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南伊豆町の下賀茂温泉で、毎年開催される「みなみの桜と菜の花まつり」を見に行く。
「ふうみん」の亡き友人宅がここにあり、毎年お墓参りを兼ねて訪れている。
湘南バイパスを走る。
正面に大山が見え、数日前に降った大雪で山容は化粧されていた。 |
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小田原駅で友人の「さっぽろさん」と合流し、家人の「yayo」の3人で早川漁港の「わらべ菜魚洞 」で昼食を摂る。
「ふうみん」と「さっぽろさん」はアジフライ定食。
御値段は1360円。 |
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「yayo」は海鮮丼を選択。
御値段は1950円。
なかなか、おいしかった。 |
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伊東温泉の「毘沙門天芝の湯」に入浴。
源泉かけ流しで、泉質は単純温泉。
入浴料300円。 |
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「下賀茂温泉」に到着。
青野川の両岸2キロに渡って植えられた、早咲きのみなみ桜を見ながら散歩する。 |
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友人宅で料理自慢の奥様から、もてなしを受ける。
娘さんと「さっぽろさん」と「ふうみん」の3人で、日本酒の一升瓶をを1本半空ける。
「加賀鳶」の極寒純米辛口が好評で、2泊するなら次回から3本は必要だネ。 |
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夜も朝も大好きな「川端の湯」に入る。
ここは、地元の方しか入れないプライベートな温泉。
100度近い塩泉を山の水で調整する源泉掛け流しの温泉で、疲労と皮膚にとてもいい。 |
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今日は、我々3人で南伊豆巡りだ。いつも買いに行く「ひじきの店」の庭先に秋刀魚の丸干しがあった。この丸干しは、絶品の味で晩酌の友となった。 |
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松崎にある「長八美術館」に行く。
3館共通入館券700円。
高村光雲曰く
・・・伊豆の長八は江戸の左官として前後に比類のない名人であった。
殊に図取りといい、こて先の働きなどは巧みなもので、私はここでいかにも長八が名人であることを知った。 |
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入江長八は文化12年8月5日(1815年)伊豆国松崎村明地に貧しい農家の長男として生まれた。
生来の手先の器用さに腕をもって身をたてようと志し、十九歳の時に江戸へ出て絵を狩野派の喜多武清に学んだ。
彫塑の技を左官の業に応用し、漆喰を以て絵を画き或は彫塑して華麗な色彩を施し、新機軸をひらいて長八独特の芸術を完成した。 |
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続いて「岩科学校」を見学。
3館共通入館券700円。
重要文化財である岩科学校は、なまこ壁をいかした社寺風建築様式とバルコニーなど洋風を取り入れた伊豆地区最古の小学校。
明治13年9月に建てられた、洋風デザインの印象的な建物。 |
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当時の校長室。 |
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入江長八の「千羽鶴」。2階の日本間の欄間に、名工長八によってほどこされた千羽鶴が、一羽一羽形を変えて描かれている。
壁面より抜け出てくるかのように、日の出を目指して飛翔する姿の千羽鶴は、左官技法と色彩技法を融合させた長八作品の傑作の一つである。 |
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明治商家「中瀬邸」を見学。
3館共通入館券700円。
明治初期、呉服商家として建てられた中瀬邸は、数代のうちに財を成し大地主となった。
昭和63年に母屋や土蔵など7棟からなる邸を町が買いとり、現在にいたる。 |
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土蔵のなまこ壁が美しい。 |
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明治時代のポスターが飾ってある。映画ポスターのコレクターでもある「ふうみん」は、とても面白い。 |
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近くの食堂「松翠 」で昼食。
十割そばを注文。味の方は普通だった。 |
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大沢温泉「大沢荘山の家」。
入浴料500円。
那賀川支流の池代川沿いにあり、木橋の向こうに温泉施設がある。
源泉かけ流しで、300年の歴史を持つ透き通ったお湯は、肌を滑らかにし別名「化粧の湯」という。 |
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松崎から伊豆半島を横断して、下田の「爪木崎」に行く。
残念ながら、有名な水仙の盛りは過ぎていた。
爪伊崎灯台から、伊豆七島を望む。
駐車料500円。 |
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下田の市街に入り、「下田開国博物館」を見学。
入館料1000円。
日本開国に係る約2000点の資料・遺品の中から約1000点を入れ替え展示している。
1000円の入館料はいかにも高い、という印象。 |
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日米下田条約の「了仙寺」へ来た。
1854年(嘉永7年)、了仙寺は江戸幕府と東インド艦隊司令長官のペリー提督の交渉場所となり、全13箇条の下田条約を調印した。 |
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「ペリーロード」を歩く。
ペリーロードとは、黒船でやってきたペリー提督が了仙寺で日米下田条約締結の為に行進した道。
現在は、了仙寺から下田公園への約500m。
平滑川を挟み石畳の小道沿いには、なまこ壁や伊豆石造りの風情ある家並みが続いている。 |
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夕日を見たくて、下田から石廊崎を経由して「奥石廊 ユウスゲ公園」へ車を飛ばす。どうにか間に合った。「ユウスゲ公園」から海に落ちる夕日を鑑賞する。
・・・さあ戻って、川端の湯に入り加賀鳶で一杯やろう。 |
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今日は帰宅する日だ。青野川沿いのみなみの桜ともお別れだ。 |
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友人の奥様が、弓ヶ浜の「ヴィラ弓ヶ浜」にある、みなみ桜の原木を見に連れて行ってくれた。 |
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「ヴィラ弓ヶ浜」から眺めた、弓ヶ浜の景色。 |
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弓ヶ浜の隣にある、逢ヶ浜(おおのはま)という磯の海岸。ここには初めて行った。まだ、南伊豆にも知らない海岸がいくつかあるのだ。
写真の雀島には、大潮の干潮時に歩いて渡ることが出来るという。また、水平線上には伊豆七島が見え隠れする。 |
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少し遅くなったが昼食に、早川漁港に寄る。
行くときに寄った「わらべ菜魚洞 」は休み時間になり、仕方なく写真の建物内の食堂に入る。
店の名は忘れたが、愛想も悪く料理も不味かった。もうあの店には、絶対に行かない。
・・・「さっぽろさん」と小田原駅で別れ、旅も終わりに近づく。 |