音楽を流し若者がダンスを踊っていた。

テントの下のテーブルには、大量のビールと料理が並んでいた。


■19:05

インド料理のジャスミン(Jasmin Indian)に入る。

店内にいたヒゲをはやしたインド人が、「ふうみん」の手にした「地球の歩き方」を見て、うちの店が載っているよ!と声を掛けて来た。


■19:10

カレーとナンとサラダを頼みビアラオを飲む。

カレーにビールが進み、もう一本追加する。

夕食代、36500キップ。


■19:41

天井の壁に新しくオープンした、ラオス(パクセ)とタイ(ウボン)を結ぶ国際バスのポスターが張ってあった。

運賃は200バーツ。

タイの大好きな街、ウボンラチャターニーを一瞬思い出す。

それにしても、もう10月か!

ラオスの滞在もあと少しだな…
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