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■6:32
グランドサオワルクホテルの朝食の料理は、レストランの入り口に無雑作に並べられていた。
ここスラタニは、サムイ島やパンガン島に渡る中継点で、観光客は市内を素通りし各島に渡ってしまう。
その為、スラタニ市内には良いホテルがない。 |
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■6:37
今日は、今回の旅の出発地とも云えるホアヒンに行く。
500キロ程の行程になるので、早めの朝食とする。 |
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■6:38
ビュッフエ方式だが、種類の少ない朝食だ。 |
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■7:53 ホテルを出て、スラタニ市内を走る。そろそろ、朝のラッシュが始まっている。 |
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■7:54
スラタニをはじめタイ南部の都市には、プラクルアンと言うお守りの広告が多い。
プラクルアンとは、仏像や僧侶を形取ったお守りで高僧のプラクルアンは高値で取引されているらしい。 |
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■8:07 今日はまずチャイヤー(Chaiya)に向おう。スラタニの街外れの交差点を直進する。 |
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■8:14
401号線を直進すると、途中で車の通行量が少なくなる。 |
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■8:18
おかしいなあ?と思っていると、道路は突き当たりになる。
そこは、スラタニ駅だった。
Uターンして戻り、交差点を左折して本線の401号線を走る。 |
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■8:27
401号線から41号線を走り空港方面へ走る。 |
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■8:31
空港近くで右折し、4112号線に入る。
チャイヤーまでは26キロの標識。
この4112号線は、いかにも古い旧街道の面影があり、走っていて楽しい道だ。 |
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■9:07
チャイヤーの駅に着いた。
小さなかわいい駅舎だ。
チャイヤーは、シュリーヴィジャヤ王国(5~13世紀)の時代から都市として繁栄していていた。
タイでもっとも古い町の一つだ。 |
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■9:10
チャイヤー駅のホームに入る。 |
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■9:10
チャイヤー駅の表示板。
すごくいいと思いませんか?
「ふうみん」は、真四角でない表示板の白地に黒の文字のシンプルなレタリング…見た瞬間、痺れましたね。 |
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■9:14 チャイヤー駅前の古い商家。何ともいえない味わいがあり、思わずこの小さな街に好感を覚えた。
そして、プラボーロマタートチャイヤー(Phra Borom That Chaiya)という8世紀に建てられた寺院を捜すが、場所が分らない。「地球の歩き方」にも「ロンリープラネット」にも地図が載っていない。 |
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■9:42
寺院を見つけて境内に入るが、どうも違う。
居合わせた老僧にプラボーロマタートチャイヤー寺院を聞くと、踏切を渡った駅の反対側に在ると言う。
何だ、「ふうみん」は駅の近くの街中を探し回っていた。
これでは見つからない訳だ。 |
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■9:56
踏み切りを渡り、少し行くと左側に大きな寺院があったので入る。
しかし、プラボーロマタートでは無い様だ。
この寺院はワットウィアンと言い、プラボーロマタートと同時代の古い寺院らしい。 |
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■10:02
この寺に居たボランティアの人たちは、日本から来たと言うと歓迎してくれた。
小さな博物館に入ると古い人形が展示されていた。 |
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■10:03
そして、昨日のワットプラマハタート博物館と同じ日本の陶磁器があった。
江戸時代の物と思われるが、鎖国をしていても長崎の出島からかなりの量の陶磁器が輸出されていたのかな~あ? |
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>kiuchiさんから、下記のご指摘がありました。
徳川幕府の鎖国政策は「民間貿易禁止令」であり幕府の管理のもと対馬「朝鮮王国」、長崎「オランダ」、琉球王国(薩摩藩)「中国」、函館「北方(北部中国・ロシア)」と貿易をしていました。
なかでも南方へ「海のシルクロード」を利用した陶磁器の貿易は中世戦国以来、重要な位置をしめていました。
磁器については東インド会社などからヨーロッパ向けに高級品・日用品などの依頼を受け生産、輸出をおこなっていました。 |
…勉強になりました。「ふうみん」 |
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■10:04
ボランティアの人たちと話す「yayo」。
外国人が入り込んできたので興味津々だ。 |
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■10:08 ワットウィアンから、41号線に向う左側に目指すプラボーロマタートチャイヤー(Phra Borom That Chaiya)はあった。
この寺院の建設は8世紀頃で、シュリーヴィジャヤ様式で建設された。 |
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■10:10
この白い仏塔は高さが24メートルあり、創建当初は大乗仏教寺院であった。
仏塔は、箱型の構造物を重ねたシュリーヴィジャヤ様式独特の造りをしている。
この仏塔の建てられた頃のチャイヤーは、シュリーヴィジャヤの主要都市であったと思われる。 |
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■10:11 回廊には仏像が並んで安置されている。きれいに金箔が施された仏像に混じって、金箔がほとんど剥がれた仏像もある。 |
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■10:12
金箔が剥がれた仏像。
古いものなのだろうか? |
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■10:16
寺院の隣にある、チャイヤー国立博物館に入る。 |
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■10:17
隣の博物館の入り口に飾られた、8~9世紀に造られた観世音菩薩の青銅像。
あきらかにタイの様式とは違いインドの影響が強い。
チャイヤーからは多くの遺物が発掘され、ほとんどはバンコクの国立博物館が所蔵していると言う。
この、美しい青銅像もオリジナルはバンコク国立博物館にあり、これはレプリカだ。 |
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■10:26
この笑った顔の石膏像を見た時、ドヴァラヴァティ様式(7~11世紀)かな、と思った。
素人考えだが、シュリーヴィジャヤ様式(8~13世紀)とドヴァラヴァティ様式に共通する深い交流が合ったように思われる。 |
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■10:26
この表情が何とも言えません。 |
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■10:36
41号線で給油。
今日はこれから北上してホアヒンまで行かなくてはならない。
★給油DATA
790バーツ、
27.9L、1L/28.3バーツ |
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■11:27
Luag Suan の町を走る。
チュンポンまで74キロだ。 |
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■12:24 チュンポンで41号線と4号線が合流し4号線となる。チュンポンから25キロほど来た地点。バンコクまで、後430キロほどだ。 |
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■12:29
ガソリンスタンドにフードステーションが併設されていた。
ここで昼食を摂ろう。 |
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■12:37
昼食は、お互いにクイッティヤウを注文。
代金は50バーツ。 |
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■12:55
食後コーヒーを飲もうと注文していたら、「久し振りに日本語を聞いた!」と年配の日本人の男性が話しかけて来た。
バンコク在住で、ご夫婦でサムイ島からの帰りだと言う。
明日は仕事でベトナムに向うと言い、この所のバーツ高を2割も上がると生活への影響が大きいと話していた。
コーヒー代、40バーツ×2。 |
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■13:37 快適な4号線を100キロで走る。7日前に南に向けて走った4号線を、今度は北上する。 |
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■14:09
大きなレストランの看板には、ビックリ!だ。 |
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■14:41
信号を右折して、プラチュアプキリカン(Prachuap Khiri Khan)に寄る。 |
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■14:51 プラチュアプキリカンのマナオ湾のきれいなビーチ。白砂の上にボートが置かれていた。 |
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■14:52 白い砂浜と奇岩をバックにボートを撮影する「ふうみん」。 |
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■14:53
マナオ湾の北端には、石灰岩のカオチョーングラジョーク(Khao Chong Gra Jok)がそびえている。
その、山頂にはワットタンミカラム(Wat Thammikaram)がある。 |
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■15:00 プラチュアプキリカンの街中に、新しいクメール様式の寺院があった。クメール遺跡好きの「ふうみん」は興味津々だ。 |
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■15:01
中央祠堂には、プラフマー神が祭られていた。
プーケットのプロムテップ岬のプラフマー神といい、タイ人はヒンドゥー教の3大神の中で一番人気のないプラフマー神を、何故ゆえに信仰するのだろう? |
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■15:03
周りの4つの小祠堂には、シヴァ神が祭られていた。 |
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■15:05
タイ語のパンフレットしかなく、この寺院の詳細は不明。 |
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■16:26 4号線を走っていたら、ホアヒン市内から外れたバイパスに入ってしまった。
3219号線を右折して、ホアヒン市内に向う。眼下に懐かしいホアヒンの街並みが見えて来た。 |
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■16:39
今晩の宿は、ホアヒンの南端のカオタキアップ近くのチョンビューホテル(Chom View Hotel)だ。
小さなセンスのいいホテルだ。 |
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■17:05
部屋に入り、皮製の座り心地のいい椅子でリラックスして、ご機嫌の「yayo」。 |
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■17:10
海を見に行こうとホテルの外に出たら、ホテルの隣の建物に「BAAN CHOM VIEW 」と看板が出ていた。
ここはホテルの他に、コンドミニアムがあるらしい。 |
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■17:16 海岸に面した所にプールがあり、ビーチパラソルが置かれリゾートムードを演出している。
海の向こうに見える小山がカオタキアップだ。久し振りに行って見よう。 |
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■17:27
カオタキアップに行く途中、タイマッサージ店と夕食の店を探す。
途中、漁港の脇を走る。
この辺りには、幾つかのシーフードレストランがある。 |
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■17:31 カオタキアップから眺めた、夕暮れのホアヒンの風景。 |
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■19:01
ホテル周辺に、タイマッサージ店は見当たらず(翌日、近くにあるのを見つけた)ホアヒンの市内に行く。
前回に行ったマッサージ店近くにある、別のマッサージ店に入る。
腕はマアマアだった
1時間250バーツ+チップ100バーツ。 |
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■19:37
4号線沿いに派手なネオンサインの大きな「BIG-C」があった。
こんなに大きな「BIG-C」があるとは!
何度かこの建物の前を走ったが、昼間だったので気が付かなかった。
ここで、夕食としょう!と中に入る。 |
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■19:41
日本食の「Fuji」と言うレストランがあった。
たまには日本食もいいだろう。 |
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■19:50
まずはアサヒビールで、「タイ南部周遊」3192キロからの無事の帰還を祝い、乾杯!
そして、ツマミはタコの酢の物とイカの丸焼きだ。 |
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■20:05
「yayo」はラーメン、「ふうみん」は寿司を注文し、久し振りの日本食を堪能する。
夕食代は、960バーツといい値段だ。タイでは、こんな普通の日本食でも高級料理だ。
今日は500キロ以上も走行したので、ホテルに帰り明日に備えてゆっくり休もう。
…さあ、明日からは、タイの西部と北部への旅が始まる。 |
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