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5:00
アンコールワットのサンライズを見る為に、昨晩頼んでおいたタクシーが時間通り、4:50ホテルに迎えに来た。
アンコールワットに行く途中のチケットチェックポイントで7日券を購入した。値段は60ドルだ。
この6月から、発券するパソコンのカメラで写真を撮られる。
今までは、持参した写真を使用したが偽造防止のために、この場所で写真を撮り発券するとの事だ。
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5:10
アンコールワットに到着。西塔門越しにシルエットが浮かび上がる。 |
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5:12
西参道を歩きながら後ろを振り向くと、まだ出ている月の下、次々にバスやタクシーなどで見物客が押し寄せる。
今日は日曜日なので見物客が多いのか、それともいつもこんなに混むのかな? |
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5:14 西塔門に向って歩いていくと、門の開口部に今まで全く見えなかった、アンコールワットの中央祠堂のシルエットが浮かび上がる。
とても、ドラマチックな演出だ。素晴しい視覚表現だ。 |
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5:14
西塔門を抜けると壮大なアンコールワット全体のシルエットが、朝焼けに彩られた雲の中に浮かび上がる。
感動的な瞬間の映像だ。
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5:20
アンコールワットの中心部に向って左右にバライ(聖池)があるが、水のある左側のバライに行く。
バライの水面に映るアンコールワットのシルエットは定番の撮影スポットだ。 |
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5:26 朝焼けに彩られた雲の中に浮ぶ、アンコールワットの中央祠堂のシルエット。
形容する言葉を失うほどの、見事なまでの神秘的、幻想的で荘厳な一瞬だ。 |
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5:41
アンコールワットの本殿に入る。
連子状の偽窓とデヴァターが薄暗い中に浮かび上がる。
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5:44
朝日が西塔門に当り、黄金色に輝く。
サンライズの観光客が参道を歩いて、続々と本殿に向って来る。
我々は一旦ホテルに戻り朝食としょう。 |
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6:22
ホテルに戻り、部屋の窓から東側を望む。朝日が出、空が青い。雨季だというが天気は大丈夫そうだ。
毎朝、この角度から定点観測しょう。 |
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6:27
ホテルの1階のレストランに向う。
中に入って思わず、「yayo」に向ってつぶやいた。「ビュッフェスタイルだ。良かったね!」
「ふうみん」は東南アジアを旅していて、ホテルに泊まる大きな楽しみの一つが、このビュッフェスタイルの朝食にある。
大体、何処のホテルも品数が豊富で味もいい。
ゆっくりと時間をかけて朝食を堪能する。
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6:59
タクシーが迎えに来るのが8:30だ。
腹ごなしにホテルの周りを散歩する。
ホテルの隣はナイトクラブでその隣がVIVAというメキシコ料理のレストランだ。 |
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7:02
シェムリアップ川沿いの遊歩道を歩く。
川の水は茶色で光を受けて、鏡の様に水面に景色が投影されている。
橋の名前はオールドマーケットブリッジという。
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7:04
オールドマーケット(Psar Char)の中に入る。
アジアの市場はどこも好きだ。この匂い、この活気、朝の元気をもらえる。
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7:08
乾物屋だ。吊り下げられたソーセージが独得の臭いを放っている。 |
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7:10
昨晩、満員だったRed Pianoの早朝は静かだ。
Red Pianoは南国ムードたっぷりのオープンカフェで、アンジェリーナ・ジョリーが「トゥームレイダー」の撮影時に通った事で有名な店だ。
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8:21
ホテルの窓から外を眺めていると子供たちが騒ぎながら通り過ぎていく。
ほとんどの子供は上半身裸だ。貧しそうだが、皆元気だ。
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Angkor Wat |
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年代 : 12世紀前半
創建者 : スールヤヴァルマン2世
宗教 : ヒンドゥー教 |
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9:11
8:30に迎えのタクシーが来た。まず、行き先はアンコールワットだ。
アンコールワットでは、ナーガのお出迎えだ。
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9:22
森本右近太夫一房の墨書を捜す。なかなか分らない。やっと見つけた。
ポルポト時代前までは、ほとんど判読出来たと言うが、今ではほとんど判読不可能だ。
専門家によると日本人の墨書跡が14ヶ所確認できるという。年代は1612年から1632年までの20年間。
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9:27
デヴァターの群舞像のレリーフ。
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9:49
青空に映える中央祠堂と僧侶。
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10:02
中央祠堂のある第三回廊への階段は急角度である為、ほとんどの観光客は唯一手すりの付いている南側の階段を利用する。
そのために、この階段は常に混雑している。
カンボジアかタイの観光客はそんな事をお構いなしに、お熱いところを写真に撮る。
まあ、待っている人も怒らない。のんびりとしたものだ。
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10:21
話には聞いていたが、韓国人観光客の多さには驚いた。シェムリアップに来ている観光客の半分以上を占めていると思われる。
その次は中国人だ。その反面、日本人観光客の少なさにも驚く。
その韓国人観光客のマナーは決して良いとは云えない。国民性かな?
ここ有名な「乳海攪拌のヴィシュヌ神」のレリーフの前を長時間占領して、大きな声で熱演する韓国人ガイド。
…いいかげんに早くどけよ!写真が撮れないよ! |
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10:49
第一回廊南面西側にある、アンコールワットの創建者スルーヤヴァルマン2世像。
アンコールワットの回廊壁画の撮影が難しい。なかなかプロのような立体感のあるいい写真が撮れない。…当たり前だ。 |
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11:05
11時を過ぎたら、あんなに沢山いた観光客がいなくなった。
アンコールワットの中に、一瞬ではあるが静寂な時間が訪れた。 |
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11:07
腕を組んだダヴァター像。
アンコールワットには、多彩なデヴァター像が2000体も在ると云う。
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12:40
9時から12時までの3時間、アンコールワットを見学した。流石に疲れた。
アンコール遺跡に特別の興味の無い「yayo」は2時間もすると疲れて、日陰の風通しの良い回廊の脇に座って休んでいた。
アンコールワット前の食堂に入る。店の名前はRAKSMET BOPHA ANGKORという。
まずはビールを飲む。そして、チャーハンを頼むが味は平凡だ。値段は9.5ドル。
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Bayon |
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年代 : 12世紀後半
創建者 : ジャヤヴァルマン7世
宗教 : 仏教 |
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12:55
昼食を終えてバイヨンに向う。
バイヨンは不思議というか、奇妙な遺跡だ。
多分、数多くのクメール遺跡の中で、この様な様式の建築物は無いであろう。
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13:01
観世音菩薩像の四面塔は49もある。
この、観世音菩薩像の尊顔はジャヤヴァルマン7世だ。「王=神」の世界だ。
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13:01
黒い慈悲深い観世音菩薩像が灼熱の太陽の下、青空に映える。
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13:10
デヴァダーはアンコールワットと異なり、一体づつ彫られている。 |
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バイヨン寺院の回廊から上を見上げると、観世音菩薩像の四面塔が。
まるで、迷路に迷い込んだような錯覚におちいる。
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バイヨン寺院の一番外側の第一回廊に彫られた、当時のクメールの庶民の生活。
闘鶏に興ずる人たち。
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13:41
バイヨンのアプサラがいい。
蓮の花の上で生き生きと踊る躍動感が、見事に表現されている。
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Baphuon |
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年代 : 1060年
創建者 : ウダヤディティヤヴァルマン2世
宗教 : ヒンドゥー教 |
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13:53
バプーオンに向う。「隠し子」と呼ばれる。
この寺院はかつてはバイヨンよりも高かったという。
「ふうみん」は、この寺院はかなり前から修復工事中との情報を得ていたので、もしかしたらもう終っているのか?と一途な希望を持っていた。
本殿に向う空中参道を歩く。この柱は円柱で、後世の王(ジャヤヴァルマン8世?)により、加えられたものだ。
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13:57
1954年からフランス極東学院により断続的に行われている修復工事はまだ終っていなく、残念な事に入場出来ない。
何か、入場出来無い事で急に疲労感を覚えた。
「yayo」もバテ気味なので、この近くの何件かの遺跡を見学予定で時間も早いが休憩としょう。
今日はホテルに引き返そう。
まだ、遺跡を見学する時間はたっぷりとある。
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South Gate |
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年代 : 12世紀後半
創建者 : ジャヤヴァルマン7世
宗教 : 仏教 |
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14:16
先ほど、バイヨンに向う途中に通り過ぎた南大門に向う。
観世音菩薩像の彫られた四面塔のある塔門だ。
城壁の高さは8メートルとチャンパ軍の侵略に対抗すべく堅牢に造られている。
その前には、お馴染の乳海攪拌のナーガを胴体を抱えた阿修羅と善神像が並ぶ。 |
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善神よりも阿修羅の方が味わいのある顔をしている。
この中に白っぽくはっきりとしている顔の像が半分ぐらい混じっているが、これはレプリカなので注意が必要だ。
ホテルについてタクシーの精算をする。30ドル+サンライズ5ドル。それにチップ5ドル。
明日も朝8時に、車をお願いする。
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19:56
何しろ、早朝のサンライズ見学から灼熱の太陽の下の見学。
すごい汗とそして疲労。なにしろ元気といっても、団塊の世代だ。
ホテルでシャワーを浴びて、遅い昼寝をする。
19時前にホテルを出、「VIPクメールマッサージ」に行く。1時間で6ドル+チップ1ドル。
シェムリアップのマッサージはタイよりかなり劣ると聞いていたので、マ〜ア納得の範囲内だ。
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昨晩の食事は失敗したので、色々なガイドブックで評判の高い「スープドラゴン」に行き、チュナンダイというカンボジア鍋を注文した。
このレストランはバーストリートの入り口にある。
1階のオープンエアのテーブルに座りアンコールビールを飲みながら、行き交う人々を眺めているだけで面白い。
評判どおりに美味しい。
値段は14ドル。
評価は★4つ。
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20:59
カンボジア鍋に満足しバーストリートを散歩する。
夕方からスコールがあったせいか、それとも日曜の夜せいか、昨日に比べ観光客は少ない。
遺跡を占領していた韓国人観光客はほとんど見かけず、ここシェムリアップの中心の繁華街の大半は欧米人で占められている。
そろそろ、ホテルに帰ろうか!
明日も遺跡巡りが待っている。
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