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■6:02 早朝の朝焼けの海、淡いブルーの海面と空に割って入る赤い光。その陽光が、水平線上の漁船に反射して光る。まるで一幅の絵画だ。
それにしても、なんとすがすがしい朝だろう。 |
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■6:12
もう漁師が網を打っている。
少しの間見ていたが、成果はゼロだった。 |
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■6:36
海の見えるお気に入りの席に座り、朝食を摂る。 |
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■6:36
今日は、ラノーンまでの500キロ近い移動になる。
そのため、早めの朝食だ。 |
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■7:58
マジェステックビーチリゾートを出発する。 |
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■8:32
朝のラッシュのホアヒンの街中を抜けて、4号線を淡々と、南に向って走る。 |
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■9:17 この先の信号を左折するとプラチュアプキリカンに行く。今日は先を急ぐので、帰りに寄って見よう。シーフードが安くておいしいらしい。
この辺りは、タイの国を象に喩えると鼻に当たり、その一番細い地点だ。 |
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■10:05
この先を左折して、3164号線をBang Saphan に行くと素敵なビーチリゾートが数軒あるようだ。
今回はパス。 |
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■10:24
Khaopho Service Area という看板が出ていた。
「ふうみん」の記憶では、こう云う施設は2号線にあるだけだ。
とりあえず、スタンドもあるようなので休憩しょう。 |
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■10:29
サービスエリアのガソリンスタンドで給油する。
★給油DATA
860バーツ、
30.8L、1L/27.9バーツ。 |
前日のガス入れから燃費を計算してみる。
481キロ÷30.8ℓ=15.6キロ/ℓ
…すごく燃費が良い!うれしいネ。 |
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■10:53
このサービスエリアから出る時は、注意が必要だ。
「ふうみん」は、上記のスタンドの横から出たら、何と来た方向のプラチュアプキリカン方面に向って走っていた。
慌てて、Uターンして戻る。
そして、チュンポン県に入る。 |
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■11:30
チュンポン(Chumphon)とはタイ語で「合流点」を意味する。
ここを右折すると、4号線でラノーンやプーケット方面に行き、直進すると41号線でスラターニーやハジャイに行く。
日本でいう「追分」のような地点で、クラ地峡の東端に位置する。
普通1桁国道の方が、2桁国道より道が良いが、ここは反対なので注意が必要だ。 |
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■11:32
チュンポンを右折すると、4号線でラノーンまで112キロの表示板が出ている。
ホアヒンから、ここまですごく順調に来た。 |
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■11:47 4号線は片道1車線だが、思っていたよりアップダウンが少なく走りやすい。だが、レストランなどの店の姿はない。 |
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■12:08
ガソリンスタンドに併設された食堂に入る。 |
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■12:08
屋台で鳥をあぶり焼きにしていた。
とても旨そうな匂いがする。
買おうとするが、まだ焼けていないと言う、残念だ。 |
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■12:12
食堂でクァイティアオを注文し、スタンドの売店からビールとコーラを買って来て、今日の昼飯だ。
クァイティアオは1杯20バーツ。 |
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■12:36
さあ出発しょうとしたら、鳥が焼けたと言う。
1羽もらう。値段は130バーツ。 |
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■12:47
少し走るとラノーン(Ranong)県に入る。
ラノーンはタイで一番雨季が長く8ヶ月もあり、雨量の多い県だ。
ラノーンという地名は、英語の「rain on」が訛って付けられたと言われている。
アンダマン海をから水分を多く含んだ雲が、1千メートル以上の山脈にぶつかり、その水分を含んだ雲が雨となってラノーンに降り注ぐ。 |
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■12:50 クラブリ市内を走る。何か、雨が降ってきそうだな。 |
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■13:00 この辺りがクラ地峡(Kra Isthmus)だ。クラ地峡とは、タイ湾とアンダマン海に挟まれたマレー半島の最狭部を形成している陸地部分の事で、幅わずか44キロしかない。
地峡とは、海峡の逆で水域にはさまれて細長い形状をした陸地の事。 |
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■13:21
4号線を右折して、ファチの丘(Khao Fa Chi)の細い道を登る。
段々と狭くなり、対向車が来たらすれ違えない道だ。
ここから眺望した、タイとビルマ国境の写真をタイの旅行雑誌「Trips Magazine」で見て、以前から是非行きたいと思っていた。 |
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■タイの旅行雑誌「Trips Magazine VOL.10 NO.116 JUNE 2006」に掲載されたファチの丘(Khao Fa Chi)の写真。 |
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■13:32
やっと頂上に着きビューポイントを目指す。 |
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■13:33
残念ながら、靄っていて何も見えない。
すごく、残念だ!…こんな雨季に来た「ふうみん」が悪いのだが。 |
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■13:33
頂上の入り口には鍵がかけられ、Uターンするのが大変だった。 |
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■13:47 仕方がない、ラーウン川に架かる橋から、タイとビルマ国境を望む。正面の山並みはビルマだ。
この近くに第二次世界大戦時の旧日本軍の基地があり、ビルマに進駐している部隊の補給を行う港として使用し、今でも軍艦の残骸があると言う。 |
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■13:47
先ほど行った、ファチの丘を眺める。
「ファチ」とはタイの伝統的な食品に似ているところから名付けられた。
とりあえず、旧日本軍の基地を捜そう。 |
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■14:18 旧日本軍の基地を捜していたら、靄が晴れた。もう一度ファチの丘に登ろうと、「yayo」が車を飛ばす。
ファチの丘の頂上から眺めた景色。クラブリ川(右)とラーウン川(左)の合流地点が一望でき、向って右側の対岸がビルマになる。残念ながら少し靄っているが、先程までは全く見えなかったのだから文句は言えない。 |
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■14:19
撮影に没頭する「ふうみん」。 |
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■14:27 ファチの丘の頂上から少し下ると、反対側の景色が見えた。クラブリ川を挟んだビルマ(上)とタイ(下)、すごく雄大な景色だ。
こんな景色を眺望していると、改めてタイの辺境に居るなあと強く実感した。 |
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■14:28
庭先に干してある、これは何だろう?
「yayo」と二人して頭を捻る。 |
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■14:48
旧日本軍の基地は何処にあるのかと探す。
とうとう分らず、あきらめてラノーンに向う。
その途中に滝があった。
Punyaban Waterfall は、雨季で水量も多く見応えがあった。 |
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■15:06
4号線に別れを告げて、412号線でラノーンに向かおう。 |
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■15:06 この信号を右折するとラノーンの市内に入る。ホアヒンから約500キロ近くを順調に来れたね、と隣の「yayo」に同意を求める。 |
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■15:16 市内に入り、まずは今晩の宿のロイヤルプリンセスホテル(Royal Princess Hotel)の場所を確認した。
そして、明日予定しているビルマへの日帰り旅行の為、イミグレと船着場の場所を確認しにラノーン港に向う。 |
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■15:20
ラノーン港の魚市場の隣にビルマ行きの船着場があり、沢山のロングテールボートが舫われていた。
横に駐車場があるのを確認。 |
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■15:29
イミグレは少し離れた場所に在った。
明日は、まずここで出国手続きだ。 |
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■16:01
道路標識にHot Spring の表示があったので向うが、何度も道を間違える。
おかしいな~あ!市内から7キロもある。もっと近くの街の中にある筈なのに。
やっと見つけたら、誰も居ず閑散としている。温泉はラノーンの観光名所なのにおかしいな~あ!と疑問を感じホテルへ。
有名な温泉は「ボーナームローン」といい市内にあった。 |
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■16:25
ロイヤルプリンセスホテル(Royal Princess Hotel)にチェックイン。 |
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■16:30
部屋に入ると、ウエルカムフルーツが置かれていた。 |
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■16:31 ホテルの部屋から眺めた東方向のラノーン市内の様子。山が近く緑が多く、きれいでまとまった街だ。 |
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■16:31 ホテルの部屋から眺めた南方向のラノーン市内の様子。 |
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■18:20 ラノーンの街中を夕食のレストランを探してドライブする。街の高台にある、許泗漳の住居が公園になったナイカーイラノーン(Nai Khai
Rannong)。 |
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■18:30
なかなか適当なレストランが見つからない。
一旦ホテルに帰ろう。 |
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■19:25 かなりの雨が降っているので、夕食はホテルの入り口近くの食堂に行く。多くの客がいる食堂に入り、席に着いてまずはビールを注文したら「無い」と言う。理由を聞くと、店主は「ムスリム(イスラム教徒)」だと言った。
…じゃあ仕様がない、数軒隣の食堂に入り直し「ビール!OK」と聞く。大丈夫なのでこの店にしよう。おかずの種類も多そうだ。 |
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■19:31
たくさんの料理の中から指差しで注文し、ビールを飲む。
500キロの移動の後の夕食。ビールが五臓六腑に染み渡る。 |
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■19:47
食堂の店内の様子。 |
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■19:54
外はかなりの雨で、食堂の前の道路は冠水している。
この道路には大きな穴が開いており、時たま大きな音を立てて底をぶつける車がいる。
…いかにも、タイだな~あ。 |
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■20:38
ロイヤルプリンセスホテルのプールに隣接されたジャグジーは温泉水だ。
ほのかな硫黄臭がし、まったりとしたお湯は間違いなく温泉だ。
温泉の好きな「yayo」は、プールと温泉を替わりばんこに入り、ご満悦だ。 |
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■20:41
「ふうみん」はのんびりと温泉三昧だ。
こう見ると、日本の露天風呂と変わりは無い。
ただ、残念なのは水着を着用しなくてはならない事だ。 |