■行程17日目>ダーンサイからラオス国境をチェンカーンへ



● 走行DATA
当日走行距離 348 km
累計走行距離 6.054 km
当日給油 44.0 ℓ
累計給油 399.4 ℓ
ThinkNet Co.,




■5:59 朝から、かなりの雨足だ。トップランドホテルから眺めた、ワットプラシーラタナマハタートの高さ36メートルのクメール様式の祠堂も雨に霞んでいる。

今朝ヒゲを剃る時、ヒゲの長さの調節をいつもは9ミリなのに、3ミリに間違えてしまいかなり剃ってしまった。せっかく1ヶ月かけて伸ばしたのに、とても残念だ!


■7:13

朝食にレストランに行く。


■7:22

フルーツとコーヒーをしっかり摂る。

種類も多く味もいい。

これで28ドルとはお得なホテルといえよう。


■8:07

トップランドホテルを出発する。

今日から、イサーン(東北部)のドライブになる。

元気で、走ろう!


■8:17

ピサヌローク市内のガソリンスタンドに入る。

メーターゲージは底を指していた。

スタンドの女の子が飲酒運転禁止のボードをボンネットの上に置いた。こんなのは初めてだ。


★給油DATA
1.227バーツ、
44.0L、1L/28.1バーツ。



■8:42 タイを横断する大動脈の12号線を走る。この信号を右折すると11号線になる。11号線はバンコク方面に繋がる幹線道路だ。


■8:52

直進した12号線は、片道1車線になった。

やがて、12号線は深い森に入り山を越える。

今回のルートは、途中で左折して2013号線に入り、ピーターコーン祭りで有名なダーンサーイ(Dan Sai)を目指す。



■9:34 ナコンタイ(Nakhon Thai)の市内をよけてバイパスに入る。

遠くに山並みを望む高原を走る。とても気持ちの良い道路だ。こんな高台でも雨季の為か水が溢れていた。


■9:41

バイパスの2013号線はナコンタイの先に出た。

ここを右折して、一路ダーンサーイに向う。


■10:05

2013号線のBan Bo Phc の村で、山塩を売っていた。

1袋20バーツ。

「ふうみん」は、ナーンの山奥のボーグルア(Ban Bo Kleuawo)を思い出した。

確か、井戸(ボー)塩(グルア)という意味だっだ。

…と言う事は、この村のBoは(井戸)と言う意味で、Phc は何だろう?



■10:15 検問所があった。国境に近づいてきたことを実感。



■10:22 ダーンサーイの市街に入る。ダーンサーイは、あのピーターコーン祭り(仏陀の前世の物語と精霊信仰が混ざり合った、雨乞いと豊作祈願の祭り)で有名な小さな町だ。



■10:28 バスが数台道端に止まり、大勢の観光客がゾロゾロと歩いて来た。


■10:34

何なのだろう?野次馬根性旺盛な我々は、車を止めて行って見た。

そこには1軒の民家があったが、どのような建物かは不明。



■10:41 ピーターコーン祭りの精霊の仮面が見たいと、街の中を走り廻るが一向に無い。

ピーターコーン祭りは6月か7月の3日間行われるというが、他に観光資源の少ない山間の町では、普段でも飾られていると思っていた。



■10:44 やっと見つけた。レストランの前に飾られていた。探していた精霊(ピー)の仮面と衣装だ。


■15:50

その近くの商店街の中に、精霊(ピー)の仮面を売っている店があった。



■10:53 断って、店内の写真を撮らさせてもらう。お礼に一番小さな仮面を買った。200バーツと意外に高かった。



■11:06 ダーンサーイを出て2013号線を走る。もう少し行くと203号線に合流する。そして、203号線はルーイへと向う。



■11:18 203号線を走る。プールア国立公園(Phu Reua National Park)の手前を左折して、2294号線をラオス国境に向う。



■11:29 右側にプールア国立公園を望み、2294号線の車のほとんど走らない山間の道を快適に走る。

「ふうみん」は2年前に「第四部 ナーン辺境を走る」でこの近辺を走った。とてもいい場所だ。今回は、この2294号線を是非とも走って見たかった。



■11:39 2294号線は検問所を潜り、ラオス国境沿いのフアン川(Mae Nam Heuang)に沿って走る2195号線に突き当たる。ここを右折して、タリ(Tha Li)方面に向う。



■11:53 ラオス国境のフアン川を望む。雨季の為か水量が多い。川の向こうはラオスだ。石を投げれば届きそうだ。



■12:05 国境のフアン川に沿って走る2195号線は、至る所に検問所があるが、2年前とは異なりバーは空けたままで、緊張感は全く無い。

やはり2年間の歳月は大きい。国家間の緊張関係をも変えてしまう。



■12:09 その緊張感のない2195号線を走る。道行く人ものどかだ。



■12:17 左折して「タイ・ラオス友好橋」へ向かう。



■12:18 タイ・ラオス友好橋に2年前に来たときは、開通したばかりで見物客が多かったが、今は閑散としている。

ルアンパバーン(Luang Phra Bang)まで363キロの標識が出ていた。「ふうみん」は、2週間後にルアンパバーンに行く予定だ。前回とは標識を見ても、受け取る感慨が全く違う。


■12:19

イミグレにフランス人らしい旅人が居た。

ラオスに渡るのかな?



■12:21 荷台に4~5人の人を乗せて、トラックはラオスに去って行った。



■12:22 前回来たときは橋を歩いて渡れたが、今回は金網が張られており断念する。どうせ、もう少しでラオスに正式に入国出来るんだ。


■12:28

このイミグレには、トイレも食堂も無い。

困ったな?と近くの人に聞くと横道を指差す。

横道に入ると、数軒の食堂が軒を並べていた。


■12:28

その中の、一軒の食堂に入る。


■12:39

まずはビールでノドを潤す。

カオパッドを注文したらスープが付いて来た。

味はいまいちだ。

昼食代、120バーツ。



■13:05 211号線を左折してノンプー村(Ban Nong Phu)に行く。

このノンプー村は、日比野宏氏の「アジア亜細亜 夢のあとさき」の「第8章ようこそラオへ」の章に載っている村だ。

以前から、機会があれば是非訪れて見たい思っていた。



■13:13 本に書かれていたノンプー村は10年以上前の村の様子だ。ここ数年、タイの辺境の村を走り周った「ふうみん」にとって、何処にでもある何の変哲も無い村にしか見えなかった。



■13:15 ノンプー村へは本の中のイメージを大切にして、来ないほうが良かったのかも知れないな?



■13:35 Shinj さんから掲示板に情報があった「丘の上の展望公園」へ行って見よう。


■14:01

Shinji さんからの情報。

Shinji 2007/08/25

今日はイサーン区間の最上流で展望スポットを紹介します。

ルーイ県のチェンカンからメコンに沿ってR2195を走る事20キロ、Ban Ta Di Mi という英語表記の看板を見逃さなければ、丘の上の展望公園に出ます。


■14:07

上記写真のようにBan Ta Di Mi は、タイ語標記の為に行き過ぎてしまった。

Uターンして、多分この標識だろう?と思って1キロほど狭い道を進むと、丘の上の展望公園に出た。

場違いな金色に輝く大きな仏像が建っていた。



■14:08 タイの東北部(イサーン)区間の最上流のメコンを丘の上展望公園から眺める。前方の景色は右も左も全てラオス領だ。

豊富な水量のメコンは、人間の作った国境などは全く無関係に滔々と流れている。



■14:28 2195線をメコンと並走する。



■14:43 チェンカーン(Chiang Khan)に到着した。この地点は、街の唯一の信号機のある交差点で、右折すると201号線になりルーイへ向う。直進すると211号線に名前を変え、ノンカーイへ向う。



■14:44 211号線を左折してメコン沿いの旧道を走る。静寂だ。古い家並みが続く、お気に入りの場所だ。



■14:45 今晩の宿は予約していない。このチェンカーンには、ゲストハウスしかない。もう少し下流のケーンクットクー(Kaeng Khut Khu)にホテルがあるはずだ。取りあえず、そこに行って見よう。



■15:14 ケーンクットクーに到着。この場所は、乾季には早瀬が広がり絶景だというが、雨季ではただの川でしかない。

メコンに沿ってクンテン(Kung Ten)という、エビの踊り食いの萱葺きの食堂が並ぶが、今は閉店している。



■15:18 土産物屋は開いているが、観光客は我々のみ。


■15:30

ケーンクットクーの駐車場の反対側にチェンカーンヒルリゾート(Chiang Khan Hill Resort)があった。

このホテルに宿泊しよう。


■15:37

レセプションで宿泊を依頼する。

普通の900バーツの部屋は予約で一杯で、1900バーツ以上のVIPルームしか空いていないと言う。

本当かな?見たところ客は我々だけだ!

…仕方が無い、1900バーツのVIPルームに宿泊しよう。

一応部屋の中は、2ベッドルームになっている。



■15:48 チェンカーンヒルリゾートは、メコンに面しゆったりとした敷地の中にコテージが建っている。


■15:59

メコンに面したベンチから、正面の三角山を眺める「ふうみん」。


■16:19

プールには誰一人居ないので、「yayo」と二人でのんびりと泳ぐ。

泳ぎ終わって一休みしていると、大勢の宿泊客が到着した。

バス2台で50~60人程いる。

レセプションで、スタンダードの部屋が予約で一杯だというのは本当だった。

せっかくの静かなリゾートが、これではうるさくなるな~あ!と少し嫌な感じがした。



■17:43  夕方、チェンカーンの街に買い出しに行くが、コンビニ等は無い。メコンの川べりに行き、夕日を期待したが厚い雲に閉ざされており、残念ながらあきらめる。


■17:45

メコンの反対側の学校のグランドでは、サッカーに興じていた。



■18:08 ケーンクットクーから眺めた夕景。



■18:16 チェンカーンヒルリゾートに帰って来たら、夕陽が空に紅色の光を放ち、メコンに反射している。暮れゆく前一瞬の、自然のいたずらだ。

先ほどの
チェンカーンの街のメコンの川べりにいたら、素晴らしい夕日が見れたかもしれないと思うと少し残念だ。


■19:02

メコンに面したホテルのレストランには、我々の2人だけだ。

それにしても、あの団体客は何処に食事に行ったのだろう?とても不思議だ。


■19:05

漆黒のメコンを背景に二人だけの夕食。

大なまずプラーブクのスープ。

それに、オススメのキノコのオイスター炒めとカオパッドを注文。

飲み物はビールとコーラ。

なかなか美味しかった。

夕食代、400バーツ。




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