■ 一路南下してラノーンへ



走行DATA
当日走行距離 476 km
累計走行距離 1.058 km
当日給油 30.8 ℓ
累計給油 59.9
ThinkNet Co.,




■6:02  早朝の朝焼けの海、淡いブルーの海面と空に割って入る赤い光。その陽光が、水平線上の漁船に反射して光る。まるで一幅の絵画だ。

それにしても、なんとすがすがしい朝だろう。



■6:11  ホテルから眺めた風景。


■6:12

もう漁師が網を打っている。

少しの間見ていたが、成果はゼロだった。


■6:36

海の見えるお気に入りの席に座り、朝食を摂る。


■6:36

今日は、ラノーンまでの500キロ近い移動になる。

そのため、早めの朝食だ。



■ホテルの庭からタイ湾を眺める。


■7:58

マジェステックビーチリゾートを出発する。


■8:32

朝のラッシュのホアヒンの街中を抜けて、4号線を淡々と、南に向って走る。



■9:17  この先の信号を左折するとプラチュアプキリカンに行く。今日は先を急ぐので、帰りに寄って見よう。シーフードが安くておいしいらしい。

この辺りは、タイの国を象に喩えると鼻に当たり、その一番細い地点だ。


■10:05

この先を左折して、3164号線をBang Saphan に行くと素敵なビーチリゾートが数軒あるようだ。

今回はパス。


■10:24

Khaopho Service Area という看板が出ていた。

「ふうみん」の記憶では、こう云う施設は2号線にあるだけだ。

とりあえず、スタンドもあるようなので休憩しょう。


■10:29

サービスエリアのガソリンスタンドで給油する。

★給油DATA
860バーツ、
30.8L、1L/27.9バーツ。

前日のガス入れから燃費を計算してみる。

481キロ÷30.8ℓ=15.6キロ/ℓ

…すごく燃費が良い!うれしいネ。


■10:53

このサービスエリアから出る時は、注意が必要だ。

「ふうみん」は、上記のスタンドの横から出たら、何と来た方向のプラチュアプキリカン方面に向って走っていた。

慌てて、Uターンして戻る。

そして、チュンポン県に入る。


■11:30

チュンポン(Chumphon)とはタイ語で「合流点」を意味する。

ここを右折すると、4号線でラノーンやプーケット方面に行き、直進すると41号線でスラターニーやハジャイに行く。

日本でいう「追分」のような地点で、クラ地峡の東端に位置する。

普通1桁国道の方が、2桁国道より道が良いが、ここは反対なので注意が必要だ。


■11:32

チュンポンを右折すると、4号線でラノーンまで112キロの表示板が出ている。

ホアヒンから、ここまですごく順調に来た。



■11:47  4号線は片道1車線だが、思っていたよりアップダウンが少なく走りやすい。だが、レストランなどの店の姿はない。


■12:08

ガソリンスタンドに併設された食堂に入る。


■12:08

屋台で鳥をあぶり焼きにしていた。

とても旨そうな匂いがする。

買おうとするが、まだ焼けていないと言う、残念だ。


■12:12

食堂でクァイティアオを注文し、スタンドの売店からビールとコーラを買って来て、今日の昼飯だ。

クァイティアオは1杯20バーツ。


■12:36

さあ出発しょうとしたら、鳥が焼けたと言う。

1羽もらう。値段は130バーツ。


■12:47

少し走るとラノーン(Ranong)県に入る。

ラノーンはタイで一番雨季が長く8ヶ月もあり、雨量の多い県だ。

ラノーンという地名は、英語の「rain on」が訛って付けられたと言われている。

アンダマン海をから水分を多く含んだ雲が、1千メートル以上の山脈にぶつかり、その水分を含んだ雲が雨となってラノーンに降り注ぐ。



■12:50  クラブリ市内を走る。何か、雨が降ってきそうだな。



■13:00  この辺りがクラ地峡(Kra Isthmus)だ。クラ地峡とは、タイ湾とアンダマン海に挟まれたマレー半島の最狭部を形成している陸地部分の事で、幅わずか44キロしかない。

地峡とは、海峡の逆で水域にはさまれて細長い形状をした陸地の事。


■13:21

4号線を右折して、ファチの丘(Khao Fa Chi)の細い道を登る。

段々と狭くなり、対向車が来たらすれ違えない道だ。

ここから眺望した、タイとビルマ国境の写真をタイの旅行雑誌「Trips Magazine」で見て、以前から是非行きたいと思っていた。


■タイの旅行雑誌「Trips Magazine VOL.10 NO.116 JUNE 2006」に掲載されたファチの丘(Khao Fa Chi)の写真。


■13:32

やっと頂上に着きビューポイントを目指す。


■13:33

残念ながら、靄っていて何も見えない。

すごく、残念だ!…こんな雨季に来た「ふうみん」が悪いのだが。


■13:33

頂上の入り口には鍵がかけられ、Uターンするのが大変だった。



■13:47  仕方がない、ラーウン川に架かる橋から、タイとビルマ国境を望む。正面の山並みはビルマだ。

この近くに第二次世界大戦時の旧日本軍の基地があり、ビルマに進駐している部隊の補給を行う港として使用し、今でも軍艦の残骸があると言う。


■13:47

先ほど行った、ファチの丘を眺める。

「ファチ」とはタイの伝統的な食品に似ているところから名付けられた。

とりあえず、旧日本軍の基地を捜そう。



■14:18  旧日本軍の基地を捜していたら、靄が晴れた。もう一度ファチの丘に登ろうと、「yayo」が車を飛ばす。

ファチの丘の頂上から眺めた景色。クラブリ川(右)とラーウン川(左)の合流地点が一望でき、向って右側の対岸がビルマになる。残念ながら少し靄っているが、先程までは全く見えなかったのだから文句は言えない。



■14:18  クラブリ川の上流方面を望む。


■14:19

撮影に没頭する「ふうみん」。



■14:27  ファチの丘の頂上から少し下ると、反対側の景色が見えた。クラブリ川を挟んだビルマ(上)とタイ(下)、すごく雄大な景色だ。

こんな景色を眺望していると、改めてタイの辺境に居るなあと強く実感した。


■14:28

庭先に干してある、これは何だろう?

「yayo」と二人して頭を捻る。


■14:48

旧日本軍の基地は何処にあるのかと探す。

とうとう分らず、あきらめてラノーンに向う。

その途中に滝があった。

Punyaban Waterfall は、雨季で水量も多く見応えがあった。


■15:06

4号線に別れを告げて、412号線でラノーンに向かおう。



■15:06  この信号を右折するとラノーンの市内に入る。ホアヒンから約500キロ近くを順調に来れたね、と隣の「yayo」に同意を求める。



■15:16  市内に入り、まずは今晩の宿のロイヤルプリンセスホテル(Royal Princess Hotel)の場所を確認した。

そして、明日予定しているビルマへの日帰り旅行の為、イミグレと船着場の場所を確認しにラノーン港に向う。


■15:20

ラノーン港の魚市場の隣にビルマ行きの船着場があり、沢山のロングテールボートが舫われていた。

横に駐車場があるのを確認。


■15:29

イミグレは少し離れた場所に在った。

明日は、まずここで出国手続きだ。


■16:01

道路標識にHot Spring の表示があったので向うが、何度も道を間違える。

おかしいな~あ!市内から7キロもある。もっと近くの街の中にある筈なのに。

やっと見つけたら、誰も居ず閑散としている。温泉はラノーンの観光名所なのにおかしいな~あ!と疑問を感じホテルへ。

有名な温泉は「ボーナームローン」といい市内にあった。


■16:25

ロイヤルプリンセスホテル(Royal Princess Hotel)にチェックイン。


■16:30

部屋に入ると、ウエルカムフルーツが置かれていた。



■16:31  ホテルの部屋から眺めた東方向のラノーン市内の様子。山が近く緑が多く、きれいでまとまった街だ。



■16:31  ホテルの部屋から眺めた南方向のラノーン市内の様子。



■18:20  ラノーンの街中を夕食のレストランを探してドライブする。街の高台にある、許泗漳の住居が公園になったナイカーイラノーン(Nai Khai Rannong)。


■18:30

なかなか適当なレストランが見つからない。

一旦ホテルに帰ろう。



■19:25  かなりの雨が降っているので、夕食はホテルの入り口近くの食堂に行く。多くの客がいる食堂に入り、席に着いてまずはビールを注文したら「無い」と言う。理由を聞くと、店主は「ムスリム(イスラム教徒)」だと言った。

…じゃあ仕様がない、数軒隣の食堂に入り直し「ビール!OK」と聞く。大丈夫なのでこの店にしよう。おかずの種類も多そうだ。


■19:31

たくさんの料理の中から指差しで注文し、ビールを飲む。

500キロの移動の後の夕食。ビールが五臓六腑に染み渡る。


■19:47

食堂の店内の様子。


■19:54

外はかなりの雨で、食堂の前の道路は冠水している。

この道路には大きな穴が開いており、時たま大きな音を立てて底をぶつける車がいる。

…いかにも、タイだな~あ。


■20:38

ロイヤルプリンセスホテルのプールに隣接されたジャグジーは温泉水だ。

ほのかな硫黄臭がし、まったりとしたお湯は間違いなく温泉だ。

温泉の好きな「yayo」は、プールと温泉を替わりばんこに入り、ご満悦だ。


■20:41

「ふうみん」はのんびりと温泉三昧だ。

こう見ると、日本の露天風呂と変わりは無い。

ただ、残念なのは水着を着用しなくてはならない事だ。




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