■行程2日目(通算29日目)> バンコクからビエンチャンへ
■6:41

朝の散歩に、メコン沿いを歩こう。


■6:43

メコン沿いの公園には、大木が立っていた。


■6:47

「メコンデッキ」という洒落たレストランがあった。

今日は、ここで夕日鑑賞と行こう。


■6:49

河岸の広場の野外ステージでは、エアロビクスをしていた。


■7:07

ラーンサーンホテルに戻り、朝食を摂る。

ビュッフェ方式で色々と選べるのはいいが、食のレベルは、ここ1ヶ月近く旅したタイのホテルに比べると最低レベルだな。


■8:41

今日は、ビエンチャンの市内観光に行こう。

ホテルから、まずは市の中心のナンプ(噴水)広場でも行こうと歩いていると、トゥクトゥクの運ちゃんが声を掛けてくる。

タートルアン(That Luang)や凱旋門のパトゥーサイ(Patousai)を周って、ナンプ広場に戻るコースで80000キップという。

トゥクトゥクに乗るが、オンボロのオートバイは何度もエンストする。



■8:43 クラシックな政府機関の建物。



■8:47 トゥクトゥクがたくさん駐車している。市民の足なのだろう。



■8:59 タートルアン(That Luang)に着いた。タートルアンはラオス仏教の最高の寺院で、ラオスの象徴とも言える。

伝承では、3世紀頃インドからの使いの一行が、ブッダの胸骨を納めるためにタートルアンを建立したと言われている。その後、1566年にセタティラート王(King Setthathirat)により、四方を四つの寺院に囲まれる形で再建されたが、現在は北と南の寺院が残るのみである。


■9:03

「ふうみん」は、3世紀頃まで遡るこの古い寺院に、クメールの遺物が有るのか興味があった。

クメール王国はジャヤヴァルマン7世の治世下、13世紀初頭には中央ラオスにまで版図を広げたと言う。

そして、タートルアンは元々クメール様式の仏塔だったとも言われている。

この像は、ジャヤヴァルマン7世の像と思われる。


■9:02

何で、こんな新しい女神像が置いてあるのだろう?


■9:02

境界石。


■9:03

このトルソーは、クメール様式だろう。


■9:06

寺院の回廊の一番端に置かれた仏像に興味を引かれた。

厨子の破風の形はクメール風だが、紋様は違うようだ。

仏像の丸筒形僧帽をかぶるのはクメール風だが?僧衣の裾が広がっているのは違うようだ。

さて、どうなんだろう。



■9:10 朝日を浴びて輝く45メートルの黄金の塔。タートルアンは青空をバックに美しいシルエットを示す。


■9:15

ガラスの保管ケースに入っている、神像の横顔が一番印象的だった。

これは、ドヴァーラヴァティー様式のようだ。



■9:19 寺院の前の広場には、ルアンパバーンからビエンチャンに都を遷したセタティラート王の銅像が立っている。


■9:19

賑やかな声がするので振り返ると、お馴染の黄色いシャツを着たタイ人の観光客がゾロゾロと歩いて来た。


■9:23

ナーガ像。



■9:24 うるさいタイ人観光客を避けて横に移動。砂糖椰子越しのタートルアンもなかなか味がある。


■9:27

トゥクトゥクに乗って移動。

オートバイの女性は、シン(スカート)をはいている。



■9:35 パトゥーサイ(Patousai)に着いた。ラーンサーン通り(Lane Xang Ave.)にあるパトゥーサイは、ラーンサーン通りをパリのシャンゼリゼ通りに見立て凱旋門を模して作られた。ラオス語でパトゥーとは「門」、サイとは「勝利」の意味があるとの事。


■9:37

エメラルド色の天井を見上げると、3頭象のアイラーヴァタに乗るインドラ神などのレリーフがある。


■9:40

展望台へ登る途中の階に、土産物屋があった。

ここで、色々なステッカーを売っていた。

後で買おうとしたら無くて、ここで買って置けば良かったと後悔した。



■9:41 展望台からラーンサーン通りを眺める。突き当たりの向こうはメコンだ。



■9:43 展望台から反対側の北側を眺める。


■9:56

トゥクトゥクは、ガソリンスタンドに寄り給油する。

ガソリン代の支払いは、もちろん「ふうみん」だ。

ただし、支払代金から差し引く。

このような事は、10日前のサワンナケート日帰り旅行で経験したので、別に驚かない。

何しろガソリンが高い、1リットル8500キップ(約100円)もする。


■10:03

ナンプ(噴水)広場に戻る。

なかなか味のある顔をした(寅さんのタコ社長見たい)、トゥクトゥクの運ちゃんでした。


■10:14

ナンプ広場からブラブラ歩いていると、苔むした仏塔に出会った。

16世紀に建立され、当時は金属で覆われていたために、「タートカム(金塔)」と呼ばれていたとの事。

また、シャムからビエンチャンを守った竜が住んでいるとの伝説がある。

この直ぐ横にアメリカ大使館があり、カメラを向けたら警護の警察官に大声で怒鳴られた!


■10:41

タラートサオに行く。

ラオス語でタラートは「市場」、サオとは「朝」を意味しているとの事で、ラオス最大のマーケットだ。

ダオコーヒーでアイスコーヒーを飲む。

この扇風機の真ん中から、冷たい霧が噴出してきたのにはビックリ。


■10:42

アイスコーヒー代、5000キップ。


■11:04

タラートサオの中央部には、食べ物屋街がある。

フランスパンのサンドイッチ、カオチーパテーを食べたいと思い購入。

カオチーパテーは、パテとマーガリンをよく塗り、生野菜、ピクルス、豚肉のハムを表面を焼いたフランスパンに挟んで食す。


■11:06

この食べ物屋街は暗くて汚いが、目が慣れてきて周りの各店を眺めているだけでも面白い。


■11:07

片隅の少し斜めのテーブルに座り、先程買ったカオチーパテーとビアラオで少し早いが昼食とする。

カオチーパテー、15000キップ。

ビアラオ、8000キップ



■11:27 タラートサオの横に、2007年4月にオープンしたばかりの新しいショッピングモールがある。タラートサオ・ショッピングモールといい、シンガポールの資本で建設し、タイや中国製品を販売している。館内はテナント料が高い為か、空きスペースが目立った。


■11:29

街を歩くと、フランスの植民地時代の建物が散見される。


■11:37

ビエンチャンの街の中心のナンプ広場に行く。

ナンプ広場は真昼の太陽の下、目玉の噴水は止まり、周りには誰もいなかった。

もっと、旅行者とか多い中と思っていたが、全くの当て外れだ。


■11:39

旅行者のいないカフェ。


■11:41

街中は、ファラン(白人)の旅行者がたまに歩いているだけだ。


■12:40

ラーンサーンホテルに戻り、シャワーを浴びて一休みした後、ホテルの裏にあるマッサージに行く。

さすが元国営ホテルだけあって、広いスペースにプールがあり、その横にマッサージルームがある。


■12:48

薬草マッサージを受ける。

布袋に薬草を入れ、電気炊飯器に水を入れて沸かして、薬草袋を温める。

この薬草袋で、マッサージした所を温めると、体の中から温まり、薬が効いてくるようだ。

気持ちがいい、非常に満足。

値段は失念たが、2時間で非常に安かった。



■17:31 メコンに沈む夕日を見に、「メコンデッキ」へ行こう。


■17:36

少し早めに「メコンデッキ」へ行き、メコン沿いの席をゲット。

まずはビアラオを注文し、ツマミのスルメは物売りのおばちゃんから購入。

ビアラオ、12000キップ。


■17:37

夕日は残念ながら霞んでいる。


■17:50

ファランの子供たちも夕日を写す。

メコンの夕日は、ビエンチャン最高の観光資源といえるだろう。



■18:11 夕日が沈んだ後、西の空が紅に染まる。旅情をそそられる一瞬だ。


■19:07

夕食は、北朝鮮レストラン(ラオス・コリア青年友好会)に行こう。

ホテルの前で、ガードマンの青年と親しそうに話していた若いトゥクトゥクの運ちゃんと交渉。

100000キップで往復し、もちろん「ふうみん」の食事中は待機しているとの事。


■19:10

北朝鮮国営のレストランに到着。

今年の6月に、カンボジアのシェムリアップで北朝鮮レストランに行こうとしたが、あの韓国人の多さに断念した思いがある。

それに比べ、ここは空いていそうだ。

ここのビエンチャン店は、北朝鮮の警護関係者らが運営に関わっているとの話だ。


■19:15

中に入ると円卓に2グループの客がいた。

そして、2階には北朝鮮の政府関係者らしい怪しげな雰囲気を持ったVIP待遇の一組の客。


■19:32

プルコギ(焼肉)とキムチとメクチュ(ビール)を注文。

ビールはビアラオだった。

カラオケの伴奏と映像は出ていたが、聞いていた喜び組のショーは無かった。

残念!


■19:33

喜び組み?と言われているアガシ(女の子)から、ビールを注いでもらう。

写真を撮ろうとしたら「ダメ!」と言われた。

その時の貴重な写真。

1ヶ月もタイを旅していたから、北朝鮮のウェイトレスの肌の白さが一層目にしみる。

北朝鮮ウェイトレスは3~4名ほどで、チマチョゴリなどは着ていなく、少し拍子抜け。


■20:11

これが本場の平壌(ピョンヤン)冷麺。

見た目よりおいしかった。


■20:20

円卓の客は、朝鮮語と普通の日本語を話していた。

ビールの注がれ方等を見ると、在日の人かな。



■20:22 朝鮮レストランが、何故に観光客が少なく閑古鳥の無くようなビエンチャンにオープンしたのか?それは、北朝鮮の工作員にとって、ビエンチャンが東南アジアの重要な活動拠点である事に他ならない。

勘定をする。食事代は17ドル。20ドル出して残りはチップ。


■20:32

トゥクトゥクの運ちゃんは「ふうみん」に向って、「ユーはコリアンか?」と訪ねる。

「ノー!ジャパニーズ」と答えると、運ちゃんは「コリアンだと思っていた。ジャパニーズは好きだ」と言い、友好的に話しかけてくる。


■20:35

ホテルに到着し、約束の100000キップの他チップ20000キップを渡す。

「サンキュー、ジャパニーズ!」と言って、彼は去っていった。
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