■行程9日目>タイ湾沿いを走り、ナコンシータマラートからスラタニへ



走行DATA
当日走行距離 365 km
累計走行距離 2.681 km
当日給油 36.0
累計給油 169.4
ThinkNet Co.,



■6:06

早朝のソンクラー市内をウオッチングしに出かけよう。

サミラビーチの北にはソンオンビーチ(Son Awn Beach)がある。

その先端の公園に、ナーガの像が海を見つめて建っていた。


■6:10

こんなに朝早くから、車とオートバイが多いな!と思ったら、対岸からのフェリーが着いた所だった。

フェリー乗り場の左側がソンクラー湖で、長さ80km、幅25kmの大きさを持つタイ最大の淡水湖だ。

そして、この湖はタイ湾に通じている。



■6:21  ソンクラー湖に平行して走る裏通りには、古い建物が目に付く。中国とポルトガルの折衷様式の建築物だ。とてもいい雰囲気の街並を醸成している。



■6:21  その、昔のソンクラーの面影を残す街中を托鉢僧が行く。



■6:37  ソンクラー市内の中心の交差点も、早朝では交通量は少ない。


■6:45

サミラビーチのベンチで話すアベック。

こんな朝早くから、何を話しているのかな?

…(余計なお世話ですね!)


■7:20

ジャマンガラパビリオンビーチリゾートの朝食はビュッフェだった。

こんなホテルだが、思っていた以上の宿泊客が居るみたいだ。


■7:19

食事の味は平均点だ。


■8:40

ホテルを出発し、ソンクラー国立博物館に向う。

残念ながら、国立博物館は閉館日(月・火曜)だった。


■8:40

国立博物館の白色と紅色の建物は、街の中に静かに佇んでいた。

この、南部中国とポルトガルの建築様式の建物は、当時の副知事が1878年に建てたものと云う。



■8:41  国立博物館の道路の反対側に、60メートルのレンガの壁がある。この壁は、1830年代に当時の統治者によって建てられたものだ。


■9:03

ソンクラー市内で給油する。


★給油DATA
1.020バーツ、
36.0L、1L/28.3バーツ。



■9:25  407号線から4165号線に入り、ソンクラー湖に掛かる長い橋を渡りヨー島に向う。これが、1986年に完成したタイで最も長いティンスーラーノン橋(Tinnasulanon Bridge)なのか?

「地球の歩き方」には、ティンスーラーノン橋を渡ってヨー島に渡る。と書いてあるが、後で渡る橋の方が長い。



■9:31  橋を渡った所に寺院があり、近寄って見ると巨大な寝釈迦仏があった。


■9:50

民俗博物館(Folklore Museum)はヨー島の外れのティンスーラーノン橋の袂にある。

分りずらく行き過ぎてしまった。

この博物館の入り口は、坂を登った丘陵の上にあった。

だから、入り口も階段を下りる。

何かショボイ施設みたいだな!入場料は外国人60バーツ。


■9:52

建物はショボイ感じだが、展示物は面白い。

金製品の展示。


■9:58

面白いものを見つけた。

「ふうみん」も還暦を迎えたが、今までこんな物を見た事がなかった。

写真の男の子(左)と女の子(右)の局部に、鎖に吊るされた金属製の隠す物が有る。


■9:58

そして、写真の下にはその実物がある。

男の子用は鎖で編んであり、女の子用はプレート状になっている。

とても、面白い物ですよネ。



■10:17  影絵人形は思っていた以上に色彩豊かだった。この人形を使ってナンタルン(影絵劇)を行う。

…ナンタルン(影絵劇)とは、500年前に貿易商によってタイ南部にもたらされた伝統芸能。影絵の影の部分は、牛革を乾燥させて切り抜いて色を塗る。そして、絵を支える部分は竹で作る。



■10:17  影絵人形の種類は、百種類以上も有るらしい。




「ふうみん」には、シュリーヴィジャヤ王国(5~13世紀)の遺物か、ドヴァラヴァティ様式(7~11世紀)の遺物かの判断がつかない。



■10:30  最初の印象と異なり、この民俗博物館は充実した展示の内容で推奨出来る。

展示室は丘陵を利用して建てられた建物を階段で繋いであり、その階段の途中で、素晴らしいソンクラー湖の景色を一望する事ができる。


■10:40

民俗博物館から眺めたティンスーラーノン橋(Tinsulanond Bridge)は、1986年に完成したタイで最も長い全長約3キロの橋。

しかし、本当はこの橋が全長1700メートルで、最初に渡った橋が960メートルだ。

二つの橋を合わせて約3キロと言っているのだと思う。

この橋の完成で、ソンクラー湖とヨー島を横切り、バーンナムクラチャーイとカオキアオが繋がった。

この事により、タイ南部の交通網にとって画期的に便利になった。

その恩恵を「ふうみん」も受ける。



■11:53  タイ湾に沿って一直線に伸びる、片側2車線の408号線を快適に走る。

残念なのは、タイ湾がほとんど見えない事だ。地図から、日本のビーチラインを想像していた「ふうみん」はガッカリだ。



■11:58  ナコンシータマラート(Nakhon Sri Thammarat)まで62キロ地点。ナコンシータマラートはタイ南部で2番目に大きな都市で、南部で一番長い海岸線を持っている。



■12:40  ナコンシータマラート市内に入る。ここでは国立博物館に行きたかったが、本日は火曜日なので休館日だ。

先ほどのソンクラーの国立博物館もそうだが、閉館日(月・火曜)が2日続くのは止めてもらいたいと思う。…仕方がない、ワットプラマハタートに行こう。


■13:00

ワットプラマハタート(Wat Phra Mahathat)は、タイ南部で最も崇敬されている一級王室寺院だ。

境内には小さな博物館があった。



■13:02  中に入ると日本の古い陶磁器が陳列されていた。



■13:04  こちらは、中国の陶磁器。



■13:09  ワットプラマハタートは、1700年以上も前に建てられたと言われている。55メートルのスリランカ様式の仏塔の先端は、272キロの純金で作られている。


■13:09

シュリーヴィジャヤ様式の仏像。


■13:10

55メートルの仏塔は修理中だった。



■13:12  本堂内には、極彩色の木造のクルート(ガルーダ)が目を引く。



■13:12  獅子像や力士像の彩色も独特な特徴を持っている。


■13:18

境内では式典を執り行なっていた。

高僧がソファに座っている。

その腕には、刺青が彫られていたにには…ビックリ!



■13:19  式典のテントと大勢の出席者。


■13:23

寺院の奥に行くと、土産物屋が軒を並べ食堂もある。


■13:29

フードコートのような食堂に入る。

ここで、昼食としよう。


■13:32

「yayo」はクイッティヤウ、「ふうみん」はカーオマンガイに目玉焼きを乗せてもらう。

昼食代、50バーツ。


■13:53

市内にヒンドゥー教の神殿が2ヶ所に有ると聞いていた。

もしかしたらクメールの遺跡か?と楽しみに向った。


■13:54

残念!純粋のヒンドゥー教だ。

シヴァ神の化身のリンガが祭られていた。


■13:55

道路の反対側にあるヒンドゥー教の神殿。


■13:55

こちらには、ヴィシュヌ神が祭られていた。



■14:03  古いレンガ造りの壁があった。多分、アユタヤ時代の物だろう。そう言えば、ここナコンシータマラートは17世紀始めに山田長政が王に任じられ、この地で毒殺された場所だ。

そう思うと、今「ふうみん」が眺めているこの壁を山田長政も見たのかな?と思うと…すごく、歴史のロマンを感じる。


■14:04

古いレンガ造りの壁には、修理の手が加えられていた。



■14:20  ナコンシータマラートから、401号線を今晩の宿のスラタニ(Surat Thani)に向う。



■15:16  4014号線の分岐点を道なりに、本線の401号線を走る。



■15:55  スラタニ市内を走る。スラタニはサムイ島やパンガン島に渡る中継点として有名だ。

今日の宿、グランドサオワルクホテル(Grand Saowaluk Hotel)を捜す。


■16:28

グランドサオワルクホテルに到着した。

一見豪華だが、良く見るとホテルの上3フロアーは窓が開き使用されていない。

それに、駐車場が一杯だ。



■16:20  ホテルの部屋から、街の中心部を望む。


■19:02

このホテルには、何とディナーが付いていると言う。

「ふうみん」はタイのホテルに多く泊まったが、こんな事は初めてだ。

雨が降って来たので、外で食堂を探すのは面倒くさいから、ちょうど良いと思った。

しかし、レストランは薄暗く味も良くない。

料金は、ビール一本の80バーツのみ。


■20:53

何か物足りない夕食だった。

このスラタニの街は、遅くまで屋台が出ているらしい。

雨がやんだので、街の中心部に向う。


■21:00

この屋台で果物を買う。


■21:12

後、とうもろこしを買いホテルに戻る。

部屋で口直しをしよう。




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